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新型アルファード/ヴェルファイア大研究~インテリア詳細見くらべ~

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新型アルファード/ヴェルファイア大研究~インテリア詳細見くらべ~

車種別・最新情報 [2023.08.10 UP]


新型アルファード/ヴェルファイア大研究~インテリア詳細見くらべ~
ミニバン界のビッグネーム「アルファード&ヴェルファイア」が待望のフルモデルチェンジ。従来以上にプレミアムキャラを追求した新型は、これまでの高級車のあり方を変えていきそうな見逃せない一台だ。気になるエクステリアをチェック!

新型アルファード/ヴェルファイア どう変わった?エクステリアデザイン大研究!

●文:川島 茂夫 ●写真:奥隅 圭之


TOYOTA 新型アルファード/ヴェルファイア・インテリア大研究
ドライバー視点での改善で
コックピット感が大きく上昇
「直感的に新型と理解できる」のは、インパネ周りも同じだ。ステアリング奧にはしっかりしたフードを纏ったメーターが置かれ、中央上部には大型ディスプレイを配置。レイアウト自体はオーソドックスであり、従来型と大きく変わっていないのだが、従来型では操作系や情報系を上下に幅のあるインパネに填め込むようなデザインを採用しているのに対して、新型は棚状のインパネに載せるようなデザインを採用している。機能部の存在感を強めながらも、先進感やドライバーズカーらしさが強化されていた。
 外観の項でも述べたように従来型に比べると、カウルトップ部が低く見えるが、それはコックピット周りにも表れている。高さを抑えた棚状のインパネであり、上下の幅が大きめな従来型に比べると、圧迫感が減少している。さらにデザインの連続性が高いセンターディスプレイからコンソールの処理により、コックピット感の演出も強まった。操作動線や視線を考えれば設置位置に大きな変更はないのだが、見た目の印象は大きく変わり、このキャビンデザインもオーナードライバーへの訴求力のひとつになっている。

キャビンイメージは
さらに上級仕立てへ
 2列目/3列目シートについては、外観や前席周りほどの変化は感じないが、これは従来型ですでにショーファードリブンとしての役割が明確になっていたことが大きい。贅を凝らしたシートデザインや広いキャビンを活かした寛ぎの空間は、新型でさらに磨きがかけられ、まるで旅客機のファーストクラスとも思える出来栄え。この高級感のグレードアップはインテリアの特徴だ。
 ちなみにカタログに記載された室内長は、従来型よりも約20cmほど短くなっているが、殊更に変わった印象は受けない。新型も余裕十分の設定であり、実際にセカンドシートの座った印象も従来型と同様に「アル&ヴェルのセカンドシートはゆったりだなあ…」としか思えない。
 シート設定は、セカンドキャプテンシート仕様(7名定員)のみで、セカンドシート周りの装備の仕様がグレードによって多少異なるが、座り心地や寸法的な余裕などは目立った差がなかった。サードシート格納は、基準位置と後方位置での分割側方跳上式を新規採用したことが面白い。従来型はサードシートに厚みのある座面構造を採用したこともあって、跳ね上げ格納時に出っ張ってしまい邪魔に感じることもあったのだが、少し前方側でも跳ね上げが可能となったことで、シート部分をサイドウインドウの凹みに格納できる。側面に対してフラットにはならないが、出っ張り具合は大きく軽減されているため、荷室を使用する時には重宝できる機能だ。


【新型アルファード】インテリア

撮影車はエクゼクティブラウンジで、内装色はニュートラルベージュ。加飾は屋久杉のうずら杢をモチーフとした「UZURAMOKU」を採用する。ドライバーを包み込むクルーザーのようなコックピットをイメージしている。

コンソール中央に配置される14インチディスプレイはタッチ操作にも対応。全グレードが上級機能のディスプレイオーディオプラスが組み合わされるなど、車載ITの充実ぶりも光る。

エクゼクティブラウンジの2列目シートは、目玉の「エグゼクティブラウンジシート」。伸縮オットマンも備えた豪華シートで、プライベートジェットのような最上級のおもてなし空間を演出。

エグゼクティブラウンジシートは、モード選択や可動部の操作はフル電動。操作は脱着も可能な専用リモコン「リヤマルチオペレーションパネル」で行う。

センター側のアームレストには、列車や飛行機などに備わっているような回転格納式のテーブルを配置。天板内側にはバニティミラーも採用される。

天井の中央には照明機器や各種収納を配置した大型ルーフセンターコンソールを設置。車内照明は、全体を60ルクスの明るさで照らすLEDドームランプと手元を照らす読書灯が備わっている。

3列目シートは左右跳ね上げ式。荷室部分はボディ相応の広さがあり、一定のユーティリティ性能を持つが、シート座面の厚みの影響で格納時のスペース効率は今ひとつ。

【新型ヴェルファイア】インテリア

撮影車はZプレミア。基本的なレイアウトはアルファードと同じだが、内装色でも差別化が図られる。この仕様はヴェルファイア専用となるサンセットブラウン。

天井の中央には照明機器や各種収納を配置した大型ルーフセンターコンソールを設置。車内照明は、全体を60ルクスの明るさで照らすLEDドームランプと手元を照らす読書灯が備わっている。

ステアリングは本革巻きタイプ。ZプレミアにはDARK BROWN(木目調)の加飾も加わる。ステアリングヒーターやドライバーモニター・カメラも装着している。

Zプレミアの2列目シートは、2席キャプテン仕様のエグゼクティブパワーシートを採用。こちらもオットマンやアームレストが備わるなど、快適性は申し分なし。

3列目シートは、2箇所のポイントで跳ね上げ格納が可能。後ろ寄りが通常ポジションで、少し前目のポジションでの跳ね上げも可能。前目で跳ね上げるとウインドウ部の窪みに収まるので、出っ張り具合がかなり緩和される。

通常時の荷室スペースはかなり手狭。リヤゲートはパワーバックドア仕様だが、停止する位置を自由に設定できる機能も備わっている。

【新型アルファード/ヴェルファイア】2列目シートラインナップ
2列目シートは2タイプ設定。共にキャプテンシートだが機能面に大きな差がある。


エクゼクティブラウンジシート

スライド/リクライニング/オットマンの電動化とメモリー機能を備え、電動マッサージ機能やシートベンチレーションや、シートヒーターを装着。シート表皮はナッパレザーを採用。屋久杉のうずら杢目モチーフの加飾を用いた格納式テーブルも備わる。また、オーディオや空調等の操作が可能な着脱式タッチパネル型リモコンも装備される。

エグゼクティブパワーシート

エクゼクティブラウンジシートに対して、パワースライドやメモリー機能、マッサージ機能、着脱式リモコン等が省かれる。シート表皮も合成皮革になるが、カップホルダーを備えた大型アームレストや折り畳み式サイドテーブル、シートヒーターやシートベンチレーションを装備。従来型のエクゼクティブラウンジに近い設定だ。

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みんなのコメント

23件
  • 今日も嫉妬だらけのアンチさんが頑張ってますね。
    ご苦労様です。
  • ステキな人やモノは嫉妬からは逃れられないでしょうね賞賛と表裏一体の感情心理というのが本質なのですから。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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