スーパーバイク世界選手権(WSBK)の2021年王者であるヤマハのトプラク・ラズガットリオグル。2023年にはMotoGPへ挑戦するのではないかとも言われていたが、ヤマハの上層部が否定した。
WSBKでヤマハに2009年以来のタイトルをもたらしたラズガットリオグル。彼は以前からMotoGPへのチャレンジの可能性が語られてきたライダーだ。
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そしてWSBKでの戴冠の結果、ヤマハはラズガットリオグルによるMotoGPマシンのテスト実施を決定。これはタイトル獲得に対する”ご褒美”と“評価”の両方だとヤマハのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスは説明していた。
しかしながら、ラズガットリオグルのMotoGP挑戦の可能性は、ここに来て急速に狭まってしまった。サテライトチームであるRNFレーシングが、2023年からアプリリアへとスイッチすることを5月末に発表したためだ。
したがってヤマハは来シーズン、ファクトリーチームの2台だけで戦わなければならない可能性が高まった。そしてファビオ・クアルタラロは契約延長の見込みが高く、フランコ・モルビデリも2023年までの契約がある……つまりラズガットリオグルの乗るシートが無いということだ。
「テストの背景には、彼とMotoGPバイクを試してみたいという興味があったんだ」
ジャービスはWSBKの公式サイトに対し、そう語っている。
「第二に、これはヤマハから彼の昨シーズンと、ヤマハとの将来に向けた継続的なコミットへのちょっとした”褒美”でもあった」
「だから一番大きな目的は変わっていないと思う。リラックスしたテストで、MotoGPバイクを経験して、楽しんで、将来(MotoGPへ)移籍した場合にどんな風になるのかを味わってみるんだ」
「しかしサテライトチームが無いという知らせは、我々には(2023年に)そのためのシートがないということを意味している。ファクトリーチーム2台のバイクのみということになるからね」
なおヤマハとラズガットリオグルのWSBKにおける契約は2023年までとなっている。そのため来シーズンもWSBKに継続参戦することは確実だろう。そして2024年にMotoGPへ挑戦する可能性は残っている。
2022年シーズン、王座防衛に臨んでいるラズガットリオグルは開幕3ラウンドを終えた段階でまだ勝利できておらず、ランキング3番手。ドゥカティのアルバロ・バウティスタ、カワサキのジョナサン・レイに先行を許している。
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