2023年4月23日、フォーミュラE第8戦がドイツのベルリンで行われ、ニック・キャシディ(エンビジョン)が今季初優勝、通算2勝目を挙げた。2位は開幕2戦以降成績が出せていなかったジェイク・デニス(アンドレッティ)が入り、3位にはジャン-エリック・ベルニュ(DS)が入っている。(文:河村大志)
ウエットで快走!アプト勢が初のフロントロー独占しR.フラインスがポールポジション獲得
ダブルヘッダーの第8戦はフリー走行から雨が降り、完全なウエットコンディションに。GEN3では初のウエットでの走行となった。そんな今季初の路面状況で行われた予選では予想外の展開が繰り広げられた。これまで一度もデュエルに進出することができていなかったアプトが2台ともファイナルに進出し、フロントローを独占してみせたのだ。
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グループAに登場したニコ・ミュラー(アプト)はグループ3位でデュエル進出、グループBのロビン・フラインス(アプト)もグループ2位でデュエル進出をきめ、アプトチームにとって初めてのクォーターファイナル進出となった。
しかしアプト勢の勢いは止まらず、ミュラー、フラインスの2台はライバルたちとのバトルに勝ち続け、なんとファイナルに2台ともに進出を決めた。ポールポジションはフラインスが獲得し、チームに初のポイントをプレゼントした。
前日のポールシッターであるセバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン・レーシング)が3番手、ジャン-エリック・ベルニュ(DSペンスキー)が4番手につけた。
N.キャシディが見事なエネルギーマネジメントをみせ今季初優勝
決勝は、予選8番手からスタートしたキャシディが今季初優勝を挙げた。予選での降雨は決勝までに止み、路面も乾いてドライコンディションでレースが行われた。
スタートでは順位の変動がなかったが、前線同様、先頭に立ちたくないという思惑により、フラインスやミューラー、ブエミらがアタックモードに入りポジションを下げる。こういった位置どりが行われたことによりレースペースも遅く、動きの少ない展開に。
ドライコンディションになり、ペースが上がらないアプト勢が後退する中、ブエミが接触の影響でフロントウイングにダメージを負ってしまい戦線から離脱してしまう。一方、ブエミのチームメイトであるキャシディがレース中盤からトップでレースを引っ張ることに。
不利な先頭を走るキャシディだが、うまくエネルギーをマネジメントしペースを落とすことなく周回。最終盤にはバッテリー残量に余裕がある2位のデニスが追い上げるも、キャシディはトップの座を死守しそのままトップでチャッカーを受けた。2位は第2戦以来の表彰台となったデニス、3位にベルニュが入り、前戦ウィナーのミッチ・エバンス(ジャガー)が4位に入っている。
2023 フォーミュラE 第8戦 ベルリンE-Prix 決勝結果
1位 37 ニック・キャシディ(エンビジョン・レーシング)1:06:.978
2位 27 ジェイク・デニス(アンドレッティ)+0.442
3位 25 ジャン-エリック・ベルニュ(DS)+1.292
4位 9 ミッチ・エバンス(ジャガー)+1.769
5位 13 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)+2.460
6位 7 マクシミリアン・ギュンター(マセラティ)+2.981
7位 94 パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)+3.545
8位 1 ストフェル・バンドーン(DS)+4.851
9位 51ニコ・ミュラー(アプト)+6.612
10位 33 ダン・ティクタム(NIO)+7.822
2023年ドライバーズランキング(第8戦終了時点)
1位 94 パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)100
2位 37 ニック・キャシディ(エンビジョン・レーシング)96
3位 25 ジャン-エリック・ベルニュ(DS)81
4位 27 ジェイク・デニス(アンドレッティ)80
5位 9 ミッチ・エバンス(ジャガー)76
6位 13 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)68
7位 10 サム・バード(ジャガー)62
8位 16 セバスチャン・ブエミ(エンビジョン・レーシング)57
9位 58 レネ・ラスト(マクラーレン)40
10位 5 ジェイク・ヒューズ(マクラーレン)32
2023年 チームランキング(第8戦終了時点)
1位:ポルシェ 168
2位:エンビジョン・レーシング 153
3位:ジャガーTCSレーシング 138
4位:DS 107
5位:アンドレッティ 103
6位:Nマクラーレン 72
7位:マセラティ 29
8位:マヒンドラ・レーシング 27
9位:NIO 19
10位:日産 18
11位:アプト 5
[ アルバム : フォーミュラE 第8戦 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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