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北米仕様とは顔が違う!スバル新型レガシィ アウトバックの先行予約受け付けを開始。1.8L直噴ターボやアイサイトXを搭載

掲載 更新 4
北米仕様とは顔が違う!スバル新型レガシィ アウトバックの先行予約受け付けを開始。1.8L直噴ターボやアイサイトXを搭載

スバルは2021年9月2日、フラッグシップSUV「レガシィ アウトバック」の国内仕様を初公開し、同日より先行予約受け付けを開始した。発売は2021年10月17日で、価格は未公表。
 

 新型レガシィ アウトバックは、最上級グレードのリミテッドEXと、よりアクティブ感を強めたXブレイクEXの2グレード構成で、これは先代モデル同様の展開。1.8L水平対向4気筒直噴ターのエンジンの搭載や、渋滞時ハンズオフアシスト機能などを備えた高度運転支援システム「アイサイトX」を標準装備するのがトピックだ。
 
ちなみに、国内ではスバルの旗艦モデルに位置づけられる新型「レガシィ アウトバック」だが、すでに北米では2019年夏に発売、2021年春にはオセアニア地域での販売を開始し、ヨーロッパでも展開をしており、いわば後発のデビューとなる。
 
ではさっそく国内販売モデルをチェックしてみよう。 

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北米仕様とは違う、最新スバルデザインを採用
 
ボディサイズは先代と比べて50mm長く、35mm広い、全長4870mm×全幅1875mm。
全高はリミテッドEXが1675mm(先代比+70mm)、XブレイクEXが1670mm(同+10mm)。最低地上高は213mm(社内測定値)と13mm高められている。(いずれも認可前の開発目標値)
 
まず目を引くのが外形デザインで、先代モデルよりもグッとSUVテイストを強めたところだろう。北米仕様とは違い、オセアニア仕様をベースとした意匠が与えられるのにも注目だ。
 
フロントフェイスはアッパーグリルを起点にエッジが放射状に後方へ広がる最新スバルデザインを踏襲。現行型レヴォーグの「ダイナミック×ソリッド(DYNAMIC × SOLID)」を進化させた「ボールダー(BOLDER)」に近いイメージだ。
 
ヘッドライトはステアリング連動のフルLED式。フォグランプは丸型6連LEDで、これは先に大幅改良されたフォレスターのXブレイクのものと同形状。リヤコンビランプもLED式だ。
 
前後バンパー下部にはアンダーガード風の意匠が与えられるとともに、前後バンパーサイドやフェンダー、サイドシルには躍動感のあるクラッディングが装着され、タフさをアピール。全グレードにしっかりとしたルーフレールを装備する。
 
これらを基本として、メッキやシルバー塗装が施され上質感を演出するリミテッドEXと、ブラックカラーで引き締めたうえでアクセントカラーとしてエナジーグリーンをあしらいアクティブ感を演出するXブレイクEXとで、それぞれ異なるイメージが付与される。
 
両グレードの外観上の違いは以下のとおりだ。
 
上質感に磨きをかけたリミテッドEX
 
[リミテッドEX]
〈エクステリア〉
・フロントグリル(ベース+加飾):ブラック塗装+メッキ
・フロントフォグランプカバー:メッキ加飾付き
・ドアハンドル:メッキ加飾付き
・ドアミラー:カラード
・フロント・リヤバンパーガード:シルバー塗装
・OUTBACKロゴカラー(フロント・サイド):シルバー
・リヤエンブレム:メッキ
・ルーフレール:クロスバービルトインタイプ、シルバー塗装
・ルーフアンテナ:カラード
・18インチアルミホイール:ダークメタリック塗装+切削光輝
・タイヤサイズ:225/60R18
 
 
 
 
タフなSUVルックのXブレイク
 
[XブレイクEX]
〈エクステリア〉
・フロントグリル(ベース+加飾):ブラック塗装+ラスターブラック塗装
・フロントフォグランプカバー:ブラック塗装加飾付き
・ドアハンドル:カラード
・ドアミラー:ブラック塗装
・フロント・リヤバンパーガード:ブラック塗装
・OUTBACKロゴカラー(フロント・サイド):エナジーグリーン
・リヤエンブレム:ラスターブラック塗装
・ルーフレール:ラダータイプ、ブラック塗装/エナジーグリーン
・ルーフアンテナ:ブラック塗装
・18インチアルミホイール:ダークメタリック塗装
・タイヤサイズ:225/60R18
 
 
 
上質感を高めたインテリア
 
インテリアに目を向けると、基本造形はキープコンセプトだが、レヴォーグに近いイメージで、より広がり感を演出するデザインだ。また、インストルメントパネルの助手席側が表皮巻きになるなど高級感を高めている。
 
大きく変わったのは11.6インチの縦型デンターインフォメーションディスプレイの採用だ。大画面かつ高精細のディスプレイにナビゲーションをはじめ、車両設定やエアコン調整などさまざまな機能を集約している。
 
メーターは12.3インチのフル液晶タイプを採用。運転に必要な情報をグラフィカルに表示し、少ない視線移動で瞬時に認識できる。速度計と回転計の2眼表示やナビゲーション画面、アイサイト画面が切り替えられる。
 
ステアリングホイールは本革巻きで、リミテッドEXは高触感タイプ。本革巻きシフトレバーやシフトパネルにはピアノブラック調+シルバー加飾が施されるなど高品質な仕立て。
 
リミテッドEXのアクセル・ブレーキペダルとフットレストは、アルミパッド付きスポーツペダルが標準装備される。
 
シートは、運転席10ウェイ、助手席8ウェイの電動調整式で、前席と後席左右はシートヒーター付きだ。後席はワンタッチフォールディング機構付きの6:4分割可倒式となり、後席側・荷室からのシートアレンジも容易に可能。
 
シート表皮はリミテッドEXがファブリック仕様(オプションで本革〈ナッパレザー〉も選べる)で、XブレイクEXが防水性ポリウレタン仕様となる。
 
このほか、オプションでハーマンカードンサウンドシステムを用意。専用11スピーカー(フロント×6、リヤ×4、ウーハー)で高音質・迫力のサウンドを楽しめる。標準は6スピーカー(フロント×4、リヤ×2)。
 
多用に使える大容量の荷室
 
荷室は奥行きがあり、ホイールハウスの張り出しも抑えた十分な積載性を確保。荷室容量については現時点では非公表だが、すでに発売済みの欧州仕様(VDA法)で561Lとなっており、リヤシートを収納すれば1822Lにもなる。荷室フロア下には大型のサブトランクも備える。
 
また、荷室にはカーゴフックが8個装備されるほか、上下スリライド式のネットが付いたサイドポケットも備える。
 
リヤゲートはリミテッドEXにハンズフリーオープンパワーリヤゲートを標準装備(Xブレイクにオプション)。アクセスキーを携帯してリヤの六連星オーナメントにヒジなどを近づけると、リヤゲートが自動でオープンする。荷物で手が塞がっているときや、アウトドアで手が汚れている場合などで便利に使える機能だ。
 
 
 
■インテリアの装備
[リミテッドEX]
〈内装〉
・本革巻きステアリングホイール(シルバーステッチ+シルバー加飾):高触感革
・インパネトリム(アッパー/ロア):ブラック表皮巻き(シルバーステッチ)/ブラックトリコット
・フロアコンソール(シフトパネルまわり):ブラック表皮巻き(ブラックステッチ)
・ドアトリム(ミッド/ドアアームレスト):ブラックトリコット(シルバーステッチ)/ブラック表皮巻き(シルバーステッチ)
・パワーウインドースイッチベゼル:シルバー塗装
・パワーウインドースイッチ(シルバー塗装):メッキ加飾付き
・フロアコンソールリッド:ブラック表皮巻き(シルバーステッチ)
・シート表皮:ファブリック〈ブラック(シルバーステッチ)〉
・アルミパッド付きスポーツペダル(アクセルペダル・ブレーキペダル・フットレスト)
・ハンズフリーオープンパワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付き)

〈オプション〉
・本革シート〈タン(オレンジステッチ)〉もしくは〈ブラック(シルバーステッチ)〉
・ハーマンカードンサウンドシステム(専用11スピーカー〈フロント×6、リヤ×4、ウーハー〉)
・サンルーフ(電動チルト・スライド式)
 
 
[XブレイクEX]
〈内装〉
・本革巻きステアリングホイール(シルバーステッチ+シルバー加飾)
・インパネトリム(アッパー/ロア):ダークグレー表皮巻き(シルバーステッチ)/ブラック表皮巻き(エナジーグリーンステッチ)
・フロアコンソール(シフトパネルまわり):ブラック表皮巻き(ブラックステッチ)
・ドアトリム(ミッド/ドアアームレスト):ブラックトリコット(エナジーグリーンステッチ)/ダークグレー表皮巻き(シルバーステッチ)
・パワーウインドースイッチベゼル:ブラック
・パワーウインドースイッチ(シルバー塗装):ピアノブラック調加飾付き
・フロアコンソールリッド:ダークグレー表皮巻き(シルバーステッチ)
・シート表皮:防水性ポリウレタン〈ダークグレー(エナジーグリーンステッチ)〉

〈オプション〉
・ハンズフリーオープンパワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付き)
・ハーマンカードンサウンドシステム(専用11スピーカー〈フロント×6、リヤ×4、ウーハー〉)
・サンルーフ(電動チルト・スライド式)
 
[共通装備]
・パワーウインドー
・ステアリングヒーター
・フルオートエアコン
・12.3インチフル液晶メーター
・11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ・インフォテイメントシステム
・USB:前席(通信用)×2、後席(電源)×2
・パワーシート〈運転席10ウェイ、助手席6ウェイ〉
・シートヒーター
・アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能
・ポップアップ式トノカバー
 
 
1.8L直噴ターボ+8速CVTを新搭載
 
パワートレーンは、従来の2.5L自然吸気エンジンに代えてレヴォーグと同じ水平対向4気筒DOHC直噴ターボエンジン(CB18型)を搭載。レギュラー仕様である。これに8速リニアトロニック(CVT)を組み合わせる。最高出力は130kW(177馬力)、最大トルク300Nm(30.6kgm)を発揮。駆動方式は電子制御フルタイムAWD(アクティブトルクスプリット式)だ。燃費はWLTCモードで13.0km/L(社内測定値)。
 
路面状況に応じてモードを選択するだけで、4輪の駆動力やブレーキなどで最適制御し、悪路からのスムーズな脱出をサポートする「Xモード」は、リミテッドEXが1モード、Xブレイクは2モードを採用。下り坂などでつねに一定の車速を維持するヒルディセントコントロールも備える。
 
 
アイサイトXを標準装備
 
安全面では、新世代アイサイトに加え、「高度運転支援システム」を搭載したアイサイトXを標準装備。レヴォーグに続く2車種目の採用だ。
 
新世代アイサイトは、これまでよりも視野を広げた新開発のステレオカメラに加えて、前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現。交差点の右左折時や、見通しの悪い場所での出会い頭など、これまで対応しきれなかった幅広いシーンで安全運転をサポートする。
 
アイサイトXは、車線単位の道路情報を持つ3D高精度地図データや、GPS、準天頂衛星「みちびき」を活用した位置情報を組み合わせることで、これまでよりも複雑な道路情報を把握。渋滞時のハンズオフアシスト機能を追加した追従クルーズコントロールや、アクティブレーンチェンジアシスト、カーブ前速度制御、ドライバー異常時対応システムなど「高度運転支援システム」が利用でき、安心・快適なドライブをサポートする。
 
また、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」を標準装備。専用の車載通信機を搭載し、24時間365日コールセンターとつながることで、万が一の事故や車両トラブル時に「つながる安全」でサポートする。
 
〈安全装備〉
・アイサイトX
・アイサイトセイフティプラス
・ドライバーモニタリングシステム
・デュアルSRSエアバッグ
・運転席SRSニーエアバッグ
・助手席SRSシートクッションエアバッグ
・歩行者保護エアバッグ
・コネクティッドサービス[SUBARU STARLINK]
 
 
ボディカラーは9色を用意 

新型レガシィ アウトバックのボディカラーは、フラッグシップモデルらしい落ち着きのある色調をメインに全9色をラインアップする。
 
[ボディカラー]*は有料色
・クリスタルホワイトパール*
・アイスシルバーメタリック
・マグネタイトグレーメタリック
・クリスタルブラックシリカ
・ストームグレーメタリック
・サファイアブルーパール
・クリムゾンレッドパール*
・オータムグリーンメタリック
・ブリリアントブロンズメタリック
 
 
 
北米仕様がデビューしてから2年が経過してようやく投入された新型レガシィアウトバック。古さは否めない?と思っていたが、デザインや機能面では直近にフルモデルチェンジを実施したレヴォーグに続く最新版がインストールされており、熟成も進んでいるとみられる。どうやら“最新のスバルが最良のスバル”であることは間違いなさそうだ。
ほぼすべての情報が公開され、残るは価格の発表のみ。正式発表は2021年10月17日だ。
 
 
■新型レガシィアウトバック(4WD・8速CVT)主要諸元
*データは認可前の社内測定値

【寸法・重量】
・全長:4870mm
・全幅:1875mm
・全高:1675mm(リミテッドEX)、1670mm(XブレイクEX)
・ホイールベース:2745mm
・トレッド:前1570mm/後1600mm
・最低地上高:213mm
・車両重量:1690kg(リミテッドEX)、1680kg(XブレイクEX)

【エンジン・性能】
・型式:CB18
・種類:水平対向4DOHC直噴ターボ
・ボア×ストローク:80.6mm×88.0mm
・総排気量:1795cc
・圧縮比:10.4
・最高出力:130kW(177ps)/5200~5600rpm
・最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1600~3600rpm
・使用燃料・タンク容量:レギュラー・63L
・WLTCモード燃費:13.0km/L

【諸装置】
・サスペンション:前ストラット/後ダブルウイッシュボーン
・ブレーキ:前後Vディスク
・タイヤ:前後225/60R18 
 
 
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

スバル

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みんなのコメント

4件
  • どうせ日本では数出ないでしょうから、安売りせずに丁寧に展開してほしいですね
  • こんなデカいのが山道入って来たら
    ドン引きする。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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