生産が終了した古いクルマ、それが市場価値の高い希少なクルマであれば普段乗りするのは気が引けてしまうものです。しかし今回取材したGood-bye Chalonさんは愛車のエスプリで近所のコンビニから遠方のツーリングまでこなすそうです。しかもエリーゼも所有する本人いわく「エリーゼより便利」なんだとか。
オーナー:Good-bye Chalonさん(31歳)
車両:ロータス エスプリ
グレード:ターボ
年式:1983年式
在住:神奈川県
走行距離:8万9000マイル=約14万2400km(取材時)
リトラのカローラIIに憧れて…NAロードスターに乗る25歳のうれしい悲鳴
〇:直線的で低いシルエットのデザイン
×:内装が劣化しているのとオリジナル復元ができないこと
■キャブ車に乗ってみたい
Good-bye Chalonさんがこのエスプリを手に入れたのは25歳の時で、そこから6年間エスプリを所有し続けています。23歳の時にロータスエリーゼを購入していて(現在も所有)、若くして筋金入りのロータスフリークになったオーナーとも言えます。
「高校生の時にエリーゼを知ったんです。“軽くて楽しいクルマ”…そんなフレーズを聞いて“乗ってみたい!”と漠然と思い、社会人になって購入しました」
そこからエスプリ購入のキッカケとなったのは、何となく旧車が欲しいと思い始めたことだったとか。
「もともと父親が古いシトロエンを所有していて、カーライフをスタートさせてからいろいろと交流を持ったこともあり、何となく“旧車が欲しいな”、“キャブ車が欲しいな”と思ったんです」
そんな何となくの思い付きからエスプリという選択に行きついた経緯も、あまり特別な意味はなかったそうです。
「ロータスのキャブ車でと考えた時、選択肢に挙がったのはヨーロッパ、エラン、そしてエスプリでした。エリーゼで軽快なハンドリングが好きになったわけですが、ヨーロッパやエランだとエリーゼとキャラクターがかぶるかなと思ってエスプリを探そうと思ったんです。もちろん、スーパーカー的な直線基調のデザインがいいと思ったというのもあります。ジウジアーロデザインを採用している年式(ニューシェイプではない)、予算、これらの兼ね合いで探して見つけたのが現在所有しているターボでした」
■最初の大規模作業が後のエスプリライフを支えている
キャブターボとなると、始動性に難があったり気温や標高など状況の変化にコンディションが左右されやすかったり、そんな印象があるかもしれません。しかし、Good-bye Chalonさんは普段使いから長距離ツーリング、あらにはサーキット走行も数回こなしているそうですが、特に苦労したことはないとのことです。しかし、それは所有の初期に行った大がかりなリフレッシュがよかったと振り返ります。
「エスプリを所有し始めて半年くらいの時に、オイルの減りが異常で、ヘッドからの水漏れも発見したのでショップに見てもらうことにしたんです。最初はヘッドまわりだけで済むかと思ったのですが、ピストンが欠けているのがわかり結局オーバーホールすることになりました。大きな問題ではありましたが、この時のオーバーホールやキャブセッティングが今の好調につながっていると思います。長い目で見れば正解でしたね」
エンジンオーバーホールを行ってからは、トラブルらしいトラブルはほとんどなく、強いて言えばデフギヤが欠けたことくらいとのこと。トラブルフリーなのがGood-bye Chalonさんがエスプリを普段使いしている大きな理由となっているのかもしれません。
取材時「エリーゼもあるのに…そのほうが普段楽じゃない?」と思った筆者ですが、「路面とのクリアランスはエスプリの方があるので、エリーゼより行ける場所が多いと思いますよ!」とGood-bye Chalonさんは笑顔で話していました。3年ほど前に九州にエスプリで行ってきたとのことで、行きはフェリー、帰りは自走だったそうですが、特にトラブルなく無事に九州から帰ってきたとのこと。この九州ツアーで「結構イケる!」と確信をもったそうです。
■いつかはエスプリでスキーに
基本的に今のオリジナルに近い状態をキープしたままにしていきたいとのこと。いずれは同じカラーでオールペンをしたいそうです。オリジナルという面で苦労するのが内装とタイヤだそうで、内装のレザーは同じようにレストアできないとのことで、どうするか悩んでいるそうです。また、タイヤはフロント195/60R15、リヤ235/60R15となっていて新品で購入できるリヤタイヤが現在装着しているグッドリッチくらいしかないんだとか。
また、Good-bye Chalonさんがこのエスプリでやってみたいこととして「映画007のようにリヤハッチにスキー板を積んでスキーに行きたいですね!」と語っていた。いろいろな所に遠慮なくエスプリで行ってしまうGood-bye Chalonさんのことなので、エスプリでスキーに行く日も近いかもしれません。
〈文と写真=西川昇吾〉
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント