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みんなも乗ってる「日野」 VWが認めたトヨタグループのトラック・バスメーカー

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みんなも乗ってる「日野」 VWが認めたトヨタグループのトラック・バスメーカー

日野ブルーリボン・シティ・ハイブリッド

日本初の量産ハイブリッド・バス

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日本初の量産ハイブリッド・バスとして2005年1月に登場したのがブルーリボン・シティ・ハイブリッド。ルーフに乗ったインバーター・ユニットとボディサイドの「Hybrid」レタリングで識別できる。その環境性能が認められて日本各地のバス会社に採用され活躍している。

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日野ブルーリボン・シティ

バス界のデザインを変えた

それまでの質実剛健なスタイリングを捨てて、彫りの深いスタイリッシュなフロントデザインを採用してバス界に衝撃を与えたのが2000年6月デビューのブルーリボン・シティだった。当初は乗り口に段差のある1/2ステップ仕様のみで、ワンステップ車を見慣れた今の目では車体部分がちょっとクラシカル。



日野ブルーリボンII

「エルガ」の日野仕様

2003年に合理化のため、いすゞ自動車とバス管理部門を合併したジェイ・バスが設立される。2004年に車体を製作する日野車体工業・いすゞバス製造の2社がジェイ・バスに合併され、そこで誕生したのがいすゞの路線バスであるエルガ。その日野向けとして全く同じデザインで用意されたのが日野ブルーリボンIIだった。



レインボーHR系標準ボディ

クラス初のノンステップ車

車幅が2300mmの中型路線バスでクラス初のノンステップ車として1999年12月に登場したのがレインボーHR系だ。道幅の狭い路線に対応して製作されたモデルで、標準仕様の全長は9mと大型バスの平均より短く取り回し易いことから人気を博した。スタイリングは以前のデザインをそのまま引き継いでいた。



レインボーHR系ショート・ホイールベース

愛称「チョロQ」

ナローボディのレインボーHR系には、より狭い道幅や乗客数の少ないの路線に対応できるように全長7mという超短いボディを備えるショート・ホイールベース(3350mm)仕様が用意されていた。前後に圧縮されたスタイリングから、マニアの間では「チョロQ」と呼ばれて親しまれていた。



レインボーHR系ロング・ホイールベース

愛称「もやし」

全幅が狭い狭隘路線用に開発されたレインボーHR系はオールラウンドに使えることから、大型バスと同じ全長10.5mのロング・ホイールベース版も用意された。使い勝手の良さから大手バス会社に採用されるヒット作となった。こちらは細くてひょろっと長いことからマニアの間では「もやし」と呼ばれている。



レインボーHR系特装車

横浜でおなじみの改造ボディ

バスの世界にもスペシャル・ボディを纏う車両が存在する。横浜市交通局がベイエリアの観光スポットを巡って運行される「あかいくつ号」は、レインボーHR系9m車をベースに路面電車風のスタイルに東京特殊車体で改造されたもの。このほか都バスや各地のバス会社でも同様の改造車が活躍した。



日野レインボーII

いすゞ4灯、日野2灯

レインボーHR系の後継モデルとなったのは、先に紹介した大型路線バスのブルーリボンIIと同様にいすゞが製作した中型路線バスであるエルガミオの日野版となるレインボーII。基本的にエルガミオと共通でいすゞ車のヘッドランプが角4灯タイプなのに対し日野車は角2灯タイプになるのが識別ポイント。



日野メルファ

車幅2mの小型バス

車幅2mで全長7mクラスの小型バスとして送り出されていたのがメルファだった。2mという車幅は最近のスーパースポーツより狭いほど。2011年にフルモデルチェンジが行われてメルファIIに進化するが、前ドアの観光・自家用タイプのみの展開となり、路線タイプはポンチョがその任を受け継いだ。



日野ポンチョ

2006年度グッドデザイン賞受賞

リエッセをベースに、新たな時代の小型ノンステップバスとして2006年に登場したのがポンチョ(2代目)。初代はPSA製のシャシーとパワートレインを使用していたが、2台目は日野が全て開発した。当初は丸2灯式ヘッドランプの愛らしいスタイリングが特徴で、2006年度グッドデザイン賞を受賞している。



日野セレガ

日野の大型観光バスといえば…

日野のラインナップにはもちろん大型観光バスのセレガも用意されている。開発は日野が担当し、他の現行モデルと同様にいすゞブランドでガーラとして販売されるが、細部のデザインが変わる。ボディタイプはスーパーハイデッカ(SHD)とハイデッカ(HD)の2タイプあり、それぞれにハイブリッド版が用意されていた。



日野ポンチョ・ミニ・コンセプト

2013年のコンセプトバス

バスの世界にもちゃんとコンセプトカーが存在する。2013年に開かれた第43回東京モーターショーで発表されたのは、都市部の公共交通の方向性を示す電気自動車(EV)のコミュニティバスを具体化したポンチョ・ミニ。コンセプトカーとはいえ、既に実用化されている部分もある。



日野セレガ 先進安全技術搭載車

大型バスも運転支援装備の時代

大型バスの世界にも運転支援装置が採用されている。高速道路の走行が多い観光型のセレガには、「PCS/歩行者検知機能付き衝突回避支援タイプ」を始め「ドライバーモニター」、「車線逸脱警報」、「スキャニングクルーズII」が採用され、高い安全性が不可欠な観光バスの事故を未然に防止する。

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