メルセデス、CクラスのプラグインHVを発表

メルセデス・ベンツ日本は4日、Cクラスのハイブリッドモデル「C350 e アバンギャルド」および「C350 e ステーションワゴン アバンギャルド」を発表、2016年1月に発売する。メルセデス・ベンツのプラグインハイブリッドモデルとしては「S550 e」に次ぐ2車種目となる。

今回発表されたC350 e アバンギャルドは、「C250スポーツ」と共通の最高出力211ps、最大トルク350Nmを発生する2リッター直噴ガソリンターボエンジンと、最高出力82ps、最大トルク340Nmを生み出すモーター、6.2kWhのリチウムイオン電池を搭載し、これらを状況に応じて使い分けることで、ガソリン車やEV、ハイブリッドモデルのそれぞれ特徴を生かした走りと環境性能を発揮するのが特徴。システム全体で最高出力279ps、最大トルク600Nmで、EV走行可能距離は30kmとなっている。

このパワートレインは、回生ブレーキなどでバッテリーの充電を行い、充電設備がない場合でも電気モーターでの走行が可能。走行しながらバッテリーを充電する「CHARGE」モードでは、約40分でフル充電になるという。AC200V電源による充電時間は約4時間と公表されている。

トランクルーム容量はセダンが335リッター、ステーションワゴンは350リッター（後席格納時は1370リッター）を確保している。

装備・機能面では、“インテリジェントドライブ”の新たな機能として「インテリジェントアクセルペダル」を備える。これはモーターのみで走行するEVモードとエンジン＋モーターで走行するハイブリッドモードの切り替えをアクセルペダルの抵抗を増すことでドライバーに知らせるプレッシャポイント機能や、レーダーで先行車との車間距離や速度さを計測し、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させることでアクセルペダルから足を離す適切なタイミングをドライバーに知らせるダブルパルス機能などを備え、燃費向上や運転のストレス軽減に貢献する。

価格は、C350 e アバンギャルドが707万円、C350 e ステーションワゴン アバンギャルドは782万円。クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金を利用すれば、セダンでは最大17万円、ステーションワゴンでは最大13万円の補助金が受けられる。