スーパー耐久で実績のある実力派チーム
日本を代表するGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。GT300クラスは国内外のメーカーがしのぎを削っている。世界的に人気のFIA GT3車両をはじめ、JAF-GT、マザーシャシーと3タイプのマシンが混走し、毎戦で激しい戦いが繰り広げられている。今シーズンを戦う27台のなかから、今回は20号車シェイドレーシング GR86 GTで戦う「SHADE RACING」を紹介しよう。
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参戦2年目ながら勝利を狙える体制が整う
1947年に設立された自動車内装部品メーカーの林テレンプを母体とするチームで、86/BRZレースを経て、2018年よりスーパー耐久での活動を開始。2022年よりスーパーGTへの参戦を開始した。
マシンはトヨタGR86で、平中克幸/清水英志郎をドライバーに抜擢。2022年はニューカマーとして苦戦を強いられ、ベストリザルトは第5戦・鈴鹿での7位に終わったが、2023年はSHADE RACINGのさらなる飛躍が期待されている。
まず、マシンはコーナリング性能が高く、2022年にはデビューイヤーながら勝利を挙げているトヨタGR86を引き続き採用。参戦2年目でセッティングが進みつつあるうえ、GR86ユーザーとしては唯一のダンロップタイヤ装着車となることから、コンディション次第では上位争いに加わってくるはずだ。
もちろん、ドライバーラインナップにおいても平中/清水を継続。平中はGT500クラスを含めてスーパーGTの経験が豊富で、しかもGT300クラスでは、いろいろなマシンを乗り継ぎながら計10勝をマークしたスペシャリストであることから、トヨタGR86も平中のリーディングで「勝てるクルマ」に仕上げることができるだろう。
若手の清水もFIA-F4で活躍したほか、スーパー耐久では2021年にST-4クラスでチャンピオンに輝いているだけにロングレースの戦い方についても熟知している。このベテラン平中と若手の清水のコンビネーションは相乗効果を生む可能性が高く、チームにとってもポジティブな化学反応を生み出すに違いない。
もちろん、SHADE RACINGも新興チームながら、2019年および2021年のスーパー耐久でST-4クラスのチャンピオンを獲得するなど、技術力およびレースオペレーション能力は高い水準にある。スーパーGTにおいても参戦2年目を迎えてデータが蓄積されてきただけに、さらなる飛躍を遂げることだろう。
残念ながら序盤の3戦は目立った成績を残せていないが、ノビシロが多く無限の可能性を持つだけに、2023年の中盤戦以降はSHADE RACINGの20号車に注目したい。
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