メルセデスのトト・ウルフ代表は、チームのドライバーであるバルテリ・ボッタスがフランスGPの決勝レース中に、無線で激しい口調でチームを批判したことを歓迎した。
ボッタスはレース序盤に3番手を走っていたが、トップ3の中で最も早くピットストップを実施。これでハードタイヤを履き、そのままチェッカーを目指すことになった。
■レッドブル2台に“カモ”にされ4位のボッタス、声を荒げた無線にも後悔はナシ?「自分の考えを伝えただけ」
対して当初2番手を走っていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ボッタスの1周後にピットストップを行ない、ボッタスの前でコースに復帰。さらに翌周にはボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンもピットに戻ったが、フェルスタッペンにアンダーカットされることになった。
メルセデスのふたりはフェルスタッペンに厳しいプレッシャーをかけた。しかしそのフェルスタッペンは、2ストップ作戦に切り替えることを選択。メルセデスに1-2のポジションを明け渡したものの、この2ストップ目でミディアムタイヤを履くとハイペースで飛ばし、残り10周というところでボッタスをオーバーテイク。さらに残り2周でハミルトンも抜き、優勝をもぎ取った。
そしてボッタスはフェルスタッペンに抜かれたばかりか、同じ1ストップでもそのピットストップのタイミングを遅らせたセルジオ・ペレス(レッドブル)にもオーバーテイクを許し、4位でのフィニッシュとなった。
ボッタスはチームとの無線交信で「なんで誰も僕の言うことに耳を貸さなかったんだ? これは2ストップだよと僕は言ったのに」と不満を口にした。そしてペレスに抜かれる前には「くそ! タイヤは完全に終わってるよ!」とも話した。
レース後に会見に応じたボッタスは、この無線内容についてはやりすぎたとは思わず、単に「僕が考えていることを明確に発言しただけだ」と語った。
このやりとりでチームとボッタスの関係が悪化するのではないかとも勘繰ってしまうが、メルセデスのウルフ代表は、ボッタスが自分の考えを明らかにすることには、何の問題もないと語った。
「彼は今、自分の思ったことを話し、内面に留めておかないということは、良いことだと思うよ」
そうウルフ代表は語る。
「我々は、今でも1ストップが良い戦略だったと信じている」
「しかしピットストップの後に激しい戦いをしたことで、タイヤにストレスをかけすぎてしまい、最後までもたせることができなかった」
ただウルフ代表は、4位に終わったにも関わらず、ここ数戦苦戦していたボッタスが前進したとして、そのパフォーマンスに満足したと語る。
「彼はレースの大部分で、ルイスやマックスと近いところを走っていた。正直に言って、彼は良いレースをしたと思う」
そうウルフ代表は語った。
「正直なところ、良い方向に進んでいると思う。もう少しの部分もある。タイヤマネジメントに関しては、ルイスと少し差があるね。今後数日をかけて、もう少し詳しく見ていきたいと思う」
「しかしバルテリがレースにどのように取り組んでいるか、そして予選では実際に進歩したように見える。そのことについて、我々は疑いを持っていない」
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