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ドヴィツィオーゾ、ペトロナス・ヤマハSRTからMotoGP復帰。2022年もヤマハのサテライトで参戦

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ドヴィツィオーゾ、ペトロナス・ヤマハSRTからMotoGP復帰。2022年もヤマハのサテライトで参戦

 9月16日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているヤマハ発動機株式会社は、2021年の残りのレースと2022年にアンドレア・ドヴィツィオーゾをペトロナス・ヤマハSRTで起用すると発表した。また、フランコ・モルビデリはファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに昇格する。

 ヤマハ発動機と2022年まで2年間の契約を締結していたマーベリック・ビニャーレスは、契約の途中解除をヤマハに要請。6月28日に今季限りでチームを去ることが発表されたが、8月20日には即時に契約を終了することで合意に至った。

アプリリア加入のビニャーレス「終盤6戦は来年の準備。多くのことを素早く学ぶ必要がある」/MotoGP第13戦アラゴンGP

 また、8月16日にアプリリア・レーシングが、マーベリック・ビニャーレスと2022年の参戦に関して、更新のオプションを含む1年契約に合意。ビニャーレスは早速、第13戦アラゴンGPからアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニから参戦している。

 そのため、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのシートがひとつ空き、代役として開発ライダーのカル・クラッチローが参戦していたが、第14戦サンマリノGPからはペトロナス・ヤマハSRTから参戦していたフランコ・モルビデリが昇格する。

 そして、ペトロナス・ヤマハSRTのシートにはドヴィツィオーゾが着くこととなり、バレンティーノ・ロッシのチームメイトとして戦い、2022年も継続してヤマハのサテライトチームから参戦することとなった。

 2001年に125ccクラスからロードレース世界選手権デビューを果たし、翌年からフル参戦しているドヴィツィオーゾ。2005年から3年間は250ccクラスに参戦し、2008年から最高峰のMotoGPクラスにステップアップした。

 MotoGPクラスでは2013年からワークスチームのドゥカティ・チームから参戦していたが、2021年からジャック・ミラーとフランセスコ・バニャイアがこのチームに昇格することになったためドヴィツィオーゾはシートを失った。

 13年間過ごしたMotoGPクラスを離れ、さらに複数のテストライダー契約の提示を断り、参戦を一時休止。興味があるプロジェクトがあれば戻って来ることを明かし、3月からはアプリリアでMotoGPマシンのRS-GPをテストしていた。

 そんななか、ヤマハのシートが空いたことで、ドヴィツィオーゾはMotoGPに復帰することとなった。ドヴィツィオーゾがヤマハYZR-M1を駆るのは2012年以来となる。

■アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「ヤマハとともにレースに参加することは、常に僕の夢だった。僕にとっては厳しい戦いになるが、このお話をいただいたときに迷うことはなかった」

「新しいマシン、新しいチーム、新しいワーキング・システム。これから学ばなければならないことがたくさんあるね。ホームGPのミサノから大きなチャレンジが始まる。とてもエキサイティングだ。YZR-M1に乗る日を待ちきれない!」

■リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネジング・ディレクター)
「ドヴィツィオーゾのように才能あふれるMotoGPスターがヤマハのライダーラインアップに加わることとなり非常にうれしく思う。彼をMotoGPプログラムで非常に重要なメンバーとしてヤマハMotoGPグループに温かく迎えたいと思う」

「私たちは今シーズン、まったく予期せぬ事態に直面することになった。いままでに見たことにない不運な出来事を経験したが、これを今、新しいチャンスととらえられるようになった」

「ドヴィツィオーゾはしばらくMotoGPから遠ざかっていたが、彼の才能をもってすれば、すぐに以前のスピードを取り戻すと確信している。ヤマハのサテライトチームのメンバーとして、彼とともに仕事をすることを楽しみにしている。そしてあらゆる方法で彼をサポートしていく」

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  • ビニャーレスといいドビといい、なんかグチャグチャになってきたな…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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