住友ゴム工業、ダンロップ＆ファルケンによる2023年モータースポーツ活動計画を発表

　3月9日、住友ゴム工業は2023年度のモータースポーツ活動計画を発表した。引き続き、ダンロップおよびファルケンブランドにおいて、四輪、二輪の国内外のモータースポーツ競技でトップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーにタイヤ供給を行い、モータースポーツの裾野を広げるべく活動を展開していく。

　まず、四輪モータースポーツ活動においては国内最高峰のスーパーGT GT500クラスに参戦するModulo Nakajima RacingのホンダNSX-GTに加え、GT300クラスの5チーム6台にダンロップタイヤを供給する。

　また、『全日本ラリー選手権』、『全日本ジムカーナ選手権』、『全日本ダートトライアル選手権』、『全日本カート選手権』のといった幅広いカテゴリーへのタイヤ供給に加え、『TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup』への協賛も継続されることが明らかにされた。

　さらに、若手ドライバーの育成を目的にとした『フォーミュラ･リージョナル･ジャパニーズ･チャンピオンシップ』、『FIA-F4選手権』、『スーパーFJ選手権』や、『TCRジャパンシリーズ』、『VITA RACE』、『BMW & MINI Racing』などへのワンメイクタイヤの供給を行う。また、既報のとおり住友ゴム工業ではサステナブル原材料比率を高めたレースタイヤの開発にも取り組んでおり、一部のレースへ投入を目指しているとのことで、今後の展開にも注目したいところだ。

　そして、住友ゴム工業は2023年度も『ニュルブルクリンク24時間レース』に『ファルケン・モータースポーツ』としてエントリーする。新型ポルシェ911 GT3Rの2台体制で、総合優勝を目指す。また、SP4Tクラスへ参戦する『スバルテクニカインターナショナル』の『SUBARU WRX NBR CHALLENGE』にもタイヤ供給を行い、欧米を中心に高い評価を得ている『ファルケン』ブランドのさらなる価値向上を目指すとしている。

　また、二輪モータースポーツ活動では、世界最高峰のロードレースである『FIMロードレース世界選手権』のMoto2、Moto3クラスにワンメイクタイヤ供給を行い、レースに参戦するライダーの足元を支える。『FIM世界耐久選手権シリーズ』では、『BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM』と『KM99』の2チームに、オフロードレースでは、13年連続全階級制覇の記録を持つ全米選手権『AMAスーパークロス』と『モトクロス世界選手権』へタイヤを供給する。

　国内においては、『全日本ロードレース選手権』をはじめ、さまざまなカテゴリーにおいてライダーをサポート。『NSF100 HRC トロフィー』のジュニアチャンピオンシップクラスなどの育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することで、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組みむとしている。

　ダンロップ、ファルケンの2ブランドを通じてさまざまなモータースポーツ競技にタイヤを供給する住友ゴム工業。2023年四輪＆二輪のタイヤ供給カテゴリー、並びにモータースポーツ活動計画概要一覧は、住友ゴム工業のオフィシャルサイトを確認してほしい。