10月25日、2024年MotoGP第18戦タイGPの初日セッションがブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はプラクティスを15番手で終えている。
最初の走行セッションとなるフリー走行1回目は、気温30度、路面温度47度の暑いコンディションで始まった。中上は、開始12分ごろに1分31秒272でトップタイムをマークする場面も見られた。最初のランでは、1分31秒095まで縮め、7番手でセッションを折り返した。
【タイム結果】2024MotoGP第18戦タイGP プラクティス
セッション後半も同じタイヤを履き続け、ロングランのシミュレーションを行った中上。2回目のランで、1分31秒022の自己ベストを記録し、3回目のランまで安定したラップで周回を続け、最終的に9番手となった。
続く午後のプラクティスは、より暑いコンディションとなり、中上は前後ハードでコースインする。セッション序盤からプッシュし、1回目のランでは1分30秒677の11番手タイムを刻み、予選Q2へダイレクト進出の可能性を見せた。
同じタイヤを引き続き履いた2回目のランでは、安定したラップタイムではあるものの1分31秒台から縮められない。ハードでも熱ダレの影響が大きいことがわかる。
セッション後半は、ハード/ミディアムに履き変え、ラン毎に自己ベストを更新していく。予選Q2へのダイレクト進出を狙う最終ランでは、他車のスリップストリームが得られなかったものの、最後のアタックで1分29秒996まで縮め、15番手でセッションを終えた。
前戦オーストラリアよりもポジティブなフィーリングを得ていると語る中上は、予選Q1から上位グリッドを狙う。午前中に見せた好調な走りでスプリントでのポイント獲得に期待したい。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:9番手、プラクティス:15番手)
「タイトな金曜日でしたが、とても楽しめました! マシンのフィーリングは、オーストラリアよりもずっといいです。今日はスリップストリームを見つけられず、ラップタイムを逃してしまいました」
「いずれにしても、週末ごとに向上するためのステップを踏んでいますし、コンスタントに取り組み続けています。ハッピーです。明日の予選とスプリントが待ちきれません」
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