この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2023に「易車(イチャー)」が出展
日本上陸もまさかの日本人向けに売るクルマじゃない!? 中国メーカー「紅旗」の秘密を日本COOに直撃
■「紅旗(ホンチー)」のフラッグシップセダン「H9」を展示した
■中国の自動車ブロガー「LIULIUGE」と共同でフルカスタマイズを施した1台だ
2基のジェットエンジンを搭載!
2月10~12日にインテックス大阪で開催された「第26回大阪オートメッセ2023」の6A号館奥には、中国の自動車情報サービス「易車(イチャー)」が出展。日本でもその上陸が話題となった、第一汽車の高級車ブランド「紅旗(ホンチー)」のフラッグシップセダン「H9」、それも、中国の自動車ブロガー「LIULIUGE」と共同でフルカスタマイズを施した、スペシャルな1台を展示したのだ!
唐の皇女・文成公主にちなんで「文成」と名付けられたこのモデルは、FRPまたはクラッシュカーボン製のパネルでフルエアロ化。前後左右のロアスカートや前後バンパー・フェンダーを装着しワイド化したうえで、バンパー中央下端からボンネット後端にかけて紅のイルミネーションを配した専用品に交換した。インテリアも、唐の時代より高貴とされている紅を基調とすることで、よりラグジュアリーなテイストに仕立てている。
これだけでもインパクト絶大だが、本当に驚くべきは走りのチューニング! 3.0リッタースーパーチャージャー付きエンジンに外付けエンジンコンピューターを介することで400馬力超とするのみに留まらず、なんとジェットエンジンを2基も搭載! 最高出力は不明としながらも、途轍もないパフォーマンスを備えていることだけは間違いないだろう。
また、自在にローダウンが可能なエアサスペンションを導入するのみならず、大幅に増強されたパワートレインの性能に合わせ、ブレーキやホイールも大型化している。そしてこれらのパーツはすべて、中国でデザイン・製造されたものだ。
オートメッセの会場ではこの「文成」が気軽に見られる状態で展示されていたこともあって、易車ブースは大盛況に。極めてレアな中国の旗艦セダン、それもフルカスタムカーに出会える機会は、もしかしたら二度とないかも?
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