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北米トヨタ 2023年型ハイランダー ガソリンエンジンを刷新 265ps

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北米トヨタ 2023年型ハイランダー ガソリンエンジンを刷新 265ps

改良の目玉は高効率な2.4Lターボ

トヨタ・ハイランダーは米国における中型SUVセグメントにおいて6年連続で売り上げ台数1位を記録している。

【画像】トヨタ・ハイランダーとハリアー 兄弟SUV比較 全136枚

そのハイランダーが今回2023年モデルにおいてガソリンエンジンを一新するとともに、全グレードにおいてより大きなマルチメディア画面をはじめとした装備を追加する。

今回新たに採用された高効率な新型2.4Lターボエンジンは、265psの最高出力と42.7kg-mの最大トルクを発生する。この最大トルクは従来の3.5L V6ユニットから17%もの向上を果たしている。

さらに新設計のバランスシャフトを採用することにより非常にスムーズなフィーリングを実現したとのことだ。

燃費に関しては以前のV6モデルと同じ10.2km/lとなっている。しかしNOxの排出量は50%以上低減、またCO2の排出量も削減することに成功したという。

この新型ハイランダーのターボモデルは最大で2.7トンの牽引能力があり、VSCを使用してトレーラーの不要な動きを抑制する装置を備えている。

AWDは2種類設定

2023年型ハイランダーには、ハイブリッドとガソリンからなる2種類のパワートレインが用意されている。

ガソリンモデルではFFまたは2種類のAWDが選択可能だ。L、LE、XLEなどにオプション設定されるAWDシステムでは最大50%のトルクを後輪に伝達することができる。

上位のXSE、リミテッド、プラチナムではドライブモードセレクトとトルクベクタリング機能を備える、よりパフォーマンス志向のAWDシステムが与えられる。

これは前後だけでなく後輪左右のトルク配分を積極的に管理するものだ。

また高速走行中などAWDシステムが不要な場合はプロペラシャフトの回転を停止させ、後輪への駆動力配分を無くすことで燃費向上に貢献している。

このシステムは単にスリップに反応するのではなく、電動パワーステアリング、スロットル制御、シフト制御、トルク配分などをシステムが一元的に管理することであらゆる路面状況に対応するものだ。

4台に1台がHV システム出力243ps

また米国において販売されるハイランダーの4台に1台がハイブリッドモデルだ。その公称燃費は15.3km/Lだという。

このハイブリッドシステムは2.5Lの4気筒DOHCエンジンに2基の電動モーター・ジェネレーターが組み合わされている。システム総出力は243psであり、1587kgまでの牽引が可能だ。

後輪の駆動には独立して取りつけられた電気モーターが使用されており、シームレスな動作により高いトラクション性能が発揮される。

バッテリーは2列目シートの下に搭載されており、荷室やキャビンの広さは犠牲になっていないようだ。

走行モードはエコ、ノーマル、スポーツの3段階が用意される。さらに低速かつ短距離であれば電気のみで走行できるEVモードも使用可能だ。

ドライバーの声を後席スピーカーに

この2023年モデルでは、全グレードで快適な居住空間を追求したという。インテリアはドアトリムからインストルメント・パネルまでスティッチを施されたソフトなパッドで仕上げられている。

ハイランダーは以前から静かな乗り心地を売りにしているが、今回高強度のTNGAプラットフォームの採用により、その水準がさらに高められているという。

会話に支障をきたす周波数帯のノイズを抑えるため、リミテッドやプラチナムではサイドウインドウに遮音ガラスが採用されている。そしてドライバーの声を後席のスピーカーから流すシステムにより、後席の乗員との会話も容易になったとのことだ。

また安全装備もぬかりない。トヨタ・セーフティ・センス2.5プラスが標準装備され、数々の最新運転支技術が盛り込まれている。そして3列すべてにサイドカーテンエアバッグが取りつけられ、計8つのエアバッグを装備する。

トヨタはユーザーがより大きなスクリーンを求めていると考えている。それに応えるべく、上級グレードのリミテッドとプラチナムには12.3インチのディスプレイが2つ標準装備されている。

さらに利便性を高めるべく、電動格納式のエクステリアミラーやワイヤレス充電なども標準装備となった。

これら上位2グレードに加えて中間グレードのXLEやXSEにはハンズフリーのパワーリフトゲートが装備されており、手が塞がった状態でもリフトゲートを自動で開閉することが可能だ。

荷室に関しても十分な広さが確保されている。3列の座席をすべて使用した状態でも453L、分割可倒式の3列目シートを倒せば1370Lの空間が広がっている。さらに2列目も倒せば2387Lまで広げることができる。

またキャビン内は3ゾーンのクライメートコントロールが備えられ、全乗員が快適に過ごせるように工夫されているとのことだ。

スポーティグレードは専用チューン

スポーティなXSEでは、オールブラックの専用20インチホイールに235/55R20のオールシーズンタイヤが装着される。

さらにこのグレードではハイレートなスプリング、リアスタビライザー、低摩擦ショックアブソーバーや専用チューンの電動パワーステアリングによりスポーティなフィーリングを実現しているとのことだ。

そしてフロントマスク、グリル、ロアスポイラー、ヘッドライトなどはXSE専用のものが採用されている。

さらにルーフレール、ミラーキャップ、ウインドウモールなどはブラックアウトされた他、ツインエグゾーストによりクールさが演出される。

インテリアにおいてはブラックのソフテックス・トリムのシートやカーボン調仕上げのインストルメントパネルによりスポーティさが際立てられているとのことだ。

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