■「M2」ベースの本格レース車両
BMW日本法人は2025年7月7日、「M2 Racing(エムツー・レーシング)」を発表し、購入受付を開始しました。
【画像】超カッコイイ! これが全長4.5mの「コンパクトスポーツカー」です!(57枚)
同車はサーキット専用モデルです。
M2は2015年に登場した2ドアコンパクトスポーツカーです。2ドアクーペ「2シリーズ クーペ」をベースにBMWのモータースポーツ部門であるBMW M社が手掛けたハイパフォーマンスモデル(Mモデル)です。
1972年にデビューした「2002ターボ」や、1980年代に活躍した「M3(E30型)」など、歴代のMモデルのキャラクターであるコンパクトボディのFRスポーツという特徴を受け継いでいます。
現行型(G87)は2代目で、2022年10月に登場。コンパクトな車体に3リッター直列6気筒ターボ「S58B30T0型」エンジンを搭載。6速MTもしくはスポーツ8速ATを組み合わせています。
前後の重量バランスは理想とされる50:50に近づけ、高いハンドリング性能を確保しました。
走行性能面では、ボディやドライブトレインパーツにアルミニウム素材を多用して軽量化と図るとともに、ボディ補強なども行い、剛性を向上。
加えて可変式の「Mアダプティブサスペンション」を採用し、スポーツドライビングと街乗りでの乗り心地の両方を確保しました。
ボディサイズは、全長4580mm×全幅1885mm×全高1410mm、ホイールベース2745mmです。
エクステリアは2シリーズ クーペを基本に、Mモデル共通のアグレッシブなデザインを採用。3つの大型ロアインテークは四角型で、BMWのアイデンティティである「キドニーグリル」は直線的なフレームレス型を装備するなど、戦闘力の高さを予感させます。
今回登場したM2 RacingはBMW M社が開発したサーキット専用モデルです。レースシーンでの高いパフォーマンスを発揮しながらも、扱いやすい車両サイズと価格によって、カスタマーレーシングにおけるエントリーモデルだといいます。
パワートレインは直列6気筒ではなく、2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力313PS(230kW)、最大トルク420Nmを発揮。これにモータースポーツ専用のソフトウェアにより制御される8速ATを組み合わせています。
走行性能では、専用製造されたドライブシャフトや、タイヤの左右回転差を抑制するプリロード型の個別冷却システムを備えた機械式LSD、KW製モータースポーツ専用ショック・アブソーバー(非調整式)、調整可能なモータースポーツスタビライザーを採用。
加えて、専用の18インチホイール×グッドイヤータイヤ、Mコンパウンドブレーキ、ブレーキクーリングシステムのほかに、調整式スピードリミッターや10段階調整のトラクションコントロールも搭載。
本格的なレーシング走行をサポートします。
ボディはDMSB(ドイツ・モータースポーツ連盟)認定のFIAレギュレーションに準拠した溶接式セーフティロールケージを装着し、ルーフも専用の軽量CFRP素材に変更。レギュレーションに準拠した牽引用フックも備えます。
新BMW M2 Racingの価格(消費税込)は2100万円で、全車右ハンドルのみ。取扱店はBMW正規ディーラーの2店舗で、モトーレン東都(東京都)およびエルベオート(大阪府)となっています。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
ってなんねーわ!編集仕事しろ!
嫌悪感を抱く人が多いんだから直そうよ!
M2は良いクルマです。