アルファロメオのF1ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィは、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの卒業生のひとりである。そのため、セバスチャン・ベッテルが今季限りでフェラーリを離れることが決まった際、後任候補として報じられた中に当然ジョビナッツィの名前もあった。
しかしフェラーリは結局、現マクラーレンのカルロス・サインツJr.をベッテルの後任として獲得することを決定。ジョビナッツィはフェラーリ入りすることはできなかった。
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そのフェラーリの決断についてジョビナッツィは、さほど落胆していないと主張する。曰くまだステップアップするには適切な時期ではないと感じているというのだ。
「僕はまだフェラーリの家族の一員であり、そのシートを獲得できる可能性があるリストに加わることができて本当に満足している」
ジョビナッツィはスカイスポーツF1のインタビューにそう語った。
「結局のところ、僕のキャリアの中で簡単なことは何もなかった。僕はいつも戦い、何かを取り戻すために、たくさんの犠牲を払ってきたんだ」
「僕はまだ、23戦しか戦っていない。だから、フェラーリに行くには正しいタイミングではなかったと思う。昨シーズンは1年を通じて成長することができた。でも今年はまだレースができていないので、僕にとってはとても難しい状況だ」
「僕はまだ若いし、その成長を続け、これまでのように戦い、懸命に働いていけば、将来その(フェラーリ入りする)可能性を手にできると思う」
ジョビナッツィは昨シーズン、アルファロメオでのフル参戦1年目を難しい形でスタートさせた。シーズン前半は8戦連続で無得点だったのだ。しかし後半戦では徐々に入賞を果たすことができるようになり、ブラジルGPでは5位フィニッシュ。ランキング17位でシーズンを終えた。
フェラーリに加わる良いタイミングじゃない理由について尋ねられたジョビナッツィは、次のように語った。
「僕はまだ、1シーズンしか戦っていない」
「チャールズ(ルクレール)が1シーズンしか経験せずに、フェラーリに行ったことはわかっている。でも僕の側から振り返れば、シーズン後半にはマシンにとても苦労した」
「ドライバーとしては成長できたと思っているけど、実際に結果を残すことはできなかった。それでもまだ、僕は今もフェラーリの一員だ。マッティア(ビノット/フェラーリのチーム代表)は僕を気にかけてくれているし、僕のキャリアをサポートしていると言ってくれている。これは本当に素晴らしいことだ」
「僕はまだ、アルファロメオで戦っている。そして、僕らは共に素晴らしい結果を出すことができると確信しているんだ。これが、今の僕の最大の目標だ。アルファロメオが、僕が今所属しているチームなんだからね」
「先のことは、まだどうなるか分からない。でもまだ、僕はフェラーリのドライバーでもある。将来的にはチャンスがあるはずだと確信している」
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