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ホイールディスクのデザイン次第でクルマの印象は180度変わる! じつは見た目だけじゃなく機能面でも重要な要素だった

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ホイールディスクのデザイン次第でクルマの印象は180度変わる! じつは見た目だけじゃなく機能面でも重要な要素だった

 この記事をまとめると

■自動車用のホイールのリムを支える円盤状の部分を「ホイールディスク」という

言葉は難しいし数字だらけでわかりにくい! 「素材・製法・構造・サイズ」までいまさら聞けないクルマのホイールの基本のキ

■ホイールディスクのデザインがホイールの表情を決める

■ホイールディスクのデザインには大きくわけて4つのスタイルが存在する

 ホイールのもっとも重要なパートが「ホイールディスク」

 自動車用のホイールは、タイヤをはめ込むリムの部分と、そのリムを支える円盤状の部分で構成されている。この円盤状の部分を、ホイールディスクという。

 車軸とタイヤの間に働く力は、このホイールディスクに支えられているので、剛性・強度が非常に重要な部分になる。

 同時に、このホイールディスクがホイールの表情を決めるので、ホイールディスクのデザイン、カラーがホイールの商品性をもっとも左右するといってもいい。そんなホイールディスクのデザインだが、大きくわけると4つのパターンがある。

 スポークホイール

 5~7本、あるいは8本以上(マルチスポーク)の細長い棒=スポークで構成されるタイプのホイールディスク。シンプルなデザインで、軽さと剛性を両立させやすい。放熱性も高く、スポーティな車種との相性がいい。

 メッシュホイール

 メッシュホイールは、スポークが網目状(メッシュ)にレイアウトされてるタイプのホイールディスク。スポーティでありつつ、高級感や大人っぽさも表現しやすく、セダンSUVミニバンなどに向いている。

 ディッシュホイール

 ディッシュホイールは、ホイールディスクが円盤状に広がっていて、基本的にスポーク部がないデザインになっている。スポークのように線ではなく、面で表情が作れるので、個性を発揮しやすいが、重量面では不利。車重の重いクルマや、SUVに似合うとされる。

 フィンホイール

 フィンホイールは細いスポークを20~30本とたくさん使っているホイールのこと。スポークが細いので繊細さがあり、ラグジュアリカーやレトロな感じのクルマに似合うホイールディスク。

 ディスクがセットされる位置でも印象はガラリと変わる

 また、ホイールディスクは、その取付位置でリムの深さも変わってくる。

 深い奥行きを出すために、リムの深さが深いディープリムに対応するのは、「O Disk」と呼ばれ、ビッグキャリパーの装着を前提に、ホイールディスク裏のスペースが深く確保されているのが「R Disk」。その中間の標準的なホイールディスクの位置が「A Disk」といわれている。

 これらとは別に、グループCのレーシングカーには、ホイールの表面にフラットなディスクを装着して、空気抵抗を低減させるエアロホイールが採用されていた。

 タイヤは大きな回転体なので、タイヤの周囲はかなり空気の流れが乱れやすい。そこで、タイヤとホイールによる乱気流を減らすために、ホイールリムカバーが考案された。

 このホイールリムカバー、空力的には優れていたが、ブレーキの冷却性に難があり、タイヤ交換作業にもデメリットがあったので、数年で衰退……。

 余談だが、ホイールハウスがCdに与える影響は大きいので、Cカーではリヤのタイヤやサスに直接風が当たらないよう、リヤタイヤをスパッツで覆い隠し、Cdを低減するデザインも取り入れられた。量産車では、ホンダの初代インサイトがリアスパッツを採用している。また、リヤスパッツは、リヤのダウンフォースも最大30%もアップすることもわかっている。

 市販車用のホイールでも、ボルクレーシング370や、ホシノインパルのプロメッシュグループCは、このグループCカーのエアロホイールのテイストを取り入れたデザインで注目を集めた。

 一方で、2022年にF1マシンのタイヤが13インチから18インチにサイズアップした際、F1のホイールにホイールリムカバーが復活(F1も1990~2009年にホイールリムカバーを装着していたが、2010年以降禁止されていた)。

 もしかしたら、市販車用ホイールでも、今後ホイールリムカバーが流行りだすかもしれない⁉

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みんなのコメント

17件
  • evo********
    夏冬タイヤを交換する人は、持ちやすい形状のがおすすめ。洗車時にも楽だよ。
  • CKT工房
    無駄に大きいホイール、不明輸入タイヤ、ブレーキは小さいスカスカ仕様
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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