ロバート・クビサは遠ざかっているラリーが恋しいと語るが、将来的にラリーに復帰したとしても、それは競争ではなく”楽しみ”のためだけだという。
元F1ドライバーのクビサは、2011年オフにイタリアで開催されたラリーイベントでクラッシュし、大怪我を負ったことでF1キャリアの中断を余儀なくされた。
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レース活動をラリーで再開させたクビサは、2013年から16年までWRC(世界ラリー選手権)に参戦していたこともあり、現在もWRCの動向を注視している。
クビサはF1で名声を得る以前からラリーに憧れていた。その実力も確かで、2013年のWRC2で優勝すると、その後の2シーズンはM-スポーツのフォード・フィエスタを駆ってトップクラスに参戦し、ステージ優勝14回、2014年のアルゼンチンでベストリザルトとなる6位を記録した。
しかしクビサのラリー活動は2016年が最後となっており、その後2019年にF1復帰。F1シートを失った後はDTMを経て、耐久レースを主戦場とした。今季はAFコルセからWEC(世界耐久選手権)のハイパーカークラスを戦っている。
今月、WRCラリー・ポーランドを訪れたクビサは、ラリーへのカムバックが期待されている。彼自身もラリーが恋しいと語った。
「正直なところ、ラリーが少し恋しいよ。ラリーの大ファンなんだ」
将来的に復帰したいかと尋ねたmotorsport.comに、クビサはそう答えた。
「でも、今は自分のレースプログラムでやることがあるから、2016年にラリーをやめてからは、ファンの立場、サポーターの立場からラリーを見ることが多くなった」
「(WRCで)何が起こっているのかは追っている。他の何よりも、ラリーをチェックしているんだ」
「もしちょっとした楽しみになるのであれば、(復帰は)イエスだね。でもそれは競争のスピリットではないんだ。当然、カレンダーの中には見ていて、走れたらいいなと思っているラリーもある。でも、そのためにどれだけの努力と準備が必要かを思い出すんだ。けど楽しむためにラリーに参加するのであれば、プレッシャーを感じることなく走れる」
クビサは現在、9メーカーが参戦し関心が大きく高まっているWECの活況の一翼を担っている。
クビサはWRCでも同じようにメーカーの関心を爆発的に高めることはできるはずだと考えており、ラリーはファンとメーカーに”特別なもの”を提供し続けていると信じている。
WRCがWECの足跡をたどるにはどうすればいいかという質問に対し、クビサは「複雑なテーマだし、様々な関係者の関与が必要になる」と答えた。
「WRCで今起きていることは、今の時代に始まったことではなく、おそらく僕がWRCに参加していた頃に始まった傾向だと思う。残念ながら現代の生活において、人々は違うスポーツを評価したり、(ラリーとは)違うレースを評価したりする傾向にある」
「ラリーには、特にファンの視点から見て、特別なものがあると僕は今でも思っている。一方WECでは、ここ2年でマニュファクチャラーが大きく増え、レベルも大幅に向上した」
「マニュファクチャラーが他のマニュファクチャラーを誘致している。これはラリーが苦労していることだ。さっきも言ったように複雑なテーマだが、幸いなことに僕がそれを考える必要はない」
「でもファンの立場からすれば、WECで起こったようなことが起こってほしい。それはとても特別で、誰にとっても有益なことだ。このようなことは長い間起こっていない。みんな努力しているし、特効薬がひとつではないとも思う。でも物事を改善しようとする努力が求められている」
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