F1カナダGPは週末を通じて雨の予報が出ており、金曜フリー走行も雨の影響を大きく受けた。しかしメルセデスのルイス・ハミルトンは、上位を争えるという手応えを感じているようだ。
メルセデスはモナコGPで導入した新しいフロントウイングと連動させるため、カナダでフロントサスペンションウィッシュボーンを改良した。アッパーエレメントはよりトラディショナルなデザインが採用されている。
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FP1、FP2共に雨に見舞われたため、このアップデートを含めメルセデスが学べることは限られていたが、それでもW15のフロントとリヤのバランス調整には役立っている。
FP1を4番手、FP2を7番手で終えたハミルトンは、ウエットコンディションでの走りに自信を感じている様子。メルセデスの最終的な順位を予想するのは時期尚早だとしながらも、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンのトップ3チームに迫る可能性があるという感触を得たという。
「正直なところ、(僕たちの現在地を)言うのは早すぎる。クルマは僕の入力に反応してくれているし、すごく自信があるんだ。自分の中のファイティングスピリットを感じるよ」
「土曜日に走ってみるまでわからないし、僕たちにとっては状況が変わる1日になることも多いから、明日がいい日になることを願っているよ」
「(ドライとウエット)どちらのコンディションでも、今日は本当に強いと感じた。今週末は上位に近づいていると感じている」
FP1でピットレーンオープンが20分遅れた後、ハミルトンは自分が最初にコースに出たかったと語り、チームに十分な走行時間を確保するよう促した。
それは昨年末に行なわれた再舗装を経て、路面の状態がどうなっているか理解を深めるためだったという。
「素晴らしい感じだったよ。とにかく行く気満々で、1秒ごとにみんなに『行くぞ、行くぞ』と言っていた。どんなコンディションであれ、コース上にいる時間を最大化するために、チームを急かしていたんだ」
「ここは積み木を積んでいくように攻略するトラックなんだ。できるだけ多くの時間をコース上で過ごし、両方のコンディションと、路面やランオフエリアの変更点を理解することが重要なんだ」
「本当に良いセッションだったし、マシンのフィーリングも良かった」
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