10月4~6日に静岡県の富士スピードウェイでWEC世界耐久選手権第2戦富士6時間レースが開催された。パドック、グリッドウォーク、グランドスタンド裏でのイベントは世界選手権ということもあり、国内レースとは異なるものが多かった。そんなWEC富士で見つけたトピックスをいくつかお届けする。
■パドックの様子
【動画】セナvs小林可夢偉、ケイ・コッツォリーノvsフィジケラなど随所でバトル勃発/WEC富士 決勝ハイライト
まずは土曜日のフリー走行中のパドックを歩いてみた。6時間の耐久レース、そして決勝日が雨予報ということもあり、どのチームもタイヤを何セットも積み上げているのが見られた。写真には写っていないが、テントの裏にはタイヤを保管するボックスもあり、まだほかにも準備されているようだった。
こちらはのしゃがんでいる方はタイヤエンジニアだろう。路面温度を計測器を使い確認している様子だ。国内レースではタイヤメーカーの方がピット側で測っているためあまり見られない光景だろう。
パドックを歩くたびにこの光景を目にしたのだが、頻繁にチェックしているのだろうか?それともタイミングが良かっただけ?
タイヤウォーマーも発見したが、あまり内側の構造を見たことがないため新鮮にうつった。電源をつなげば熱くなり、タイヤを暖められるのだが、何度くらいまで上昇するのだろうか。
また、タイヤウォーマーに色をつけているチームもあった。もちろん前後左右どの位置のタイヤか書いてあるのだが、急いでいるときは文字より色で判断した方が早くみつけられるはずだ。
こちらはWECオフィシャルパートナーのTOTALの燃料が入っているドラム缶だ。200リットルのドラム缶をフォークリフトで4本運んでピット裏に準備。6時間レースでかなりの量が使用されるのだろう。
フリー走行を終えた頃にはMedia Hot Lapsという、いわゆる同乗走行イベントが行われそれに参加した。ポルシェ、フェラーリ、アストンマーティンが走り、乗ったはアストンマーティンのDB11。
ドライバーはTFスポーツから参戦しているチャーリ・イーストウッドだ。乗る前は誓約書にサインし、初の体験ということもあり不安だったが、すごく楽しい経験ができた。
いきなり加速し、1コーナー手前で200キロ超え。深いブレーキングから1コーナーで横Gがかかり「クルマってこんなに速く走れるんだ」と思った。景色も楽しめ、コース上から見る富士山はまた格別だった。
WECのグリッドセレモニーガールとグリッドセレモニーボーイも登場し、決勝レース前に行われるピットウォークやセレモニー、イベントステージなどで活躍していた。
■グランドスタンド裏
グランドスタンド裏ではトヨタの歴代WEC車両が展示されていた。来季からはハイパーカー規定に変わるため、トヨタTS050ハイブリッドも今年で見納めとなる。
あまりお目にかかれないアルピーヌのA110も見つけた。といっても日曜日の朝にコース上でアルピーヌのパレードが行われ、多くのアルピーヌを一気に見ることになったのだがすごい光景だった。
イベントの様子もお届けする。イベントステージ前ではドライバーとファンも参加できる玉入れ大会が実施された。
まずはドライバー7名によるトークショーでファンを楽しませていた。外国人ドライバーはもちろん玉入れという日本の伝統行事を知っているわけもなく少し困惑気味だったが……。
LMP1クラスのドライバーが赤組、LMP2クラスのドライバーが白組に分けられ抽選で当たったファンとともに玉入れ開始。
赤組の籠を持つのはWECのキャラクターであるWECMAN。白組の籠を持つのはトヨタくま吉なのだが、山下健太がくま吉から籠を奪っていた。
玉入れを一番楽しんでいたのは終始笑顔であった、2019年FIA-F2チャンピオンのニック・デ・フリースだったように思えた。玉の数がわからなくなり両チームが勝利ということになったが、こっちの方が多かったと各ドライバーの勝負魂に火がついていた。
■決勝日のグリッドウォークとレース
決勝前に行われるグリッドウォークの様子だ。参戦している全マシンを眺めることができ、トヨタくま吉も楽しそうに撮影していた。
星野敏がスタートドライバーを務めたデンプシー・プロトン・レーシングのマシン前には、D'STATIONフレッシュエンジェルズの横田りかさんとチェカがいた。実はWEC富士に登場したレースクイーンは唯一彼女だけだったようだ。
インタビューをうけるのはポールポジションを獲得したTOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーだ。スタート前のトヨタTS050ハイブリッドとくま吉もお届け。
ハイクラス・レーシングから参戦している山下健太もマシンに乗り込む準備をしていたので撮影。くま吉はトヨタの2台だけでなく、こちらにも駆け寄り山下を激励していた。後ろにいるスタッフの『何をしているんだ?』という顔もいい味を出しています。
レベリオン・レーシングはブルーノ・セナがスタートドライバーだった。マシンの上にヘルメットが置いてあり、アイルトン・セナのものとよく似たヘルメットは目立っていた。
セレモニーでは、SYOアーティストの吉川壽一氏による「書」パフォーマンスも行われ、「富士」の文字が完成。このパフォーマンスはスタンドから見た方がよく見えて迫力があったのではないだろうか。それにしてもこの太い筆を操る姿はかっこよかった。
6時間の耐久という長いレースなこともあり、レース中はグランドスタンドにも足を運んだ。優勝した8号車は232ラップを周回したのだが、毎ラップ応援団が旗を振っており、6時間休まず応援している姿もまた素晴らしいものだった。
こちらは優勝した8号車TOYOTA GAZOO RacingのTS050ハイブリッドがピットに戻ってきたところだ。TS050ハイブリッドが富士でレースをするのも今年で最後なのだが、見事優勝を飾りドライバーは嬉しそうだった。
LM-GTE AmクラスではTFスポーツが優勝を飾った。Media Hot Lapsでドライバーを務めたチャーリ・イーストウッドを擁するチームだ。同乗走行で印象づいたチームだったこともあり、優勝会見後も再度お礼したが「No Problem」と紳士な対応だった。
優勝会見では4クラスの全ドライバーが出席。レース中に雨が降ったこともあり、どのチームにもドラマがあり、全員が喜びを語っていた。
レース後は各チーム次の現場に空輸するためコンパクトに片付けをする。あの大きなマシンカウルも綺麗にパッキングし次戦の舞台に送られる。次のレースは11月8~10日に上海国際サーキットで行われる第3戦上海4時間レースだ。
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