RBのテクニカルディレクターであるジョディ・エギントンは、スペインGPで投入したアップデートが期待外れとなった要因として、フロアが問題だったと語った。
RBはコンストラクターズランキング6番手をキープするべく、スペインGPの週末に大きなアップデートを実施したが、マシンのバランスを損なう結果となってしまった。
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エギントンは、アップデートの効果を鈍くする主な要因を特定するためにチームが行なったプロセスについて詳しく説明。当初はリヤウイングのフラッタリング(バタつき)が原因ではないかと考えられていたものの、コーナーでフロアがパフォーマンスを失っていたことが分かったという。
エギントンはヨーロッパでの3連戦、特にオーストリアGPがスプリントイベントだったことからパッケージの評価は難しかったものの、チームの調査結果には満足していると語った。
「特定の効果をターゲットにしたアップデートがあった。我々はまだ、すべての領域で荷重(ダウンフォース)を改善しようと試みているが、コーナー進入、ブレーキング時の安定性やクルマの回頭性など通常の改善により少し集中していたんだ」
エギントンはmotorsport.comの独占インタビューでそう語った。
「パッケージとして、すべてを引き出すことができなかったのは明らかだ。想定していた荷重は出ていたが、コーナリング中のスピードとのバランスにおいて、我々が望んでいた以上にクルマを切り離して(不安定にして)いたんだ」
「パッケージが荷重を生んでいることは間違いなかったが、それはバランスとのトレードになっていて、パフォーマンスを引き出すことができなかった」
「だからすぐに1台(の仕様)をロールバックして、オーストリアで比較を行なうことを決めた。今年のスプリントレースは、パルクフェルメのウインドウが2回開くから、2段階の実験をしたんだ」
「そしてシルバーストンでは、空力セットアップのベースラインができ、基本的にはフロアをロールバックした」
エギントンはフロアのデザインについて、たとえ最初のバージョンが上手く行かなかったとしても、それでもチームとしてさらに探求したいと思う側面があったのだという。
フロアのアップデートがうまくいかなかったことを残念に思ってはいるものの、どのF1チームにとっても、古い仕様に戻すことは自然なプロセスの一部だとエギントンは付け加えた。
「フロアは1ピースの部品だから、上手くいった部分もあれば、そうでない部分もある。それを分割する選択肢はない」
「アップデートを持ち込んだ最初のイベントで学びたいことがあるはずだ。でも我々はそれを直視し”洗浄”し、答えを見つけ、次に進んだ。だから、そのプロセスには満足しているよ」
「持っていたパフォーマンスをすべて発揮できなかったことには明らかに満足していない。しかし、実際にパフォーマンスを発揮できないよりはずっといい。今はあるコンフィギュレーション(設定・構成)に収束している」
「あのフロアから学んだことはたくさんある。良かった部分もあるから、それを次のフロアに活かそうと思う」
「ほとんどのチームが一度はそれ(ロールバック)をしている。すべてを手に入れられると信じるのは甘い。積極的に発展させようとしているなら、そういうものなんだ」
「すべてのパーツが採用されるとしたら逆に心配だ!」
「私なら『本当にそうなのか、もう一度見てみたくならないか?』と疑問に思うだろう。なぜなら経験的に、そうなる可能性は低いからだ」
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