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予選はEWC・SSTの両クラスでBMWが最速。YARTヤマハとヨシムラSERTの王者争いも白熱/EWC第4戦ボルドール24時間

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予選はEWC・SSTの両クラスでBMWが最速。YARTヤマハとヨシムラSERTの王者争いも白熱/EWC第4戦ボルドール24時間

 2024FIM世界耐久選手権(EWC)第4戦ボルドール24時間耐久ロードレースのレースウイークが始まっている。9月12~13日の2日かけてフランスのポール・リカール・サーキットで予選1回目と2回目が行われ、#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM(イルヤ・ミハルチク/マーカス・ライターベルガー/ハネス・ソーマー/イェーニヒ・ヤン・オレ)が3年連続でポールポジションを獲得した。

 10日火曜日にプライベートテストがあり、11日水曜日の車検日を挟み、12日木曜日から公式セッションが開始された。天候はレースウイークを通して晴れ、気温は10度台から20度前半のドライコンディションだが、プライベートテストから台風のような強風が吹いており、ライダーによればマシンが振られるようだ。

【順位結果】2024EWC第4戦ボルドール24時間 予選

 風は北西から南東に向けて吹いており、1.8kmのミストラルストレートでは追い風。BMW勢が最高速が速いこともあり、350km/hを記録している。そんななか予選1回目で暫定ポールを獲得したのは#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMだった。2番手は#1 YART - YAMAHA、3番手は#12 ヨシムラSERT Motulとチャンピオン争いをしているランキング上位2チームだ。

 また、SSTクラスでは#25 Team Étoileが暫定ポールを獲得。しかし、大久保光がトラブルによりタイムを出すことができなかったことや、他チームは予選2回目にかけていたこともあり、ポジション争いは2日目に持ち越された。

 翌13日の予選2回目も同様のコンディションで、風も強かった。スリップストリーム頼りの走りをするライダーも多く、集団で走る場面もあった。もちろん集団で走るとオーバーテイクでタイムを落とすことにもなるが、#1 YART - YAMAHAのブルーライダーでありこのレースで引退することを表明したニッコロ・カネパもクリアラップをとれずに苦戦していた。

 そして、2回の予選の結果でポールポジションを獲得したのは#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM、2番手は#1 YART - YAMAHA、3番手は#12 ヨシムラSERT Motulと初日とトップ3は変わらなかった。#5 F.C.C. TSR HONDA FRANCEは5番手、#11 KAWASAKI WEBIKE TRICKSTARは8番手スタートだ。

 SSTクラスでは、タイムの更新が多く見られて、#9 TECMAS MRP BMW RACING TEAM、新規チームの#713 Hungarian Endurance Racing Team by Moto-Jungle、#25 Team Étoileのトップ3と順位が入れ替わった。結果的に、Formula EWCクラスもSuperstock(SST)クラスもBMWが制し、さらにSSTクラスは上位3台ともにBMW M1000RRを使用しているチームとなった。

 シルバン・ギュントーリが欠場したことによりソーマーを擁すBMWモトラッド、グレゴリー・ルブランの欠場によりダビド・チェカを起用したKWTの走りはどんなものになるのか。そしてカネパの引退レースとなるYART -YAMAHA、グレッグ・ブラックが復帰したヨシムラSERT Motulのチャンピオン争いに、3戦ともに成績を残せておらず猛追するF.C.C. TSR HONDA FRANCEのバトルが明日は見られるだろう。

 日本人が参戦しているチームは、#25 Team Étoile(渡辺一樹/亀井雄大/大久保光/川崎祥吾)が12番手(SSTクラス3番手)、石塚健が所属している#14 MACO RACING TEAMが23番手、綿貫舞空が所属している#36 3ART BEST OF BIKEが25番手(SSTクラス13番手)となっている。

 翌14日の15時(日本時間22時)からは決勝レースがスタートする。両クラスで王座を獲得するのは、そして優勝するのはどのチームになるだろうか。

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みんなのコメント

1件
  • まーさん
    ブリヂストンのタイヤ問題で、既に通常の戦いでなくなってる。
    タイヤ壊さない様に残り時間を走るゲームになってるし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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