PHEV化で出力・トルクともに大幅向上
BMW Mは、第7世代となる次期M5に、最高出力「700ps以上」の新しいハイブリッド・パワートレインを搭載することを、同社に近い関係者が明らかにした。
【画像】次期BMW M5は最高出力700ps超の電動セダンへ【プロトタイプを現行モデルやライバルと写真で比較】 全98枚
2024年に発売予定の次期M5は、従来のガソリンエンジンからプラグインハイブリッド・システムに切り替え、パワーとパフォーマンスの向上を目指すものである。
現行モデルの発売から2年弱、次期モデルの詳細はまだ公にされていない。しかし、AUTOCARが入手した情報によると、大規模な技術的変更の中で、リアマウントの電気モーターを採用するようだ。
BMW製の同期モーターで、現行の第6世代M5が搭載するツインターボ4.4L V8エンジン(S63)の改良型と組み合わせされるという。電気モーターの採用により、出力は200ps以上、トルクは30kg-m以上増加し、合計出力は800ps近く、最大トルクは100kg-mに達すると予想される。
トランスミッションは現行モデルと同様、シフトパドル付きの8速トルクコンバーターATを使用。完全可変の四輪駆動システム(xドライブ)により、パフォーマンス重視の走行モードではリアバイアスの出力配分が行われるだろう。
高性能の電動セダンへ EVモデルも登場か
現在開発テストが行われているプロトタイプでは、現行の545e xドライブと同じサイズの12.0kWhバッテリーを使用しているとされる。このバッテリーは通常、リアシート下に搭載され、354V、最大11kWで充電することができる。
このバッテリーが次期M5に採用されるかどうかは不明だが、BMW Mは超急速放電特性を持つ独自の高性能バッテリーを開発していることが示唆されている。
次期M5のプロトタイプは以前、ドイツ・ミュンヘン郊外のBMW M本社周辺の道路でテスト走行しているところを目撃された。シャシーも大幅に改良されているようで、フロントとリアのトレッド幅が拡大されていることが確認できる。
ライバルであるメルセデスAMG GT 63 Eパフォーマンス4マチック+は、4.0L V8ツインターボエンジンとリアマウントの電気モーターを組み合わせ、合計で843psと141kg-mを発生させる。
最近のメディア報道では、次期M5に完全EV仕様も導入される計画が示唆されていた。AUTOCARは、次期EVセダン「i5」の高性能モデルが計画されており、その名称は「i5 M60」となる可能性が高いと考えている。
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みんなのコメント
いまの4.4Lのピュアエンジンを壊れるまで楽しむとするか…
適当な記事がもう当たり前のようですね