先日、ウイリアムズは2024年シーズンのF1に投入する新車FW46のカラーリング発表を行なった。実際のマシン自体はまだ公開されていないが、シミュレータでFW46を試したアルボンは、昨年のピーキーなFW45から「全く異なるフィーリング」だったと変化を歓迎した。
FW45はここ数年のウイリアムズの中では比較的オールラウンドに速さを発揮したものの、モンツァGPやカナダGPのようなダウンフォース性能がそれほど重要視されないサーキットに適している一方で、高速かつ距離の長いコーナーをもつハイダウンフォースサーキットなどでは弱点が露呈して、チームは苦戦を強いられた。
■ドライバーとしてのピークを迎えるアルボン。ウイリアムズ残留を望むも、鍵となるのはチームの進化「今の僕には勝てるマシンが相応しいと思っている」
来る2024年シーズンに向けて、ウイリアムズはFW46でハンドリング特性を改善し、より幅広いジャンルのサーキットでパフォーマンスを発揮することを目指している。
イギリス・グローブにあるシミュレータでFW46を試したアルボンは、FW45とフィーリングが「全く違う」ことに勇気づけられているという。
「とても違う。何よりもフィーリングが違うから、異なるドライビングスタイル(が必要)になる」とアルボンは言う。
「あまり早い段階から言いたくはないけど、FW45には一貫して限界があって、特にモナコやバルセロナのようなサーキットへ行くと、それが浮き彫りになった」
「僕らにとっては低速域が常に大きな課題で、ブレーキングも僕らにとって常に大きな課題だった。高速かつ長いコーナーも僕らにとっては難しかった」
「間違いなく、シミュレータではこれらの部分が改善されているのが分かるけど、同時に全く異なるドライビングスタイルになる。サーキットを走れば、問題を個々に理解することができる」
ウイリアムズの2024年シーズンに向けた変更点のうち、どの程度がアルボンのフィードバックに基づいているのか? との質問に対して彼は次のように答えた。
「僕だけでなく、チームメイト全員の意見だ。僕が(ウイリアムズの)マシンに乗っていなかった2020年と2021年でさえ、同じ問題を抱えていた。ここ4~5年のウイリアムズのマシンには常に固有の問題があった」
「今年は特に、FW46に集中するためFW45の開発時間を少し犠牲にした。このマシンでもう少しアグレッシブに攻め、マシンのDNAを本当に変えようとするため、FW45のアップデート量を減らした。それが計画だ。それが実現するかどうか見てみよう」
ウイリアムズは2023年シーズンに計28ポイントを獲得し、シーズン後半に勢いを増したアルファタウリ相手になんとかコンストラクターズランキング7位に踏みとどまった。ただ、ランキング6位のアルピーヌは計120ポイントを獲得しており、ウイリアムズの前には大きな壁がそびえ立っている。
ウイリアムズが今年大きな進歩を遂げることができるという楽観的な見方がある中、アルボンはFW46が期待通りのオールラウンダーとなればポイントランキングで大きな差を縮めることは正しい目標だと捉えている。
「昨年の順位を見てもらえば分かると思う。僕らはアルファタウリをギリギリで抑えたけど、6位や5位との実際のギャップを見てみると、かなり大きなジャンプが必要になる」
「アルピーヌの先では、アストン、マクラーレン、メルセデスとの差もかなり大きい。基本的に、その時点でトップ集団に入ることになる」
「アルピーヌと戦い、トップ集団に食い込みたい。チームとしてはそれが現実的なパフォーマンス予想だし、どうなるのか見てみよう」
「表彰台や優勝は、現実的に今年は無理だと思う。入賞の常連になれれば良いね」
「マシンのアプローチを変えたけど、トップ6やトップ5のようなチームになるためには一貫性が必要だ。モナコやバルセロナなど苦戦を強いられたサーキットでどのような結果を残せるのか、とても興味がある」
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