F1シンガポールGPに向けて、RBは特別カラーリングを発表。チームスポンサーであるファッションブランド“Hugo”がデザインした、デニムカラーが今季マシンVCARB01に施されることとなった。
シンガポールGPの特別カラーリングは主に、ストーンウォッシュ加工が施されたライトブルーのデニム柄と、ネイビーのデニム柄で構成される。通常深いブルーで配色されるノーズやサイドポンツーンがライトブルーに、フロントウイング翼端板やコックピット前の帯、そしてHONDAロゴが掲出されるエンジンカバー下部はネイビーとなっている。
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またデニム感を演出するため、濃淡異なるデニム生地を縫い合わせるかのようにステッチが施された他、ノーズとリヤウイング翼端板にはチームロゴがレザーエフェクトで描かれ、エンジンカバー下部には1999年のBAR 01を彷彿とさせるジッパーデザインが施された。
一方、コックピットやヘイロー、エンジンカバー上部は、通常のメタリックブルーとシルバーの配色となっている。
デニム柄はマシンだけではなく、RBのピットガレージにも施され、角田裕毅とダニエル・リカルドのドライバーふたりも、週末を通して特別カラーのレーシングスーツを着用する予定だ。
「長年、ファッションブランドがF1チームやドライバーと手を組むのを目にしてきた。特にウェアに関してはそうだが、これほどコース上を走るモノに深く関わるのは初めてのことだ」
リカルドは特別カラーリングについてそう語った。
「僕らは、ブランドにとって探求できることがまだまだ沢山あることを示し、この挑戦の価値を高め、道を切り開こうとしている」
「間違いなく、僕らはこれらがファッションブランドの目に止まり、ファッションにインスパイアを受けたリバリーがより多く誕生するのを目にすることになると思う」
また角田は次のように語った。
「ファッションは僕の情熱のひとつです。チームキットや普段のHugoの衣服だけでなく、僕らのチームがこのようなユニークな形でコラボレーションするのを見るのは、とてもクールなことです。特に、誰もやったことがないことですからね」
Hugoは、ファッション小売業を営むHugo Bossが持つ2大ブランドのひとつ。チームの装いが改められた2024年シーズンから、RBのチームパートナーに加わった。
Hugo Bossは元々RBのタイトルスポンサー権を獲得しようとしていると噂されていたが、最終的にチームアパレルとチームウェアのサプライヤーとして携わる形となった。ちなみにHugo Bossは以前、マクラーレンやメルセデスを介してF1に関与。その後はフォーミュラEで公式パートナーを務めていた。
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