MotoGP第9戦ドイツGPの決勝レースが行なわれた。優勝はドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤで、4連勝を果たした。
予選ではホルヘ・マルティン(プラマック)がポールポジションを獲得。スプリントレース勝利から連勝を目指した。2番手、3番手にはトラックハウスのミゲル・オリベイラとラウル・フェルナンデスが並んだ。
【動画】マルク・マルケス、得意のザクセンリンク初日にハイサイドで大クラッシュ
なおザクセンリンクを非常に得意としているマルク・マルケス(グレシーニ)は、初日の転倒で躓き、13番グリッドからのスタートとなった。
決勝レースはスプリントレースよりは涼しいコンディションで、気温は20度、路面温度32度の条件でスタート時刻を迎えた。
全30周の決勝レースは、マルティンがホールショットを奪ってスタート。オリベイラ、バニャイヤが続き、フェルナンデスはポジションを下げた。
1周目を先頭で終えたマルティンは逃げようとするが、オリベイラを抜いてきたバニャイヤが接近。2周目の最終コーナーでマルティンは追い抜かれてしまった。3番手以下はフランコ・モルビデリ(プラマック)、オリベイラ、アレックス・マルケス(グレシーニ)という並び。マルク・マルケスは先頭集団の隊列後方8番手で前を追いかけていた。
バニャイヤが大きくリードを築いていくことはなく、マルティンがピタリと後ろにつけた。しばらくアクションは無かったが、6周目のターン1でマルティンがインに飛び込んでオーバーテイク。先頭が入れ替わった。そしてバニャイヤは、9周目にモルビデリにも追い抜かれて、3番手に後退した。
なおこの頃、後方ではマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)のオーバーランもあり、マルク・マルケスが6番手まで浮上。トップ集団はまだ大きく離れておらず、表彰台も射程圏内と言える状況だった。
先頭に再び立ったマルティンは2番手のモルビデリと、0.6秒程の差があった。そしてバニャイヤはさらに0.5秒ほど後方という形で、しばらくは膠着状態が続いた。
レースが折り返しとなった15周目、モルビデリがバニャイヤに追い抜かれて2番手が交代。モルビデリは少しペースを落としていて、4番手のアレックス・マルケスにも迫られ、17周目にオーバーテイクされて表彰台圏内から脱落した。
マルティンとバニャイヤによる優勝争いは、互いに似たようなペースを維持し、0.7~0.8秒ほどの差からなかなか変わらない。この膠着状態がラスト5周まで続いた。
レース22周目、4番手のモルビデリがターン1でワイドに膨らんでしまった。マルク・マルケスはここでインを狙ったが、レーシングラインに戻ってきたモルビデリと接触してしまい、危うく転倒という場面があった。
これでマルク・マルケスは一時的にモルビデリから離されてしまったものの、モルビデリのペースが良くないため再び両者は接近。残り5周の最終コーナーでマルク・マルケスは4番手に浮上した。
優勝争いが動いたのは、残り2周。トップを走っていたマルティンが、ターン1で痛恨の転倒を喫してしまったのだ。まさかのライバルの自滅によってバニャイヤはトップへ浮上……残りの周回を安全に走りきって勝利を掴んだ。
2位争いは、追い上げのスイッチが入ったマルク・マルケスが、2秒近くあった差をわずか3周で削りとり、残り2周で弟のアレックスをオーバーテイク。反撃は許さず、兄マルクが2位、弟アレックスが3位となり、初めてマルケス兄弟が揃って表彰台に上がった。
そしてポイントリーダーだったマルティンが転倒ノーポイントに終わったことでバニャイヤが逆転し、10ポイント差のランキング首位で夏休みに入った。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、15位でフィニッシュ。ホンダ勢最上位でポイントを持ち帰った。ヤマハはファビオ・クアルタラロが11位。アレックス・リンスの代役として参戦したレミー・ガードナーは、20位でレースを終えた。
MotoGPはこれでサマーブレイクに入る。次戦は8月2日開幕のイギリスGPだ。
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