「信頼性は折り紙つき」新生VERSUSからついに鍛造ホイールがデビュー!!
「RAYS WORLD TOUR」in シンガポール
「350馬力の13Bロータリーを搭載した軽トラ、現る!」ミッションはFC3S用、リヤサスはAE86用!?
世界初公開モデルに現地メディアも大興奮
国内のみならず、世界中のファンから支持されているホイールブランド・レイズ。特にアジア市場では高い関心を寄せられており、2017年から現地メディアやディストリビューターを招待し新製品をお披露目する「レイズ・ワールド・ツアー」を開催してきた。そして、3回目となる今回はアジアの中枢都市・シンガポールが舞台に選ばれた。
同社は、今年のFIA世界耐久選手権(WEC)でトヨタガズーレーシングとタッグを組み、2年連続総合優勝を果たすなど、レーシングホイールサプライヤーとしてワールドワイドな活躍を見せている。企業理念である“コンセプトイズレーシング”には、モータースポーツカルチャーを創造したいという思いがあると、レイズ・三根茂留代表取締役社長。
「当社は創業以来、レーシングホイールサプライヤーとして長年活動をしてまいりました。2 年連続総合優勝を果たしたWECでは、厳しい要求に対応するため膨大なコストと時間をかけホイールを開発していますが、優勝できたことに非常に満足しています。今、ホイールのレギュレーションが特に厳しいフォーミュラー1やWECでは鍛造マグネシウムホイールが許されています。このレースにおいて使用されている多くのホイールが、レイズ、BBS、OZ。レイズ、BBSはもちろん日本製ですが、OZに関しても、日本製の鍛造素材を使って参戦しているということがわかっていますので、つまりマグネシウム鍛造工法のホイールは、すべてメイドインジャパンとなります。世界で戦えるための商品開発とノウハウ、その歴史に裏付けされた信頼性がレイズの理念。そんな信頼性の証として、レイズ商品には、レイズブランドであることがわかるロゴとメイドインジャパンの文字を刻印しています」。
そんなレイズの2020年モデルがお披露目された今回のワールドツアーにおいて、一番の注目作がベルサスからデビューした鍛造ホイール“VMF C-01”。ベルサスといえば、デザイン性を追求した鋳造ホイールで、先に発表されたリボルブやサルヴァトーレにおいてもマシニング技術を多用したドレスアップ性に優れたブランドだ。
そもそも鍛造ホイールといえばスポーツホイールの代名詞であり、レイズであればボルクレーシングがその代表。そんな枠を解き放ち、鍛造でもファッション性を求めて開発されたのが、VMF、ベルサス・モード・フォージドだ。
テーマは「折り鶴」のような繊細かつ複雑な技術を用いて作るデザインホイール。「Origami」「Orizuru」は、世界でも通じる美しい日本の文化。その理念を注ぎ込まれたVMFは、今までの鍛造ホイールとは一線を画すルックスで、滑らかな曲線やコンケイブデザインを大胆に採用することで造形美の美しさを追求した。ホイールリムにはメイドインジャパンの刻印に加え、コンセプトである折り鶴も刻印されるなど、美しさ、そして信頼性も折り紙つき、というわけ。
また、昨今自動車メーカーのホイール開発においてよく聞かれるNVH(Noise Vibration Harshness)にもこだわり、解析テストによる実験結果では、純正と変わらない静粛性を達成している。つまり走行時における、タイヤやホイールの風切り音から発生する雑音や騒音、足まわりから伝わってくる振動などが抑えられているということ。
サイズ展開は20×8.5J~11.0J(9万4000円~13万4000円)で、発売は10月予定。ベルサスからの新作というよりも、VMFという新たなベルサスの誕生である。
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●その他の注目モデル
VOLK RACING GT090
GT3レース用に開発されたロードゴーイングモデルとして発売。スポークサイドに5軸加工機で横孔を開け、軽量化と視覚的な刺激を与える設計。高級スポーツカー、セダン、SUV をターゲットにした鍛造ホイール。21インチをラインアップ。
gram LIGTHS 57FXZ
来年参戦予定のTCRレース向けに展開するホイールの市販バージョン。 レーシングホイール由来のスポークシルエットを表現した、57FXXのアイデンティティを継承。インナーリムの強化など、剛性面も大きく向上されている。またスポーツホイールでありながら、表面をスパッタリング処理で艶感のある仕上がりに。
●問い合わせ:レイズ TEL:06-6787-1110
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