30年経ったいまだからこそ再評価できる平成の隠れた名車を振り返る!
日本が絶頂期だったバブルの崩壊から約30年が経った。好景気だっただけにこの時代のクルマには初代セルシオやR32スカイライン、初代NSXといった日本の自動車史に残る名車が多い一方で、そういった名車の影で埋没してしまったモデルも多い。しかし、そういったクルマたちには約30年たった現在になると、無責任ながら現役時代よりも魅力的に感じるモデルも多く、ここでは90年代前半にデビューしたちょっと不遇なそんなクルマたちをピックアップしてみた。
本当に「このクルマから、クルマが変わった」世界をマジで震撼させた「初代セルシオ」
バブル時代の名残りを感じさせる大型スペシャリティクーペ
【1991年発売/トヨタ・ソアラ(Z30型)】
トヨタ・ソアラは日本専用の高級クーペとして登場し、初代モデルとその流れを踏襲した2代目モデルがそれぞれ大成功を収めた。1991年に登場の3代目モデルは、アメリカでのレクサスブランドの開業により、レクサスSCの車名でソアラとしては初めて輸出されるという背景もあり、ボディサイズを大幅に拡大。アメリカの風景でも際立つ個性の強いスタイルとなった。
また、機能面も日本では量販モデルとなる2.5L直6ツインターボ(中期型まで)に加え、3代目ソアラのキャラクターに相応しい4L V8のラインアップやアクティブサス仕様も設定された。
この3代目モデルは、日本ではバブル終焉に加えて、上品なスタイルだった2代目モデルからのあまりの変貌ぶりもあり成功とは言えなかった。しかし、3代目も2代目までと同様に速さ、豪華さといった当時のクルマに求められていた夢や憧れが詰まったいかにもクルマらしいクルマで、そのわりにはV8エンジン搭載車でも400万円程度のモデルもあり、今になると現役時代以上に魅力的に感じる。
また、同世代にはユーノス・コスモやアルシオーネSVXもあり、この2台も3代目ソアラとは違った方向ながら、それぞれに色褪せない魅力がある。
S13&S15に挟まれた3ナンバーモデル
【1993年発売/日産シルビア(S14型)】
大成功を収めたS13シルビアに続くS14シルビアは今でいうプラットホームを一新し、ボディサイズも5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへと大型化した。しかし、S14シルビアは基本性能こそS13シルビアから劇的に向上したものの、ボディサイズの拡大と内外装がS13シルビアほど魅力的ではなかったためなのか、販売は伸び悩み、S13シルビアのファストバック版となる180SXが併売されたほどであった。
しかし、今になるとS14シルビアも3ナンバー幅となるボディサイズにより、5ナンバー幅のS13とS15のシルビアより太いタイヤが履けるという強みを持つ。また、S14シルビアはターボ車のブーストアップでも燃料ポンプ、インジェクター、エアフロメーターの容量が足りず、容量の大きいものに換える必要があるというウィークポイントがあり、S15シルビアではそれが改善された。
走り派に受け入れられずCR-Xを絶版に追い込む
【1992年発売/ホンダCR-Xデルソル(EG型)】
初代、2代目モデルがピュアなFFのスポーツモデルだったCR-Xは、1992年登場でデルソルのサブネームが付いた3代目モデルで、電動タイプもあるメタルトップとなる軟派な2シーターオープンとなった。この変わり身によりCR-Xデルソルは2代目までのCR-Xオーナーからソッポを向かれ、オープン2シーターという面ではユーノス・ロードスターも強敵で、CR-Xはデルソルを最後に絶版となってしまった。
しかし、今になると軟派なCR-Xデルソルには現行車で例えるとコペンのような魅力があり、出るのが早過ぎたと言える1台だった。
時代がついて来られなかった? 流麗なマツダの4ドアサルーン
【1991年発売/初代マツダ・センティア(HD型)】
ルーチェの後継車となるセンティアの初代モデルは、ジャガーのようなイメージを持つ流麗なスタイルが大きな魅力だった。初代センティアは大成しなかったが、15年ほど前にベンツCLSが登場して以来、4ドアクーペスタイルのサルーンが増えているのを見ると、初代センティアの現代版があったら……と思うと、それはそれで魅力的。もしかしたら、マツダが来年投入するFR+直6エンジンとなるラージの4ドア車はそんなクルマなのかもしれない。
熱狂的なファンを生み出したスバルが誇る走り自慢の軽自動車
【1992年発売/スバル・ヴィヴィオ】
レックスの後継車として登場したヴィヴィオは、スバルの自社製軽自動車らしく、スムースな4気筒エンジン、4輪独立サスペンションなど、軽自動車とは思えない技術を投入したモデルだった。それだけに乗り味は軽自動車ながらコンパクトカーに限りなく近く、スーパーチャージャーを搭載したスポーツモデルの速さは刺激的だった。
そのためヴィヴィオには数こそ多くないものの未だに熱狂的なファンがおり、こんな軽乗用車が復活してくれたら喜ぶクルマ好きは多いだろう。
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