普通の車よりハードルが高い購入審査!?
国産の中でもショーファードリブンセダンとしての要素が高いクルマとして有名なのがトヨタ「センチュリー」です。
【画像】「え...」これが国内最高峰の「センチュリー」です!(26枚)
さらにセンチュリーは2018年には21年ぶりにフルモデルチェンジがおこなわれ、ショーファーカーとしての最高峰の美しさと空間を提供するクルマとして磨きをかけました。
また2023年にはSUVスタイルの新モデルが追加され、政府の要人や皇室などVIPからの需要もますます高まっています。
そんなセンチュリーの製造過程は、無駄を徹底排除し時間の効率化を求めた従来のトヨタ生産方式とは大きく異なり、熟練の職人のみが生産に携わる独自の方式をとっています。
塗装ひとつとっても通常のクルマは4層構造の塗装ですが、センチュリーでは匠と呼ばれる熟練工が水研ぎをしながら7層まで仕上げるという手の込んだものです。
7層まで丁寧に研磨された塗膜は鏡のような美しさで、外装塗装時間だけでも約40時間もの手間がかかっているといいます。
もちろん組み立ても選ばれた熟練工が丁寧に時間をかけておこない、さらに完成後の検査では100本以上の蛍光灯と6つの人工太陽灯で徹底的に検査をおこないます。
そのため、センチュリーの月間生産台数は50台ほどと、限られた人にしか行き渡らないのが現状です。
このようなコスト度外視の製造過程やトヨタが目指した最高峰のおもてなしを施したクルマだけあって、価格はセダンで2008万円、SUVタイプで2500万円という国産車でも随一の高価格車として販売されています。
そもそも月産50台ほどと 限られた人にしか手に入らない
クルマを購入するには税金や保険料など法定費用のほか、整備費用などさまざまなコストがかかってきます。
そのため、クルマの購入費用は「年収の半分ほど」が目安となっており、センチュリーの場合だと4000万円から5000万円クラスの年収が必要になる計算です。
ただし、ショーファーカーを前提としたセンチュリーでは個人ではなく法人契約がほとんどのため、経費で購入することがほとんどといえるでしょう。
俗に言う「経費で落とす」ということですが、法人が支払う法人税は利益に対して23.2%ほどかかり、この利益に対して社用車として経費に計上すると法人税が節約されます。
ただし、新車で購入した場合には6年の償却期間が設けられており、1年で経費として計上できるのは2000万円の車両価格で計算すると約330万円となっています。
しかし、いくら節税になるとはいっても2000万円を超える車両価格とお抱え運転手にかかる給与を考えると一般的な中小企業では、かなりハードルが高いといえるでしょう。
さらにセンチュリー購入にはもうひとつ壁があり、すべてではありませんが事前に購入審査が設けられている店舗があるようです。
※ ※ ※
2000万円を超える価格帯で、手作業にこだわった生産体制であることから、販売店も慎重に対応するのも無理はないことかもしれません。
ましてや長年のトヨタの象徴ともいえるモデルでもあるため、購入の際に条件が設けられるのも当然といえるでしょう。
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みんなのコメント
フェラーリに関してもタマが残れば順番は回ってくるから(事前に売り手との身分照会など済ませてから並ぶ必要あり、これはハイブランドでは必須)
と言っても身分さえ確認されれば普通に購入に持って行くことは難しくないと思うけど。
乗り出し2300としてもS63の方が断然高い。
2300なら年収4000あればいけるかなー。
法人なら年商1.5億〜(減価率、粗利を見られるよ)で高収益なら
税務署に眩しい存在にはならないよ。