日本最大級のイベントにインディアンモーターサイクルエリアが出現
「IKURA’s アメリカンフェスティバル 2024」(以下:イクラズアメフェス)が、7月28日に富士スピードウエイで開催されました。
【画像】「IKURA's アメリカンフェスティバル 2024」と同時開催された「インディアンライダースデイジャパン2024」の様子を画像で見る(60枚)
このイベントはタレントでソウルシンガー&カスタムプロデューサーとしても知られるIKURA(イクラ)ちゃんこと井倉光一さんが主宰する日本最大級のアメリカンモーターカルチャーの祭典で、アメ車やアメリカンバイクをはじめ、国産旧車、カワサキのZシリーズなどのマニアックな車両が全国から大集結しました。
今年の目玉のひとつとなったのは、同時開催されたインディアンモーターサイクル・オーナーとファンが集うイベント「インディアンライダースデイジャパン2024」です。イベント当日にはメインステージ横にインディアンモーターサイクルエリアが出現しました。
エリアの中心となるルーフ付き巨大スペースには、インディアンモーターサイクル専用の通称「インディアン村」が出現。オーナーコミュニティ「インディアンモーターサイクルライダース」(IMR)メンバー専用のエリアも設置され、広々とした屋根付きの憩いのラウンジはイベントを楽しむ際の活動拠点として利用されていました。
インディアン村の周囲には、先日フルモデルチェンジが発表された最新のスカウトシリーズをはじめ、ニューモデルをズラリと展示。
スカウトシリーズ最高峰モデル「101スカウト」の起源となった1928~1931年に生産されたヒストリックモデル、101スカウトもディスプレイされました。
ベンダーブースでは、埼玉県草加市でインディアンをメインにカスタム製作を展開する「フロウスタイルカスタム」、大阪の人気カスタムショップ「トライジャ」がプロデュースする電子制御音量可変マフラー「ジキル&ハイド」のブースなども登場。デモ車が並び、見応えのある展示となりました。
アパレル&グッズのブースも充実。“日本のヘビーオンスデニムの先駆者”として知られるデニムブランド「アイアンハート」が出展したほか、アメリカの老舗ワークブーツブランド「レッドウィング」などの人気ブランドが軒を連ね、ショッピングを楽しむ参加者で賑わいを見せていました。
カタムペイントのコーナーでは、アメリカのレジェンドピンストライパー、スティーヴ・カフカの「カフカ・スタイル」を継承する「Kidカスタムペイント」が出展。ヘルメットのネーム入れをライブペイントするなど、内容盛りだくさん! まさに村と呼ぶに相応しい、コミュニティースペースになっていました。
サーキットコースではスタンドライドにパレードラン、最新モデル試乗会も実施!
ドラッグレースなどが開催されているメインレーシングコースでは、プロスタントライダーSHINこと、木下真輔さんによる FTRでの迫力のエクストリームライドを実施!
縦横無尽に繰り広げられるスタントライドにスタンド席から歓声が上がり、拍手喝采! アメリカンスポーツバイク「FTR」のポテンシャルの高さを見せつけました。
お昼からは、一般参加の希望者が愛車で富士スピードウェイのサーキットを走る恒例の人気行事、バイクパレードにインディアンも参戦。主催のイクラさん、岩城滉一さんを先頭に愛車で一緒に走行し、スタンド席の観客は大いに盛り上がりました。
また、午後には試乗会を実施。好みの最新モデルでメインレーシングコースを走れるまたとないチャンスとあって大盛況! 時間枠いっぱいまで参加者で埋まり、サーキットでの試乗を楽しだようです。
全国各地からインディアンオーナーが大集合!
ちなみに、イクラズアメフェスのユニークなポイントが二輪駐輪場。メーカーごとのエリアがあり、駐輪場もモーターサイクルショーのように華やか。インディアンモーターサイクルでも専用パーキングが用意され、参加者たちの自慢の愛車が並びます。
ひと際目だったのが、「インディアンモーターサイクル北海道」ご一考。ツアーを組んでフェリー&自走で参加だ。メイン会場にライドインし、ロゴ入りトラックの前にズラリとオーナーのカスタムインディアンが並べられました。
「仙台経由で片道240kmを自走してきました。インディアンモーターサイクルはシンプルにモノがいい。パワーとトルクがあるから、シフトをあまり変えることなく6速のまま走れるんです。タンデムクルーズも楽なんです」。
インディアンモーターサイクルの魅力を語るのは、「インディアンモーターサイクル北海道」を擁する松村商会の代表、松村正樹さん。インディアン正規ディーラーとして江別市と札幌市近郊はもちろん、北海道全域をカバー。インディアンオーナーのLINEグループは100名以上が登録しているといいます。
「バイクに乗る楽しさを共有するために情報発信しています。みなさん気軽に情報を交換しています。北海道を中心に30名くらいで、150km以内の日帰りツーリングをすることもあります。花見やバーベキューなど家族で楽しめるイベントも盛んです。今回のようなイベントに参加しても正直、利益はありません(笑)。それよりも北海道発のバイクカルチャーを広めたい。インディアンは人と違うバイクに乗りたいという人にオススメですよ。カスタムやチューニングを楽しんでいる人もたくさんいます」。
松村さんの展望に、インディアンモーターサイクルの正規販売元であるポラリスジャパンの藤原裕史代表も賛同。インディアンモーターサイクルを販売するだけではなく、モーターサイクルに乗る楽しみを共有していきたいといいます。
「インディアンライダースデイジャパンは、イベントを楽しみたい方であればインディアン以外のバイクでも、誰でも入場無料で参加できるイベントです。他のイベントとの同時開催は初めての試みでしたが、今後もさまざまな形でインディアンを楽しんでもらえる場を提供していきたいと考えています」。
藤原代表は、中期目標(KPI)として2026年までに年間販売1000台を目指しているインディアンモーターサイクル。モーターサイクルで走る楽しさ、たどり着いた先で出会う美しい景色、それらを分かち合える仲間たちとの交流を通じて、インディアンモーターサイクルの魅力を広め、ファンを増やしていきたいとも話します。
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