現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > パワー十分で見た目もカッコイイ! 実力派のマイルド高性能車3選

ここから本文です

パワー十分で見た目もカッコイイ! 実力派のマイルド高性能車3選

掲載 更新 2
パワー十分で見た目もカッコイイ! 実力派のマイルド高性能車3選

■基本性能の高さが魅力のマイルドなスポーツモデルを振り返る

 走りの性能に特化したクルマであるスポーツカーには、大きく分けて2種類があります。ひとつは専用に設計されたモデルで、もうひとつはベース車が存在し高性能化したモデルです。

4000ccクラスの加速力! ターボ搭載の激速「マツダ3」が発売

 現行モデルで専用に設計されたスポーツカーというと、トヨタ「スープラ」や日産「GT-R」などがあり、ベース車を高性能化したスポーツカーでは、かつての三菱「ランサーエボリューション」シリーズやホンダ「シビック タイプR」が挙げられます。

 どちらのスポーツカーも大いに魅力的ですが、当然ながら高額で、さらに普段使いに適したモデルばかりではなく、購入をためらう人も多いのではないでしょうか。

 しかし、スポーツカーのベースになったモデルのなかには、十分な性能で使い勝手も良いモデルも存在しました。

 そこで、マイルドなパフォーマンスながら魅力的なクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「インテグラ タイプS」

 アメリカホンダは2022年3月からアキュラ新型「インテグラ」の予約を開始すると発表し、いよいよ発売までのカウントダウンが始まりました。

 日本では2007年にインテグラの販売は終了しましたが、今もストイックに走りを追求した高性能モデルの「インテグラ タイプR」を中心に人気を集めています。

 一方、適度に高性能なモデルとして存在したのが「インテグラ タイプS」です。

 2001年に発売された4代目インテグラではタイプRと「iS」の2グレードが展開され、タイプRは最高出力220馬力を誇る2リッター直列4気筒VTECエンジンと6速MTの組み合わせのみでしたが、iSも2リッターエンジンながら実用域のトルクを重視した最高出力160馬力のスペックで、トランスミッションは5速MTと5速ATを設定。

 その後、2004年のマイナーチェンジではiSは「タイプS」へとネーミングを変更し、エンジンスペックは変わらず、17インチホイールの採用とブレーキ容量のアップや、サスペンションセッティングの変更により重心高を7mmダウン。

 また、ステアリング系の最適化によりハンドリングの応答性向上と、MT車ではシフトフィールが改善されるなど、気持ちの良い走りを重視したチューニングが施されていました。

●スバル「インプレッサハッチバック 2.0GT」

 かつて、スバルを代表する高性能モデルだった「インプレッサ WRX」は、2014年に独立した車種の「WRX STI/WRX S4」に系譜が引き継がれました。

 このインプレッサでは最後の高性能モデルをラインナップした2007年発売の3代目では、比較的ハイスペックなターボエンジンを搭載したグレードとして「2.0GT」が設定されていました。

 2.0GTはデビュー当初「S-GT」のネーミングで5ドアハッチバックのみとされ、外観は派手なエアロパーツはなく、ボンネットのエアダクトがターボモデルであることを主張するに留まっていました。

 搭載されたエンジンは「インプレッサ WRX STI」と同型の2リッター水平対向4気筒ターボ「EJ20型」をベースにデチューンされ、最高出力250馬力と扱いやすさを重視。

 また、トランスミッションは5速MTと4速ATが設定され、駆動方式はフルタイム4WDを採用していました。

 インプレッサハッチバック 2.0GTは2リッターの4WD車ながら1300kg台と比較的軽量なボディと、トルクフルなエンジンが相まって十分な走行性能を発揮し、足まわりやブレーキはWRX STIほど強化されずとも基本性能の高さからスポーティな走りも可能でした。

●三菱「ギャランフォルティス ラリーアート」

 三菱の高性能モデルというと「ランサーエボリューション」シリーズですが、2007年に発売された「ランサーエボリューションX」をもって消滅してしまいました。
 
 シリーズ最後のランエボXのベース車が「ギャランフォルティス」で、なかでも2008年に追加された「ギャランフォルティス ラリーアート」はかなりの実力派モデルでした。

 エンジンはランエボXと同型の「4B11型」2リッター直列4気筒ターボで、最高出力240馬力にデチューンされたかたちでしたが十分なパワーを発揮。トランスミッションもランエボX由来の「ツインクラッチSST」(6速DCT)が組み合わされました。

 駆動方式は3つの走行モードを選択可能としたフルタイム4WDで、実用性を重視したセッティングとされました。

 外観は専用デザインのフロントバンパー、エアダクト付きのアルミ製ボンネットフード、デュアルマフラーなどが装着され、派手さは控えめながらしっかりと高性能モデルであることを主張。

 ランエボXの影に隠れた感のあるギャランフォルティス ラリーアートですが、走りの性能は高く評価されました。

※ ※ ※

 昔は適度な高性能モデルというと数多くラインナップされていましたが、近年はニーズの変化もあって激減してしまいました。

 どちらかというとかなり尖った性能のモデルか、ごく普通の性能のモデルの両極端になった印象があります。

 しかし、ドライビングプレジャーを味わうにはパワーはあまり関係なく、むしろ日本の道路事情ではローパワーなモデルが最適なのかもしれません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【パガーニ創業者も来日】ウアイラ、ゾンダにウトピアも展示 明治記念館でプライベートパーティー開催
【パガーニ創業者も来日】ウアイラ、ゾンダにウトピアも展示 明治記念館でプライベートパーティー開催
AUTOCAR JAPAN
マツダ『ロードスター』リコール情報…障害物検知が正常に働かない
マツダ『ロードスター』リコール情報…障害物検知が正常に働かない
レスポンス
【累計生産100万台を達成】三菱 インドネシアの生産拠点 2017年4月から生産開始で約50カ国へ輸出
【累計生産100万台を達成】三菱 インドネシアの生産拠点 2017年4月から生産開始で約50カ国へ輸出
AUTOCAR JAPAN
あの“マールボロ・マクラーレン”よりはるかに長い43年のスポンサーシップに幕。IMPUL星野一義総監督「カルソニックは俺の人生そのもの」
あの“マールボロ・マクラーレン”よりはるかに長い43年のスポンサーシップに幕。IMPUL星野一義総監督「カルソニックは俺の人生そのもの」
motorsport.com 日本版
【アメリカ】トヨタの「小型SUVコンセプト」がスゴかった! 全長4.3m級ボディに“ゴツ顔”採用! “次期FJクルーザー”ともいわれた「FT-4X」とは?
【アメリカ】トヨタの「小型SUVコンセプト」がスゴかった! 全長4.3m級ボディに“ゴツ顔”採用! “次期FJクルーザー”ともいわれた「FT-4X」とは?
くるまのニュース
チェックするタイミングはいつ!? バイクのチェーンとスプロケの点検頻度は?
チェックするタイミングはいつ!? バイクのチェーンとスプロケの点検頻度は?
バイクのニュース
【スポーティグレード追加】ノート・オーラに「オーテック・スポーツ・スペック」 走りをチューン
【スポーティグレード追加】ノート・オーラに「オーテック・スポーツ・スペック」 走りをチューン
AUTOCAR JAPAN
疲労を軽減する「インテリシート」オペルが開発、新型SUV2車種に採用へ
疲労を軽減する「インテリシート」オペルが開発、新型SUV2車種に採用へ
レスポンス
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、2025年モデル「11車種の特徴と違い」を比較チェック!
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、2025年モデル「11車種の特徴と違い」を比較チェック!
レスポンス
トヨタ アルファード、ヴェルファイアに6人乗りPHEVを新設定
トヨタ アルファード、ヴェルファイアに6人乗りPHEVを新設定
Auto Prove
BYD、佐賀県初の正規ディーラーをオープン
BYD、佐賀県初の正規ディーラーをオープン
レスポンス
どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
バイクのニュース
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
ベストカーWeb
ホンダ青山ビル、建て替えで2025年5月に業務終了 新本社は2030年完成予定
ホンダ青山ビル、建て替えで2025年5月に業務終了 新本社は2030年完成予定
日刊自動車新聞
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
くるまのニュース
【TAS2025】スズキ 「SUZUKI BOOST GARAGE」をテーマに参考出品を含め7台を展示
【TAS2025】スズキ 「SUZUKI BOOST GARAGE」をテーマに参考出品を含め7台を展示
Auto Prove
トヨタ『MIRAI』が動力源の水素キッチンカー、汐留クリスマスマーケットに出店へ…12月21-22日
トヨタ『MIRAI』が動力源の水素キッチンカー、汐留クリスマスマーケットに出店へ…12月21-22日
レスポンス
ついに1000万円超えた、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEV…510万円からの入門車も
ついに1000万円超えた、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEV…510万円からの入門車も
レスポンス

みんなのコメント

2件
  • おはようございます!
  • これらの車は大して売れなかったことからも分かる通り、
    中途半端では意味がない、という事が分かります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

190.2309.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.0255.0万円

中古車を検索
ギャランフォルティスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

190.2309.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.0255.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村