ランボルギーニとZ、ライトが一緒だった
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
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9月にティザー情報が発表されたホンダの新型Nワンは、フルモデルチェンジにも関わらず、細部をチェックしないと旧型との違いがわからないほどのキープコンセプトで周囲を驚かせた。
詳細が発表されていない現段階では憶測の域を出ないが、明らかに変更されている外板パーツは前後バンパーと灯火類程度に見受けられる。
さすがに新型Nワンほど従来の部品を流用した車種はあまり類を見ないが、実は細かな部品を他車種から流用した車種は少なくない。
よく知られる流用でいえば、1990年に登場したランボルギーニ・ディアブロのヘッドライトが知られるところだろう。
カウンタックの後継車種として登場したディアブロは、デビュー当初こそリトラクタブルヘッドライトを踏襲していたが、99年のフェイスリフトのタイミングで固定式ライトへと変更がなされた。
これは、一部の国と地域で終日のヘッドライト点灯が義務付けられたことによる措置と言われているが、その固定式ヘッドライトのベースとして白羽の矢が立ったのが、日産フェアレディZ(Z32型)のものだったのだ。
ちなみにヘッドライトレンズの上部には本来、「NISSAN」の刻印が入っているのだが、さすがにそれはマズイと思ったのかガーニッシュを装着してそこを覆っているのはご愛嬌だ。
ロータス/トヨタ関係性感じさせる流用も
ロータスの代表車種であるエリーゼにはトヨタ製のエンジンが搭載されており、逆にロータスがチューニングを手掛けたエンジンがヴィッツGRMNに採用されるなど、良好な関係性を築いている両社。
そのきっかけとなったのが、1981年に登場した2代目セリカXXだ。
このモデルのサスペンション開発をトヨタがロータス社に依頼したことが発端となり、翌年に登場したロータス・エクセルにはこのセリカXXのドアノブやホイールが流用されていたのだ。
ロータスとカローラレビンのテールも
87年にビッグマイナーチェンジを受けたエスプリのテールランプはE80系カローラレビン(前期型)のものがそのまま使われていることも知られるところ。
なお、エスプリにはクラシックミニのウインカーレバーも流用されており、大量生産大量販売が見込めないスペシャリティーカーの難しさを感じさせるポイントと言えそうだ。
2000GTのテールランプ、バスと一緒
そしてトヨタの少数生産のスペシャリティーカーとして知られる2000GTのテールランプは、なんとバスのものが使用されている。
1960年代に存在したK170B系と呼ばれるライトバスがその流用元であるが、流用されたのはレンズのみであり、ライトハウジングなどは2000GT専用となっている。
そのためほとんどバスの面影はなくなっている(そもそもライトバスのテールがすぐに思い浮かぶ人の方がもはや少数だろうが)。
意外と流用されがち? マツダの部品
マツダの部品流用として知られるのははやりロードスターだろうか。初代から3代目まで、フェンダーに備わるサイドウインカーは同じものが使用されているのだ。
ちなみにこのサイドウインカー、ロードスター以外にもいすゞ・ビークロスにも流用されている。
また、ビークロスには、ユーノス100のハイマウントストップランプやオートザム・キャロルのヘッドライトユニットなどが使われていた。
アストン マーティンとファミリアも
そして1994年に23年ぶりに「DB」の名前を冠したモデルとして登場した、アストンマーティンDB7にもマツダ車の部品が使用されている。
その1つがテールランプで、なんとファミリア・アスティナのものが使われているのである。
また、インナードアハンドルにはユーノスロードスターのものが使用されているのだが、どちらも巧みに融合しており、当該車種のオーナーでなければ気づかないほどだ。
そもそもベクターM12をご存知?
他にも90年代初頭にアメリカのベクター・モーターズ社が企画/設計をしたスーパーカー、ベクターM12には、ユーノスロードスターのフロントコンビランプが使用されていた。
奇しくも同車は前述のZ32ヘッドライトを使用していたランボルギーニ・ディアブロのエンジンを搭載したが、予想以上に需要が下回る。
わずか18台が(うち4台はレーシングカーのベース)デリバリーされるにとどまった幻のスーパーカーと言われている。
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