3年以上“手つかず”となっていたアストンマーチンの世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラス参戦計画が、再始動することになりそうだ。
レッドブルF1と共同開発されたヴァルキリー。このヴァルキリーをベースとしたレース専用モデルは、当初ル・マン・ハイパーカー(LMH)としてWEC最高峰クラスに投入される予定だったものの、LMP2ベースのLMDhが同クラスに組み込まれたことを受けて、2020年2月以降は「再検討」となり、その後3年にわたって音沙汰がなかった。
■アストンマーチン、一度は頓挫したヴァルキリーのLMH計画”復活”か? ル・マン復帰にオーナーが興味
しかしmotorsport.comの調べでは、アストンマーチンと、コンピューターゲーム界の巨人ゲイブ・ニューウェルが支援するハート・オブ・レーシングは、2025年からの参戦開始に向けて、構想中のマシンをサーキットへ持ち込む契約を結ぶと見られている。
アストンマーチンとハート・オブ・レーシングの契約はまだ成立していないものの、あと数週間で締結する可能性があると見られている。
アストンマーチンがLMHプログラムに関してサプライヤーと話をしていることは周知されており、すでにLMHプログラムを率いる主要スタッフの配置を行なっている。
その中には、今年初めにアストンマーチン・パフォーマンス・テクノロジーズ(AMPT)に加わったアダム・カーターも含まれている。カーターは、かつてウイリアムズF1でエンジニアリングディレクターを務めた人物だ。
アストンマーチンはLMHプログラムの再始動向けて取り組んでいることを公式には認めていないものの、motorsport.comがコメントを求めた際には、ブランドとしてのスポーツカーレースのDNAを強調し、継続的に選択肢を評価していると述べた。
「我々はハイパーカークラスの成長に勇気づけられていて、100周年記念のル・マン24時間レースが大成功を収めたのは、その輝かしい一例だ」と広報担当は言う。
「モータースポーツは常に変化するモノで、もちろんグローバルなハイパーカーブランドとして、我々はこのクラスを事細かに注視している」
ハート・オブ・レーシングの代表であるイアン・ジェームスは、アストンマーチンがDBR1で制した1959年のル・マン24時間を再現する計画が進んでいることを示唆している。
「我々は常に新しいモノに目を向けている」とジェームスは言う。
「これまで国際的なスポーツカーレースの最高峰クラスにステップアップしたいという願望は公言してこなかった」
「しかし、現時点ではまだ何も合意していないし、サインもしていない」
アメリカ・フロリダを拠点とするハート・オブ・レーシングは今季から、ノースウェストAMRに代わってWECのLM-GTE Amクラスに参戦。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権では既に成功を収めており、2022年のGTデイトナでタイトルを獲得し、今年のデイトナ24時間レースではクラス優勝を果たしている。
ヴァルキリーLMHの計画は、WECとIMSA両方に投入される意図があることを除けば、まだ不明な点が多い。
LMH車両の開発は引き続きマルチマティック・モータースポーツが主導すると理解されているものの、アストンマーチンF1チームの拠点があるシルバーストンのAMPTのコントロール下で実施されることとなる。
ヴァルキリーのレース仕様マシンのコンセプトは、当初の計画からほぼ変わっていないと考えられており、コスワースと共同で市販車用に開発した6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンはレース仕様でも活かされる一方で、後輪のハイブリッドシステムは搭載しないようだ。
この構成は、ヴァルキリーのサーキット専用バージョンであるAMR Proにも採用されており、2021年のAMR Pro発売時には「まだ見ぬレース仕様マシンの技術を取り入れた」とアストンマーチンは認めていた。
参戦が実現すれば、アストンマーチンとしてル・マン最高峰クラスを走るのは2011年以来となる。この時はプロドライブがチーム運営を担当していたが、今回のヴァルキリーLMHプログラムには関与していない。
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