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新型セレナ e-POWER/ガチ実走テストで見えた大きな進化!

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新型セレナ e-POWER/ガチ実走テストで見えた大きな進化!

新車試乗レポート [2023.07.28 UP]


新型セレナ e-POWER/ガチ実走テストで見えた大きな進化!

【2023年6月】中古ミニバン人気ランキングTOP20 みんなが注目するモデルはどれだ?

注目のNEWパワートレーンついに公道へ!
発電用に最適化された新開発1.4ℓエンジンと最新のe-POWERシステムを組み合わせたニューパワートレーンを採用した新型セレナ e-POWER。以前テストコースで試乗した際に印象的だった、洗練された走りと滑らかかつ力強いパワーフィールはリアルワールドではさらに魅力を増していた。

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久


家族でのロングドライブにも好適! 力強くて滑らかな走りが魅力だ
全方位で大きく進化!
日産の最新が満載だ
 ファミリー&レジャーに向けてミニバンはどうあるべきか。初代以来セレナは常にフレンドリー路線を歩んでいる。新型も同じだ。
小さな荷物の積み降ろしに便利なデュアルバックドアあり、以前はe‐POWERに設定のなかったスマートマルチセンターシートは新グレードのルキシオン以外に標準。従来型の親切設計を踏襲。セレナの良さはそのままなのだ。

 魅力の上乗せは走行性能や運転支援機能が中心になる。走行性能面では第二世代となったe‐POWERが見所だ。1.4ℓの専用新型エンジンや出力向上型モーターの導入などスペック面でも従来型を上回っているが、実際に走らせると余力あるいは力強さがランクアップ。とくに高速域でのゆとりが増加。高速加速性能だけでなく、車速の維持のしやすさなどドライバビリティ全般が大きく向上している。瞬発力などの演出を抑えて、地力を高めている印象だ。

 また、電子制御ブレーキの導入によりエンブレ回生強化のeペダルに頼らずに効率的な回生が行えるようになったのも進化の要点のひとつである。

 セレナといえば乗り心地重視のフットワークも特徴のひとつだが、単純な硬柔の評価では歴代で最も引き締まった設定。ただし、乗り心地の質が向上し、同乗者への優しさという点では従来車以上だ。

 サスチューニング要点はストローク速度。動き出しをスムーズにしながらストローク速度も抑えている。初動は柔らかく以後は腰を利かせるような感じだ。ストローク量を殊更に絞めていないので、ピッチもロールでの往なしがよく、揺れ返しも少ない。前後の接地荷重の変化も穏やかで、神経質な操舵なしで思い描いたラインにも乗る。ハンドリングも体幹がしっかりして頼もしくなった。

 運転支援ではルキシオン限定ながら高速道路同一車線ハンズオフ機能を備えたプロパイロット2.0を導入。トンネルなど通信状況が不安定になると解除されるのが少々煩わしくもあるが、先進の運転支援機能がファミリー&レジャーの主力クラスとなる2ℓ級1BOX型に導入されたのは注目に値する。セレナはニッサン先進技術をリードする立ち位置なのだ。

 なお、ルキシオンはe‐POWER専用グレードだが、その他のグレードはe‐POWERと2ℓガソリンを用意。今回は試乗しなかったがパワートレーン関連はともかくとしてフットワークについてはガソリン車も同等水準にある。従来車同様に手頃な価格で乗る人に優しいミニバンを求めるなら有力候補と言えるだろう。


NISSAN 新型セレナ
●発表:’22年11月28日
●価格帯:【ガソリンモデル】276万8700~353万5400円、【e-POWERモデル】319万8800~479万8200円
●問い合わせ先:0120-315232(日産自動車お客様相談室)


先代よりも排気量アップした新型エンジンを採用。発電用途に最適化されているのが特徴で、急勾配が延々と続く登り坂でも十分な発電量が確保されている。
ドライブインプレッション
精度の高い追従性とハンドリング
ドライバーも楽しくなる走りだ!
 e-POWERは高速を中心とした余力増が要点だが、ペダル操作に対する穏やかで精度感の高い追従性などコントロール性もより洗練された。また、登坂路など連続高負荷走行での騒音も穏やかであり、会話明瞭度も向上。乗り心地は揺れ返しが少なく落ち着きがあるのが特徴。コーナリング時の横Gの立ち上がりも滑らかで左右に振られにくいのも好感。ドライバーに余裕を与える落ち着きのあるハンドリングもあって山岳路も苦にならない。


新型セレナ e-POWER LUXION(FWD)
●車両本体価格:479万8200円
●ボディカラー:カーディナルレッド/スーパーブラック2トーン(有料色6万6000円高)
※試乗車は各種オプションを装着しています。

【主要諸元】セレナ e-POWER LUXION(FWD)
●全長×全幅×全高(mm):4765×1715×1885●ホイールベース(mm):2870●トレッド前/後(mm):1475/1485●最低地上高:(mm)135●車両重量(kg):1850●パワーユニット:1433cc直3DOHC(98PS/12.5kg・m)+モーター(最高出力:120kW/315N・m)●トランスミッション:1段固定式●WLTCモード総合燃費(km/ℓ):18.4【市街地モード:20.4、郊外モード:19.5、高速道路モード:17.0】●駆動用バッテリー:リチウムイオン電池(総電圧350V、総電力量20kWh)●燃料タンク容量:52ℓ(レギュラー)●サスペンション前/後:ストラット式/トーションビーム式●ブレーキ前/後:ベンチレーテッドディスク式/ベンチレーテッドディスク式●最小回転半径(m):5.7●タイヤサイズ:205/65R16


新型セレナ e-POWER ハイウェイスターV(FWD)
●車両本体価格:368万6100円
●ボディカラー:利休-リキュウ/スーパーブラック2トーン(有料色7万7000円高)


進化したプロパイロットパーキングにも注目!

白線などで駐車枠が区切られていない場所でも自動駐車機能が使えるようになった。自宅駐車場などでも利用しやすいのはありがたいところだ。

新型セレナ e-POWER AUTECH
内外装が特別仕立てのオーテック仕様もラインナップ。フロントグリルの意匠やサテンシルバーで統一されたロアスカートなど全体的に上品な印象だ。シートやインパネのソフトパッドなども専用となる。


●車両本体価格:415万300円(※持ち込み登録)

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みんなのコメント

43件
  • 本末転倒-POWERに名前を変えた方がいい。
    欧州の連中は頭悪いのか?
    それを真似するのもどうかと思うけどね。
    あ、日産はル○ー傘下だった…
  • こんなの買うやつ、頭悪すぎる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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