現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > プジョー、トタルとともにル・マン・ハイパーカー開発を正式アナウンス

ここから本文です

プジョー、トタルとともにル・マン・ハイパーカー開発を正式アナウンス

掲載 更新
プジョー、トタルとともにル・マン・ハイパーカー開発を正式アナウンス

 プジョーは9月18日、2020年のル・マン24時間耐久レースが行われている期間に合わせ、オンラインでプレスカンファレンスを行い、フランスの石油大手トタルとともに正式にル・マン・ハイパーカー(LMH)開発をアナウンスし、車両のシルエットイメージを公開した。

 すでに2019年12月の時点でル・マン24時間、そしてWECへの挑戦を明らかにしていたプジョー。ただ、その後LMDhやLMHなど、レギュレーションの変化などもあり、当初レベリオンとのコラボレーションなどが発表されたものの、その具体的な参戦計画ははっきりとされていなかった。

WEC:プジョー、ル・マン決勝前日の金曜日に2022年参戦計画の詳細を発表か

 そんななか、開催中のル・マン24時間に合わせ、プジョーはオンラインで参戦に向けた具体像を示すビデオを公開した。プジョーのル・マンウイナーである905、908 HDi FAPとともに、サルト・サーキットのストレートで話し始めたプジョーブランドのCEO、ジャン・フィリップ・インパラトとトタルのストラテジー/マーケティング&リサーチダイレクターのフィリップ・モンタンテームは、プジョーとトタルの25年におよぶ歴史、そしてル・マンを選んだ理由、LMHカテゴリーを選んだ理由を語った。

 プジョーによれば、LMHの選択については、空力的な自由度が挙げられるとしている。これによりプジョー・デザインのサポートを得ながら、ブランドのアイデンティティを採り入れることができるとしている。この日、新たなシルエットのイメージが描かれたスケッチが公開された。

 またこの車両は、トタルとともに開発された電気ハイブリッドハイパーカーとなることが明らかにされた。“ネオ・パフォーマンス”と称され、四輪駆動であるとともに500kwのパワーを誇る。全体的な構造、空力概念、エンジンアーキテクチャの決定がされた後、電気の使用、またハイブリッドに関するコンセプトが決定されたという。プジョースポールがこの開発段階のすべてに携わる。

「このカテゴリーは我々の市販車と技術の存在のすべてを象徴することができる。我々はガソリンと電気のハイブリッドによる新たな方法論とともに、耐久レースに復帰する。プジョー・スポールはすでにそのアイデンティティを変え、508・プジョー・スポール・エンジニアードという新たなハイパフォーマンスカーを生み出している」と語るのは、プジョーブランドのインパラトCEO。

 また、プジョー・スポールのWECプログラムを担当するオリビエ・ジャンソニは「車両はレギュレーションにともない四駆になり、最大200kwのフロントアクスルと電気モーターを備える」と説明した。

「合計で500kwの二駆の車両のパワーレベルと同等になるほか、現状のLMP1と比較して、車両は市販車に合わせ重く、また長く幅広になる。またレギュレーションは性能調整を含んでおり、限界を設定するが、全体的な空力効率をこえない限り、空力は開発における大きな余地を与えている」

 現段階で、新たなプジョーのLMH車両は空力コンセプトの確認を行い、エンジンのフレームワークを決定。さらにハイブリッドの機能を選択。今後は研究、プロトタイプの作成を経て、ベンチテストやコースでの開発を経て2022年のデビューを目指すことになる。

こんな記事も読まれています

純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
Auto Messe Web
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
AUTOCAR JAPAN
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
AUTOCAR JAPAN
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
乗りものニュース
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
グーネット
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
グーネット
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
レスポンス
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
WEB CARTOP
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
GQ JAPAN
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
GQ JAPAN
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
AUTOSPORT web
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
AUTOSPORT web
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
乗りものニュース
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
motorsport.com 日本版
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
くるまのニュース
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
VAGUE
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村