【クルマ物知り図鑑】名手スターリング・モスも驚嘆した韋駄天ミニ、1968年スズキ。フロンテSS

軽スポーツの真打ち、フロンテSSの登場

　ホンダN360の発売（1967年）がきっかけを作り、ダイハツ・フェローSSやスバル・ヤングSSが流れを決定した軽自動車のハイパワー＆スポーツ化は、1968年11月に発売されたスズキ・フロンテSSの誕生によって頂点を迎える。

　フロンテSSは、2輪の世界でスポーツモデルを作り慣れていたスズキだけに、ライバルメーカーとは次元が違う強心臓が搭載されていた。当時の軽自動車唯一の2ストローク3気筒エンジンは、まさにフルチューン。SS用ユニットは標準車とはクランク系から異なっていた。

Comments

[xqx********]

最高速度134.1km/hの車で750km区間を平均122.26km/hでというのは高速度道路とはいえ一般の車に混じってのことだからまさにドライバーの腕によるところが大きそう。

[lil********]

昔々、そこそこチューンの3Sでジムカーナやっとりました。トルクバンドは6000〜9000rpm、ローは半クラ状態でやっとりましたよ。今にして思えばセルダイ外しておいた方が良かった様に思いますよ。重たいコイル背負っているので8000rpmこえると爆発するなんて言われていたことを思い出しました。