新型MINIクラブマンを発表 ボディサイズ拡大

ビー・エム・ダブリューは25日、都内で新型「MINIクラブマン」を披露し、11月7日に発売すると発表した。

新型MINIクラブマンは、従来のMINIモデルよりも大柄なボディを採用するワゴンモデル。従来モデルに比べて全長が290mm、全幅は115mm拡大しており、ビー・エム・ダブリューでは従来モデルがプレミアムスモール、新型はプレミアムコンパクトと区別している。

エクステリアは、MINIのデザインアイコンである丸形ヘッドライトや六角形のフロントグリルを採用し、MINIらしさを表現。リアは横型のテールライトが新しい雰囲気を醸し出している。なおリアドアに2分割式のスプリットドアを採用し、イージーオープナー機能装着車では、足を車両の下に出すと1度目に右側を、2度目には左側のドアを開けられる仕組みになっている。

インテリアは、クラブマン専用のまったく新しいデザインを採用したとのこと。大きな円をダッシュボード中央に拝した基本レイアウトは他モデルに共通するが、随所に新デザインを取り入れている。

ユーティリティ面では全幅が拡大したことにより、横方向のゆとりが大幅にアップしている。リアシートは40:20:40の可倒式シートを採用し、3分割に折り畳みが可能。ラゲッジフロアは2段階に調整でき、トランクルーム容量は標準状態で360リッターを確保する。

エンジンは、クーパーが1.5リッター直列3気筒ターボ（最高出力136ps、最大トルク220Nm）を、クーパーSは2リッター直列4気筒ターボ（最高出力192ps、最大トルク280Nm）を搭載する。トランスミッションおよび燃費はクーパが6ATで17.1km/L、クーパーSは8ATで16.6km/Lとなっている。

装備は、レザーシートや電動フロントシート、前車接近警告機能、衝突回避・被害低減ブレーキ、ヘッドアップディスプレイ、パーキングアシストなどを用意する。

価格はクーパーが344万円、クーパーSは384万円。