2022年に続き、2023年も開幕から苦戦するメルセデスAMG F1チームは今後に向けてマシンコンセプトの変更を明言しているものの、ドライバーのジョージ・ラッセルは今後数戦での今季マシンのパフォーマンスアップに期待を寄せている。
第2戦サウジアラビアGPでメルセデスは、金曜日のフリー走行では苦戦強いられ、中団グループの混沌に再び飲み込まれるかと思われたが、土曜日にかけての作業を通して、予選でパフォーマンスを引き出した。
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ルイス・ハミルトンが『W14』のマシン特性を理解するのに苦労する一方、チームメイトのラッセルは予選で4番手。フェラーリのシャルル・ルクレールにグリッド降格ペナルティが科されたことで決勝では3番手からスタートしていた。
開幕戦では予選6番手に終わっていたことから、ラッセルはサウジアラビアGPの予選後にメルセデスは「1週間で1ヵ月分以上のパフォーマンスを得た」と語っていた。
メルセデスはレースペースでも一歩前進。サウジアラビアGPでラッセルは、3番手フィニッシュを果たしたアストンマーチンのフェルナンド・アロンソのタイム加算ペナルティ疑惑により一時3位となったものの、結果4位に落ち着いた。ハミルトンも5番手と2台ともフェラーリ勢を上回った。
バーレーンGPからサウジアラビアGPにかけてチームは進歩を果たしたものの、メルセデスは昨年一勝を挙げた『W13』からW14へ引き継いだ「ゼロポッド」といったマシンコンセプトを捨て、抜本的な改革に乗り出すとして明言しており、今季のレースを”犠牲”にすることも辞さない構えだ。
しかし、ラッセルは短期的にもマシンからさらなるパフォーマンスを引き出すことができると楽観的に考えている。
「僕らは間違いなく、正しい方向に一歩踏み出せた」とラッセルは言う。
「何よりも、マシンのポテンシャルを最大限引き出せたと思う」
「予選はとても好調で、本当に楽しかった。市街地サーキットで4位を獲得できたのは本当に嬉しかった。これが望みうる最大の結果だと感じていたからね。上位で楽しめたよ」
「マシンのフィーリングも良かった。これからのレースではもっとパフォーマンスを発揮できるはずだ」
またメルセデスが次のアップデートを投入するタイミングを訊かれたラッセルは、イモラで5月に行なわれる第6戦エミリア・ロマーニャGPが最有力だと答えた。
「イモラの時かな」とラッセルは言う。
「それより少し前に持ち込むこともできるかもしれないけど、市街地サーキットで持ち込むとなるといつも心配になってしまう」
「ただ、選択肢を吟味する必要がある。これまでの失敗を踏まえると、120%正しいと確信できない限り、急いで物事を進めるつもりはない」
「とはいえ、待てば待つほど開発の遅れによって大きな影響が出る可能性があるのは間違いないから、メリットとデメリットを比較して検討する必要がある」
「今年もレースで勝ちたいし、そこが僕らの目指すところだ。もちろん、タイトル争いもしたいけど、レッドブルが素晴らしい仕事をしている」
「彼らとそれ以下の差は、ここ6~8年のF1では最大だと考えている。とても印象的だ」
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