フェラーリやアルファロメオが投入した、フラップ外側が大きく下がる形状になったフロントウイング。レッドブルはこの選択をしなかったが、その決断には間違いないと確信しているという。
今季のF1は、オーバーテイクが生まれやすいマシンを実現するため、レギュレーションが改訂が加えられた。その結果各チームは、全く新しい形状のフロントウイングを考案しなければならなくなった。
■F1”雑感”解説:アルファロメオ……その”不思議な”フロントウイングの狙いは?
シンプルな形状になり、その上幅が広くなったフロントウイング……失われたダウンフォースをいかに取り戻すかという点については、各チームの判断が分かれた。
レッドブルやメルセデスなどは、これまでと同じような形状のフロントウイングを選択した。しかしフェラーリやアルファロメオなどは、これとは異なる解決策を採ってきた。そのフラップは、翼端板の手前で薄くなり、翼端板のかなり低い位置で接続するような格好になったのだ。これにより、フロントタイヤの周辺に直接空気を流そうとしているようだ。
もしこの解決策が正しいということが証明されれば、ライバルチームもこれに追従する可能性もある。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、現在使っているフロントウイングは、マシン全体のコンセプトに適したモノになっているため、現在の状況を心配する必要はないと考えている。
ライバルたちが異なるコンセプトのウイングを使うことについて、心配することはないのかと尋ねられたホーナー代表は、「心配するだなんて、少し極端だね」と語った。
「しかし、様々な努力を見るのは実に興味深い。しかし1カ月後のメルボルンで、この初日に使ったモノを見なかったのなら、それも興味深い」
フロントウイングは、マシン全体のエアロパッケージに、大きな影響を及ぼすパーツである。そのため、そのコンセプトが変更されれば、大きな影響が及ぶ可能性があることをホーナー代表は認める。
今年中にフロントウイングのコンセプトを変更する可能性について尋ねられたホーナー代表は、次のように答えた。
「それはどれだけ変更したいかということによるだろう」
「もちろん、空力に関する全てのモノは、他の全ての要素に連携して機能している。フラップを見て、その形を変えたいと言うだけでは済まないのだ。それを変更すれば、明らかにマシンのその他の部分にも影響を及ぼすだろう」
「我々が選んだコンセプトには満足している。そして、それがシーズン中にどう発展し、それをどう開発していくのかを見ていくことになる」
ホーナー代表曰く、ニューマシンRB15の設計段階で、様々なアイデアを検討したという。そして全てのチームのウイングは、2019年中に進化するだろうと考えたようだ。
「我々はたくさんの異なるシナリオを検討した」
そうホーナー代表は語る。
「我々が選んだ道は、我々のコンセプトに最も適していると感じている。フェラーリのコンセプトでうまくいくとは、言うべきではない」
「シーズンが進んでいくにつれ、それは進化していくと確信している。ここで見たマシンが、メルボルンで目にするマシンとよく似ているだろうとは、私は考えていない」
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