積算4688km まだ完璧ではない運転支援システム
レクサスLBXには、多くの運転支援システムが実装されている。それらは全般的に良く機能し、筆者とうまくやっている。
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ところが先週、理想的な姿勢で集中して運転していたにも関わらず、「姿勢を正して」と警告されてしまった。まだ、完璧な関係性は構築できていないらしい。
積算5390km 意外に広い荷室 好印象なe‐CVT
長期テストの開始以来、通勤や買い物などの短距離移動で活躍してきたレクサスLBX。先日ようやく、グレートブリテン島南部のオックスフォードシャーにあるモリーズ・モーテル&ダイナーまでの道のりで、運転体験をじっくり確かめることができた。
週末を使った、1泊2日の小旅行。レクサス史上最小のSUVの荷室へ、小さな子供のぶんも含めた、一式の荷物を載せることになった。リアシートの片側を倒す必要があるかと予想していたが、そんな必要はまったくなく、うれしい誤算といえた。
今までは、流れの穏やかな市街地を中心に乗ってきたが、高速道路でも3気筒ガソリンエンジンは静か。ハイブリッドのアシストは、充分に効果的だった。e‐CVTの仕事ぶりも、これまで試乗してきたトヨタやレクサスの中で、最も好印象なものといえた。
もう少し余裕が欲しい動力性能
と、序盤は順調だったのだが、モリーズへ到着するまでに、力強い加速を必要とする場面は何度も訪れる。そんな瞬間に、LBXの印象を下げてしまうパワートレインの振る舞いが現れた。
アクセルペダルを踏み込んで、エンジンを3000rpm以上まで回すと、粒の粗いノイズが車内へ響き出すのだ。上級ブランドのレクサスには、不釣り合いなものだと思う。
必要な速度へ達するまでには、相応の深さで右足を傾け続けることにもなった。動力性能には、もう少し余裕があっても良いだろう。
そして、目的地まで残り約2kmへ迫ったところで、幹線道路は渋滞していた。車列はビタッと止まって動かない。不思議なことに、小さな子供は渋滞するとグズり出す。それにつられて、大人もイライラしてしまうことには、共感いただけると思う。
ユルユル進み始めると、次はパーキングセンサーが鳴り始めた。これはLBXに限った制御ではないと思うが、こんな状況では普段以上に気に障ることは間違いない。
予定よりだいぶ長い時間をかけて、モリーズへ到着。モーテル&ダイナーの駐車場は綺麗に整備されていたものの、小さなクルマは初めての場所でも停めやすい。一旦降りて、残りの空間を確かめる必要もなかった。コンパクトさの利点を、改めて実感した。
LBXへ興味を示したゴルフ GTIの若者
この場所は、クルマ好きがドライブの拠点として利用することが少なくない。筆者のクルマ友だちの中にも、そうしている人が複数いる。どんな珍しいスポーツカーがやって来るのか楽しみにしていたのだが、今回はありふれたモデルが中心といえた。
日が傾いた頃、駐車場を再び確かめてみたが、充電器には数台のテスラが繋がっていた。ヒョンデ・アイオニック5も、エネルギー補充していたけれど。
翌朝は、フォルクスワーゲン・ゴルフ GTIに乗るグループが駐車場に集まっていた。LBXへ、興味を示してくれたようだ。
渋滞には揉まれてしまったが、モリーズ・モーテル&ダイナーはオシャレで素敵な場所だった。途中までの道のりも、混んでいなければ気持ちいい。駐車場も広くて停めやすい。そして、LBXに対する理解も深まったと思う。
積算6232km 押すと開くドアハンドル
レクサスLBXの車内側のドアハンドルは、少しわかりにくいようだ。初めてリアシートへ人を乗せた時、どうやってドアを開くのか聞かれたのだが、その時はあまり気にしていなかった。
ところが、その後に乗せた別の友人も、開け方でつまずいた。このドアハンドルは、軽く押すとドアが開く仕組みで、確かに普通の動きとは違う。もっと直感的なデザインであるべきかもしれない。それでも慣れてしまえば、こちらの方が簡単だと感じている。
テストデータ
気に入っているトコロ
アップル・カープレイ:スマートフォンと簡単に無線で連携できる。これだけで、日常が少し楽になると思う。
気に入らないトコロ
反応の悪いテールゲート:キーフォブのボタンを押しても、テールゲートはなかなか開かない。
テスト車について
モデル名:レクサスLBX ハイブリッドFWD プレミアムプラス・デザイン(英国仕様)
新車価格:3万5595ポンド(約676万円)
テスト車の価格:3万6265ポンド(約689万円)
テストの記録
燃費:10.3km/L
故障:センサーの故障
出費:なし
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みんなのコメント
後部座席の狭さがマジでエグい。
ローン組んでメインで使おうと考えてるオーナーは一旦冷静になった方が良いかも。