ヴァレオは、2025年1月6日から10日までラスベガスで開催されるCES 2025に出展し、次世代モビリティ技術を披露すると発表した。同社は2014年からCESに参加しており、今回も電動化や自動運転、ソフトウェアなどの最新技術を紹介する。
今回のCESでヴァレオは、セントラルプラザとPiero'sの駐車場の2か所に展示ブースを設ける。セントラルプラザでは電動化やADAS、ライティング、持続可能性に関する最新技術を紹介。一方、Piero'sの駐車場では、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)向けの包括的なソリューションを展示する。
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注目すべき技術の一つが、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)とのパートナーシップによる新しいSDVソリューションだ。これには、テストと検証に関するサービスも含まれる。また、ヴァレオの独自ミドルウェア「vOS」も紹介される。vOSは車両ソフトウェアのバックボーンを形成し、ドメイン間のシームレスな統合を可能にする。
自動運転技術では、ヴァレオのLiDAR Scala 2を搭載したメルセデスベンツ『EQS』を展示。このシステムはドイツで最高時速75kmでの自動走行が可能なレベル3システムだ。さらに、認識スタックを備えた次世代LiDAR Scala 3のデモンストレーションも行われる。
その他にも、AWSを利用した新しいソフトウェアソリューション「AssistXR」や、224個のRGB LEDを装備した世界初の量産車フロントフェイシア、電動化技術など、幅広い革新的技術が紹介される予定だ。
ヴァレオは自動車産業の未来に向けて、従来の内燃エンジン車からEV、PHEVまで、あらゆるタイプの車両にソリューションを提供している。同社の展示は、急速に変化する自動車技術の最前線を体感できる貴重な機会となる。
持続可能性への取り組みも注目だ。ヴァレオはステランティスと共同で、天然資源の消費を最大99%削減する業界初のカメラのリマニュファクチャリングを発表する。また、ルノーとスエズによる「The Future Is NEUTRAL」と共同で高電圧インバーターのリマニュファクチャリングも行っている。
CES 2025でのヴァレオの展示は、自動車産業が直面する技術革新と持続可能性の課題に対する同社の先進的なアプローチを示すものとなる。
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