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祝・受注3万台突破!!! 絶好調 ホンダ新型ヴェゼルの魅力に今一度迫る!

掲載 更新 84
祝・受注3万台突破!!! 絶好調 ホンダ新型ヴェゼルの魅力に今一度迫る!

 今や国内新車の「売れ筋」ど真ん中となったコンパクトSUV。そのなかでも人気の中心的存在として引っ張ってきたホンダ ヴェゼルが2021年4月22日、2代目へと進化した。

 発表当初から大きく様変わりしたエクステリアを中心に何やかやと言われたものの、フタを開けてみれば事前受注開始から2ヶ月で2万9500台もの受注を獲得。最人気グレードはすでに納期が来年に延びるという(まあこれはホンダとしても早急に改善したいところだと思う)。

一度買ったらやめられないSUVの魔力とは? SUVの買取価格はやっぱり高い?

 4月7日に行われた試乗会の様子から、そんな新型ヴェゼルの魅力を今一度お伝えしたい。

●新型ヴェゼルのラインナップと価格
・e:HEV X(直4、1.5Lガソリンエンジン+2モーターハイブリッド)…FF:265万8700円/4WD:287万8700円
・e:HEV Z(直4、1.5Lガソリンエンジン+2モーターハイブリッド)…FF:289万8500円/4WD:311万8500円
・e:HEV PLaY(直4、1.5Lガソリンエンジン+2モーターハイブリッド)…FF:329万8900円/4WD:─

※本稿は2021年4月のものです
文・写真/ベストカー編集部 撮影/西尾タクト
初出:『ベストカー』 2021年5月26日号

【画像ギャラリー】24枚の画像でホンダ 新型ヴェゼルをじっくり見る

■新型フィットのプラットフォームをベースに生まれ変わったヴェゼル

 パッと見た印象は、「大きくなった!?」だった。

 実際の車体サイズを見ると全長4330mm、全幅1790mm、全高1590mm、ホイールベース2610mmで、初代ヴェゼルと比べて全長とホイールベースは同寸。

 全幅は20mm拡大された一方、全高は15mm低くなっている。

新型ヴェゼル。サイズはキックスよりもちょっと大きく、サイズ感としてはCX-30に近い印象。レネゲードと比べると全長は長いが、全幅、全高は小さく、レネゲードが大きく感じる

サイドビュー

フロントビュー

 新型フィットのプラットフォームをベースにしてホイールベースを延長するなどしている。フィットをベースにSUVを作り上げる手法は先代同様だ。

 ルーフラインを直線的にまっすぐリアエンドに向けて伸ばし、ウエストラインの高い位置にキャラクターラインもってきたプロポーションが「大きさ」を感じさせるのだろう。

 ラウンドしたルーフと斜めにスパッと切れ込んだサイドのエッジラインが印象的だった初代とは対照的。

バックドア、Cピラーは角度がついているものの、ルーフラインは直線的で、ウエストラインが高いこともあって全体的に“大きい”印象のプロポーション。全長は4330mmで旧型と同寸だ

新旧ヴェゼルのスペックを比較

 サイズ感としては旧型ヴェゼルとそれほど差はないので、ヤリスクロスやキックスよりは大きく、CX-30やC-HRに近いと思えば間違いない。

 輸入SUVだったらVW T-Rocやルノーキャプチャーがわりと近いサイズ感。

 JEEPレネゲードなどは全長こそヴェゼルよりも短いものの、全幅や全高が大きいため、ボリューム感がある。

 シトロエンC3エアクロスSUVやVW T-CROSSなどは全長が4200mmを切っており、1クラス小さいが、300万円を切る価格でヴェゼルのライバルとなるだろう。

■「スッキリ爽快」が開発の合言葉

 インテリアに目を移すと、インパネは高さを抑えた直線的なラインで室内は明るく開放的な印象。

 フィットと同じくセンタータンクの低床フラットフロアなので、旧型より全高が15mm低くなっても頭上スペースに不満はない。

直線的なインパネはワイドで開放感を感じさせる。ベージュのインテリアはPLaY専用カラー

 後席はルーフが後部まで高さを保った直線的ラインということもあり、旧型よりも広々感。

 さらに前席背もたれ後ろが湾曲するようにえぐられた形状をしているので、後席乗員も圧迫感を感じることなく、開放的でゆったりしたドライブを楽しめるはずだ。

 足元も前席下にスッと収まるし、ここがちょうどフットレストのように絶妙な角度になっていて足が落ち着くのだ。

 後席の居住性はクーペSUV色の強いC-HRよりいいのはもちろんだが、全長、ホイールベースともにちょっと大きいCX-30と比べても遜色ない。

前席

後席居住性は頭上スペースはコブシ1つ分。膝スペースは前席背もたれ後ろが湾曲しているためコブシ2つ分あって余裕を感じる。乗車モデルの編集部ウメキの身長は175cmだ

 後席は6対4の分割可倒で、フィットと同じように背もたれの前倒に合わせてリンク機構で座面が沈み込むので、低くフラットな荷室を作り出せるのはヤリスクロスやキックス、CX-30などのライバルSUVを圧倒する使い勝手。

 大きな荷物をたくさん積むなら、この荷室は嬉しい。

フィット譲りの室内は広くて使い勝手良好! シートアレンジについては画像ギャラリーを覗いてみてほしい

 パワートレーンはフィットにも搭載される1.5Lエンジンによるモーター駆動を主としたe:HEVがメインで、1グレードのみ1.5Lガソリンエンジンモデルが設定される。

「PLAY」以外の各モデルにプラス22万円で4WDが設定される。

 この4WDはいわゆるオンデマンドタイプだが、VSAシステムを活用した駆動制御によって悪路走破性の高さも自慢。

 最低地上高は旧型より10mmアップした195mmとなって、SUVの機動力も高まった。

 安全装備は、最新のホンダセンシングが全グレード標準装着され万全だ。

ヴェゼル&主な日欧米ライバルSUVスペック

【番外情報01】4WDはレスポンスよく走破性も高い

 モーグル路面を模した障害物を乗り越える。この状態はいわゆる「対角線スタック」の状態で、4輪でフロック状態でないと駆動力が抜けてしまう状況。

 この状態で一旦停止した状態からでもジワジワと接地輪に駆動力を伝達し、難なく走破することができた。特にモード切り替えなどの操作は必要ない。

片側前後輪がローラーに乗った状態でも、アクセルを踏み続ければ、最初は空転するが、ある時点で回転輪に制動がかかり、接地側の駆動力が伝わり脱出可能

【番外情報02】コネクトで使い勝手向上

 ホンダコネクトによりサーバーと繋がることによって、例えばスマホをキーの代わりにしたり、遠隔操作でエアコンを作動させたりすることができる。

 また特別な操作をすることなくカーナビ地図の自動更新や、使い勝手のいい音楽アプリや目的地検索アプリなどを使った快適な車内環境を楽しむことが可能。

 有料サービスとなるが、車内Wi-Fiにも対応しており、同乗者のスマホやタブレット、ゲームなどをWi-Fi環境で使用することができる。PLaYグレードには標準装備。

【番外情報03】ホンダアクセスの外観もカッコいい!!!

 ホンダアクセスによる純正エクステリアパーツ装着車。ブラックアウトされたフロントグリルで顔つきの印象が大きく変わる。

 パーツごとの販売なので、好みの部位だけの装着にも対応する。

フロントビュー

リアビュー

【画像ギャラリー】24枚の画像でホンダ 新型ヴェゼルをじっくり見る

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みんなのコメント

84件
  • 開発コンセプト『すっきり爽快!』

    ここのぐちゃぐちゃ言ってくる投稿者と真逆なのが面白いw
  • 高いグレードだと総額400万円近い。そんな車に見えないけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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