ウイリアムズF1のドライバーであるジョージ・ラッセルのパーソナルトレーナーを務めるアレイク・カサノヴァスは、イモラ・サーキットで今週末に開催されるエミリア・ロマーニャGPに先立ち、新型コロナウイルス感染症に類似した症状を訴えている。そのため木曜日は自己隔離し、現地時間の金曜日に、イモラ・サーキットのパドック外で行なわれる検査を受けることになる。サーキットに立ち入るためには、この検査で陰性と判定されなければならない。
ラッセルとカサノヴァスは、先週開催されたポルトガルGP以降は直接は会っていないという。
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ラッセルはイタリアに入国する際に受けた検査で陰性だったと確認されているが、金曜日には再び検査を受けることになっている。
「ジョージ・ラッセルのパフォーマンスコーチは、今朝呼吸器に軽度の症状を訴えた後、FIAのガイドラインに沿って、今日自己隔離していることを、ウイリアムズとして確認した」
ウイリアムズの広報担当者は、そうmotorsport.comに語った。
「昨日行なわれた新型コロナウイルスの検査では陰性だった。しかし明日(金曜日)、パドックの外でさらなる予防的な検査を受け、その後FIAの指示を受ける予定だ」
「彼はポルトガルGPの決勝日以来、ジョージとは接触していない。ジョージは火曜日に予定されていた新型コロナウイルス検査を受け、イタリアに入国した。これは陰性であることが確認された」
「彼はチームの定期的な検査の一環として、金曜日にサーキットで再度検査を受ける」
ウイリアムズのリザーブドライバーは、ジャック・エイトケンが務めている。彼は今季多くのレースでチームに帯同し、今回のエミリア・ロマーニャGPも、金曜日からサーキット入りする予定だ。
今季グランプリに参加する全ての人員は、5日ごとに検査を受けなければならず、さらに会場に到着してから24時間以内に1回の検査を受けることが義務付けられている。またFIAが定めた行動規範では、「会場外で新型コロナウイルスの症状が出た参加者は、チームの指導の下、直ちに最寄りの医療施設に報告する必要がある」と規定されている。
FIAの国際スポーツ規範の新型コロナウイルス行動規範には、次のような症状の場合は感染が疑われると記載されている。
「発熱、咳、息切れ、倦怠感、頭痛、鼻水(鼻炎)、喉の痛み(咽頭炎)、味覚や嗅覚の喪失、皮膚の発疹、指や爪先の変色(世界保健機関/WHOが随時指定するその他の症状)」
WHOは、新型コロナウイルスの潜伏期間は平均で5~6日としているが、2週間にも及ぶ可能性があるとしている。
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