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愛車の履歴書──Vol9.吉田沙保里さん(後編)

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愛車の履歴書──Vol9.吉田沙保里さん(後編)

愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第9回。後編では、女子レスリングのレジェンドで、SUV好きを自認する吉田沙保里さんにランボルギーニ・ウルスを体験してもらった。

快適なウルスにイメージが変わる

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「ランボルギーニにSUVがあるのを知りませんでした! ウルス、カッコいいですね。デザインは好きです」

絵画館前の銀杏並木の新緑が眩しい季節。路上のランボルギーニ・ウルスと吉田沙保里さんの組み合わせに、カッコいい! と、筆者は内心思った。前編に登場した「ウラカン・テクニカ」は日本に上陸したばかりで、ナンバーを取得していなかったため試乗は叶わなかった。という事情もあってのウルスだったけれど、SUV好きということもあってなのか、吉田さんとウルスには通じ合うものがある、と見ていて感じた。

【前編はこちら】

今回は、安全第一ということで、助手席で体験してもらった。運転は筆者が担当し、外苑周辺を走りながら、「ANIMA」とランボルギーニが呼ぶ走行モード切り替えシステムを「スポーツ」に切り替えた。すると、迫力あるエンジン・サウンドがとどろき、「スゴい! これ、100km/hぐらいでているんじゃないですか!?」と、吉田さんもびっくり。

40km/hしか出ていないことを伝えると、「え?嘘? 信じられないくらいの加速感でした。ランボルギーニ、ヤバイですね(笑)」と、取材担当者にとってはありがたい感想をサラリ。

助手席の吉田さんを性能以上に感心させたのはインテリアだ。とくに、ブラウンのレザーを使ったシートの座り心地や、そのシートにあわせてコーディネートされたシートベルトのカラーに「おしゃれ!」と、うっとり。

オプションの「Bang & Olufsenアドバンスト3Dオーディオシステム」の臨場感のあるサウンドもお気に入りだった。ドライブ中、今井美樹さんの『PRIDE』をかけてみたら、「すごくいい音だから、もうちょっと音量上げてみませんか?」と、リクエストしてもらい、わがことのように筆者は感激した。

「ランボルギーニって、もっとエンジン・サウンドが騒々しくて乗り心地も悪いかと思っていましたが、ウルスはとっても快適でした。シートのマッサージ機構やサンルーフもいい感じです。長距離ドライブでも疲れ知らずでしょうね」

吉田さんのランボルギーニ対する印象は大きく変わったようだ。ANIMAもスポーツではなくノーマルの「STRADA」が好みとのこと。派手に、荒々しく乗るのではなく、ゆったりと、そして静々と走らせたいそうだ。

「目立ち過ぎちゃうと恥ずかしいじゃないですか(笑)」

どうしても気になるのはボディサイズ。全長×全幅×全高:5112×2016×1638mmであることを伝えると、

「う~ん、私が普段、ひとりで乗って運転するのにはちょっと大変かもしれないですね。ウラカンよりはウルスのほうがSUVなので好みですが……」

では、吉田さんの理想の“ウルス・ライフ”とは?

「恋人が乗っていたら嬉しいかな。で、自分はちょっと小さなクルマに乗っていて、たまに恋人のウルスを運転したり、助出席に座ったりするような生活が理想かもしれませんね。いい人がいればいいんですけど(笑)」

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吉田さんはこれまでミドルクラスのSUVを乗り継いできた。前編でも紹介したように、「レクサスRXを購入してから、“SUV好き”」になったからだ。

SUV以外の所有経験もある。1台はトヨタの「ヴィッツ」だ。

「2008年に日本でおこなわれた世界選手権で優勝した時の副賞でいただきました。レスリングの大会の副賞でクルマをいただいたのはこの大会だけでした」

日産の「エルグランド」に短期間、乗っていたこともある。

「甥っ子や姪っ子を乗せる機会があったので、うしろが広いクルマがいいなぁと思って買ったんです。でも、ふだんはひとりで乗る機会がほとんどだったので、さすがにこんな大きなクルマは必要ないのでは? と、思い、兄にプレゼントしました」

はじめて買ったトヨタ「bb」と、その後のヴィッツ、エルグランドを除くと、あとはすべてSUVだ。

「RXの次はアウディの『Q5』に乗り換えました。ふと、“アウディがいいなぁ”と思ったのが買い替えのきっかけです。RXと違って乗り心地が硬かったのが印象的でしたね。ボディカラーは白にしました」

約3年乗ったQ5から前出のエルグランドの乗り換えたあと、ポルシェの「マカン」を選んだ。

「友人がポルシェに乗っていて、それがカッコよかったんです。私も次はポルシェにしよう! と、そのとき思いました。内外装も友人と同じ組み合わせがよくて、ボディカラーは白、インテリアは赤。どうしてもすぐに欲しくて、納期の早い新古車を探したんです」

白地に赤内装という、日本を代表するアスリートにぴったりな組み合わせのマカンは約3年愛用し、現在の英国製SUVに乗り換えた。吉田さんいわく「クルマは直感で選ぶかもしれないですね。メーカーやブランドにこだわりはありません」。

現在の愛車との生活はすでに2年が過ぎた。吉田さんの買い替え周期は約3年だとすると、次のクルマの候補はすでにあるのだろうか?

「気になるクルマはありますよ。まずはレクサスのSUVですかね。やっぱりレクサスの快適さが忘れられないんです。あとはメルセデスのSUVも気になります。GLEでしたっけ? あれはカッコいい! いずれにしても次もSUVをきっと選ぶと思います」

吉田さんのクルマ選び、クルマ好きから見ても納得で、趣味がいい感じがする。

あ、ランボルギーニはどうですか?

「私ではなく恋人に乗ってもらいたい1台としてとっておきます(笑)」

女子レスリング世界大会16連覇を達成し、“霊長類最強”をうたわれた吉田沙保里さんにとって、未達の目標。それはランボルギーニ(つまり、白馬)に乗る恋人との出会いかもしれない。

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吉田沙保里(よしださおり)
三重県津市出身。三人兄妹の末っ子として生まれる。3歳のときに、父が開いていたレスリング教室で、レスリングを始める。2002年に世界選手権初優勝を飾り、2004年アテネ・オリンピックで金メダルを獲得。2012年にはオリンピック3連覇を含む世界大会13連覇という、男女通じて前人未到の偉業を達成して、国民栄誉賞を受賞。2019年に現役を引退するまでに、女子レスリング世界大会16連覇、個人戦206連勝という大記録を残している。

衣装/
エナメルコート ¥198,000 パンツ ¥88,000 ウエストポーチ ¥14,300(すべて49AV JUNKO SHIMADA/ジュンコ シマダ)、ブラウス ¥37,400 ( L’UNE /ラトリエ・エム)、ロングブーツ ¥86,900 ピアス ¥13,200 (ともにLIVIANA CONTI /グルッポタナカ)

衣装問い合わせ先/
ジュンコ シマダ 03-5652-5650
ラトリエ・エム 03-6805-1215
グルッポタナカ 0120-135-015

文・稲垣邦康(GQ) 写真・角田修一 スタイリスト・間山雄紀 ヘア&メイク・高梨祐子 タレントキャスティング・落合真理(The Talent Group) 撮影協力・THE LOUNGE TOKYO

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みんなのコメント

23件
  • オウナーイナガキの連載は終了致しました
    皆さまありがとうございました
  • 日本で転がすにはデカ過ぎるよ
    駐車場でも停めづらいし
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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