現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > まるで190クラスの再来! 「最善」を尽くした新型メルセデス・ベンツCクラスは乗って安心、満足感の高いクルマの代表である

ここから本文です

まるで190クラスの再来! 「最善」を尽くした新型メルセデス・ベンツCクラスは乗って安心、満足感の高いクルマの代表である

掲載 更新 80
まるで190クラスの再来! 「最善」を尽くした新型メルセデス・ベンツCクラスは乗って安心、満足感の高いクルマの代表である

全車、電動パワートレーン採用。新型はSクラスの凝縮版

 新型Cクラス(W206)の先行予約がスタートした。欧州における正式発表が今年2月だったから、異例のスピードである。
 どのプレミアムブランドもそうだが新車の「タマ不足」は深刻だ。Cクラスも同様なのだろう。そのため、本来なら旧型(W205)の在庫を一掃するまで待たなければならなかった新型の日本デビューが早まった。

「こだわりのエンジン車」メルセデスAMG・A45Sの実力チェック。世界最強2リッター4WDファイターにもはや敵なし!?

 ラインアップは、セダンがC200アバンギャルド、C200・4マチック・アバンギャルド、C220dアバンギャルド、C350eアバンギャルドの4グレード、ワゴンはC200アバンギャルドとC220dアバンギャルドの2仕様だ。納車開始は350eを除くセダンが2021年秋(350eは2022年中ごろ)、ワゴンは2022年春を予定している。

 新型は、スタイリングも中身の充実度も、フラッグシップモデル、Sクラスの「凝縮版」に変身した。その意味で、まさに「190の再来」といえる。
 Cクラスの原点は1982年にデビューした190シリーズ(W201)である。190は当時のSクラス(W126)とよく似たエクステリアデザインと高度な設計で、「小ベンツ、ベビーベンツ」(1980年代におけるベンツとは=Sクラスを意味していた)と評された。190Eのすごさは、コンパクトなサイズの中にメルセデスの「最善の思想」が宿っていた点だった。

 Cクラスと名乗るようになったW202以降は、マーケットにおけるいっそうの販売拡大(世代拡張など)を目指すために、新たなイメージをまとって登場するケースが多かった。もちろん基本機能はメルセデス一流だったが、細部までSクラスに近づいたとは言い難かった。
 結果的にCクラスは最も売れるメルセデスに成長し、欧州Dセグメントの代表車として君臨することになる。
 ちなみに190から数えて第6世代となる最新型が登場するまでの間に、メルセデス自身も大きく変わった。いまやフルラインアップメーカーであり、Cクラスは、たくさんの弟分(FFコンパクト)を抱える、名実ともに「中核モデル」に成長した。
 いつかは Sクラスだった位置付けが、いまやいつかはCクラスでもおかしくなくなった。
 新型は従来以上にラグジュアリーに変身。内外装のデザインだけでなく、快適&安全装備の数々も最新Sクラスから受け継いだ。まさに「ザ・コンパクト・ベンツ」の原点に回帰した。

ガソリン/ディーゼル/PHVを設定。PHVはEV走行100km実現!

 新型Cクラス最大の注目は、全グレードが電動化された点だろう。200用のガソリンは1.5リッター直4ターボ(204ps/300Nm)、220d用のディーゼルは2リッター直4ディーゼルターボ(200ps/440Nm)。これに最大20ps/200Nmのブーストが可能な48Vマイルドハイブリッドシステム(ISG)を搭載する。PHVの350eは2リッター直4ターボ(204ps/320Nm)とモーター(120ps/440Nm)、そして25.4kWhの大容量リチウムイオンバッテリーの組み合わせだ。トランスミッションは全車9速ATになる。

 ラインアップ中、俄然興味を引くモデルが、驚異の電動パフォーマンスを特徴とする350eだ。満充電でのEV走行距離は、実に100kmと発表されている。多くのユーザーの日常利用は、ガソリンなしで対応できるスペックだ。納車はあと1年先になるが、待つだけの価値は十分にある。
 200および220dといった各ISGグレードももちろん魅力たっぷり。48Vマイルドハイブリッド化によって、いちだんとスムーズで経済的な走りを実現したことは確実である。

 ボディサイズはセダン、ワゴンとも全長×全幅4751×1820mm。旧型比でややロング&ワイドになったスタイリングは、まさにSクラス譲り。細部までSクラスの世界観が再現されている。機能もSクラスと同等だ。最新のインテリジェントドライブシステムや片側あたり130万画素というデジタルライトを積極導入。リアアクスルステアリング機構(4WS)やARナビゲーションといったセグメント初となる装備も数多い。
 新型Cクラスは、すべてがメルセデスの最新テイストでまとめられた理想的な1台といえる。快適なメルセデス・ライフのパートナーである。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

小さいジープはいかが? ブランド最小のSUV「アベンジャー」がEVで登場! 【新車ニュース】
小さいジープはいかが? ブランド最小のSUV「アベンジャー」がEVで登場! 【新車ニュース】
くるくら
[音を良くするコツをプロが指南]何はなくとも「スピーカー」を換えれば音は変わる!
[音を良くするコツをプロが指南]何はなくとも「スピーカー」を換えれば音は変わる!
レスポンス
サプライズは失敗したけど……セナに憧れたハミルトン、マクラーレン・ホンダMP4/5Bドライブに感激「これでレースに出れたらいいな笑」
サプライズは失敗したけど……セナに憧れたハミルトン、マクラーレン・ホンダMP4/5Bドライブに感激「これでレースに出れたらいいな笑」
motorsport.com 日本版
なんと電動過給のV型3気筒エンジン!! ホンダが全く新しい内燃機関搭載コンセプトモデルを発表!
なんと電動過給のV型3気筒エンジン!! ホンダが全く新しい内燃機関搭載コンセプトモデルを発表!
WEBヤングマシン
トヨタが劇的勝利でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得!ドライバーズタイトルは6号車ポルシェに【WEC最終戦バーレーン8時間】
トヨタが劇的勝利でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得!ドライバーズタイトルは6号車ポルシェに【WEC最終戦バーレーン8時間】
Webモーターマガジン
スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
レスポンス
ホンダ新型「ステップワゴン」マイナーチェンジは間近!? 「エアロ」モデルの“押し出し”感もアップ? デビュー3年目で「どう変わる」のか
ホンダ新型「ステップワゴン」マイナーチェンジは間近!? 「エアロ」モデルの“押し出し”感もアップ? デビュー3年目で「どう変わる」のか
くるまのニュース
「ランボルギーニは皆が必要としてないが皆に欲しいと思わせるクルマ」…デザイン・ディレクターが語るファイティングブルのDNAとは
「ランボルギーニは皆が必要としてないが皆に欲しいと思わせるクルマ」…デザイン・ディレクターが語るファイティングブルのDNAとは
Auto Messe Web
角田裕毅、F1サンパウロGPで予選3番手:これまで予選トップ5を記録した日本人ドライバーは5人
角田裕毅、F1サンパウロGPで予選3番手:これまで予選トップ5を記録した日本人ドライバーは5人
motorsport.com 日本版
世界初のPHEVスーパーSUV「ランボルギーニ・ウルスSE」、オセアニアで初公開
世界初のPHEVスーパーSUV「ランボルギーニ・ウルスSE」、オセアニアで初公開
LE VOLANT CARSMEET WEB
スバル『クロストレック』ストロングハイブリッドを雪上で体感せよ…ゲレンデタクシー2025を開催
スバル『クロストレック』ストロングハイブリッドを雪上で体感せよ…ゲレンデタクシー2025を開催
レスポンス
銀ピカボディの中にはキャンパーの夢が詰まっている! 移動秘密基地「エアストリーム」とは
銀ピカボディの中にはキャンパーの夢が詰まっている! 移動秘密基地「エアストリーム」とは
WEB CARTOP
アートと意外性が融合したデザイン空間! 「ポルシェ マカン」にインスパイアされた「ザ・フラット・バイ・マカン」オープン
アートと意外性が融合したデザイン空間! 「ポルシェ マカン」にインスパイアされた「ザ・フラット・バイ・マカン」オープン
LE VOLANT CARSMEET WEB
無敵のGT-Rを打ち破って表彰台を独占! 安くてバカッ速なマツダ・サバンナは伝説の名車だった
無敵のGT-Rを打ち破って表彰台を独占! 安くてバカッ速なマツダ・サバンナは伝説の名車だった
WEB CARTOP
山本尚貴、今シーズン限りでスーパーフォーミュラから”退く”決断を下す「持てる力を全て出し切ってSFを降りようと思う」
山本尚貴、今シーズン限りでスーパーフォーミュラから”退く”決断を下す「持てる力を全て出し切ってSFを降りようと思う」
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「フリード」の「キャンピングカー仕様」に反響多数! “断熱”&“電装”完備の斬新「車中泊仕様」! ロッキー2「マウンテンビレッジ」どんな人が買ってる!?
ホンダ新型「フリード」の「キャンピングカー仕様」に反響多数! “断熱”&“電装”完備の斬新「車中泊仕様」! ロッキー2「マウンテンビレッジ」どんな人が買ってる!?
くるまのニュース
ピックアップトラックなのにまるで「地を這う」低さ! 日産『フロンティア TARMAC』初公開…SEMAショー2024
ピックアップトラックなのにまるで「地を這う」低さ! 日産『フロンティア TARMAC』初公開…SEMAショー2024
レスポンス
新型「アウトランダーPHEV」発売記念イベント開催。CM出演の江口洋介氏とオーナーで柔道日本代表の角田夏実選手が登壇
新型「アウトランダーPHEV」発売記念イベント開催。CM出演の江口洋介氏とオーナーで柔道日本代表の角田夏実選手が登壇
carview!

みんなのコメント

80件
  • Cクラスが大きくなってEクラスの存在感が希薄になったよね。以前は日本で最も売れるのはEクラスと言われていたのに、今はCクラスに取って代わられちゃった。
  • エレガンスグリルの設定が無いのが残念です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

621.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.0550.0万円

中古車を検索
Cクラス クーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

621.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.0550.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村