中古車購入ガイド [2022.10.21 UP]
【スポーツセダン特集】あのモデルは今。2000年代初期の傑作車5選の相場は!?
実用性とスポーツ性能を高い次元で両立するスポーツセダンは、今でもファンが多い人気ジャンルだ。最近はハイパフォーマンスを謳うスポーツSUVというジャンルも確立してきたが、走りのクルマは背が低いにかぎる。重心高もそうだし、なによりセダンはカッコいいからだ。今回は、ちょっと古めの国産スポーツセダンを5モデル選んで紹介する。あのクルマ、いま買えるの?値段はどのくらい?そんな疑問に応えるべく、中古車相場を徹底調査してみた。
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スポーツセダンってどんなクルマ?
スポーツカーに近い運動性能や動力性能を持ちながら、セダン形状のクルマをスポーツセダンと呼ぶ。しかし、厳密な線引きはなく、スポーティな走りのセダンを総称することが多い。とはいえ、人気のあるスポーツセダンは特有のグレード名が与えられることが多い。例えば、「AMG」や「M」などはその代表例。国産車にもこのようなモデルが存在するが、ここ最近はセダン市場が下火ということもあり、絶滅危惧種になっている。スポーツセダンに乗るなら、中古車市場を探ることは不可避といえよう。
ホンダ アコード ユーロR(CL1型/CL7型)
ホンダ アコードがベースのスポーツモデルが「ユーロR」。ホンダといえばシビックやインテグラに設定される「タイプR」が有名だが、アコードには大人の走りを体現した「ユーロR」というネーミングが与えられている。2000年、6代目アコードに設定されたのが最初のモデル(CL1型)。なお、これと同時に姉妹車であるトルネオにも「ユーロR」が設定された。2002年には7代目アコード(CL7型)にも継続投入されている。CL1では220馬力の2.2L 直4+5速MTが搭載されたが、CL7は同じく220馬力だが2.0L 直4+6速MTが与えられている。
以前はリーズナブルな価格で買えるスポーツセダンだったが、ここ最近は高値を掲げる販売店も目立ってきた。中古車平均価格は、CL1が149万円、CL7が155万円と両者とも同程度。ただし物件数は後者のほうが圧倒的に豊富である。どちらも多走行車が多く、特にCL1の低走行車はほとんど流通していない。コンディションのよい個体は300万円オーバーと、新車時価格よりも高値が付けられる。今後も良質な物件は減っていくと考えられるため、探しているなら早めに検討を。
スバル レガシィB4(BL型)
スバルのミドルセダンがレガシィB4。4WDを活かした安定感のある走りが定評で、90年代~00年代にかけて人気を博したが、モデルチェンジを重ねるごとにボディは大型化し、現行型は北米市場のみの販売となっている。今回注目するのは、2003年に登場した4代目(BL型)。ティアドロップ(涙目)形状のヘッドライト、3ナンバー化されつつもスリムなボディラインが特徴。パワートレインは、2.0L(2.0R)、2.0Lターボ(2.0GT)、3.0L(3.0R)と各種設定されたが、スポーツセダンとして注目なのは、2.0Lターボと3.0Lだろう。前者が水平対向4気筒、後者が水平対向6気筒を搭載する。もちろん3ペダルMTも選べる。
発売から20年近く経過しているが、中古車は十分な量が流通する。ただし走行距離10万km超えの物件も目立ち、改造車も少なくない。同時代のアコード ユーロRより相場は低い傾向にあり、中古車平均価格はターボ搭載の「2.0GT」が61万円、ビルシュタイン製サスを装着する「2.0GTスペックB」は74万円、6気筒の「3.0RスペックB」は97万円となっている。豊富な物件と手頃な価格は、スポーツセダン選びの第一候補となるだろう。
マツダ マツダスピードアテンザ
2002年に登場した初代アテンザ。ボディはセダン、ワゴン、5ドアハッチバックの3タイプが用意されたが、セダンボディをベースにしたスポーツモデルがマツダスピードアテンザである。2005年から2008年と短い期間でしか販売されず、今となってはレアなモデルである。パワートレインは、2.2L 直4ターボを搭載し、272馬力を発揮。駆動方式は4WDで、6速MTが組み合わされる。4WD+ターボという成り立ちは、レガシィB4に近い存在だ。走りは上質で、日常の使い勝手も悪くない。
新車時はおよそ300万円のモデルだが、現在の中古車平均価格は120万円にまで下がっている。プレミア価格になっているわけでもなく、その性能を考えるとかなりお買い得といえる。ただし物件数が非常に少なく、見つけるのに多大な労力を要する。
レクサス IS F
2005年に登場したレクサスのミドルセダンがIS。それをベースに、2007年に設定されたIS Fは、レクサス初のハイパフォーマンスセダンである。パワートレインは、新開発5.0L V8を搭載し、最高出力は423馬力に達する。駆動方式はFRとなり、BMW M3やメルセデス C63 AMGに近い存在のモデル。トランスミッションは8速ATで、パドルシフトによる変速も可能となっている。内外装や足回りも特別仕立てで、サーキット走行にも耐えうる。レクサスブランドの高性能セダンゆえ、デビュー当時の新車価格は766万円と、相応のプライスが掲げられた。
さて、そんなIS Fも現在はかなり入手しやすくなっている。中古車平均価格は288万円と、新車時の半額以下。100万円台後半の物件もあるので、敷居はかなり下がった。しかし低価格帯にあるのは、走行距離10万km前後のものが中心となるため、コンディションにこだわるなら予算にゆとりを持たせたい。
トヨタ マークX GRMN
トヨタのミドルクラスセダンがマークX。2009年に登場した2代目をベースに、GAZOO Racingが手がけたコンプリートカーが「GRMN」である。このGRMNは2回に分けて限定販売され、最初に登場したのは2015年。パワートレインは、3.5L V6を搭載し、321馬力を発揮。これに6速MTを組み合わせ、硬派なスポーツセダンに仕上げられた。2019年発売時には改良を受け、リアディファレンシャルギア比などが変更され、エンジン出力も調整されて318馬力となった。しかし、ボディ剛性の向上などで走りのポテンシャルは大きく引き上げられている。2015年発売モデルは100台限定(新車価格540万円)、2019年発売モデルは350台限定(513万円)と、非常に希少な存在。
合計450台と生産台数が極めて少ないこともあり、GRMNは中古車市場でも滅多に見られないモデルとなっている。2022年10月時点で、グーネットには7台登録されているが、内5台は2019年発売モデル。コンディションはまちまちだが、価格の最低ラインは400万円と、現在はプレミア価格となっている。購入するなら600万円以上の予算は確保しておきたい。
※中古車平均価格は2022年10月時点のデータ。
まとめ
2000年~2010年代は、隠れた人気のスポーツセダンが多い時代だった。現在はセダンそのものが少なくなっているため、コンディションと価格のバランスにすぐれたこの時代のモデルをねらうのは賢い選択といえる。性能、デザインは各メーカーで個性があるので、好みのモデルを掘り出してみるのも楽しいだろう。
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みんなのコメント
整備費用の上乗せ計算はお忘れなく。後期の方がボディは固めてますフロント周りを。
その分ちょっと重いけど今の車に比べれば軽い。
タマ数がまだ多くて安いのは売れたからです、最終年度のBPBLと次の新型の1年目の販売数が同じくらいかな。この頃また結構見かけるようになった?安全運転でお願いします。