ピレリスーパー耐久シリーズに参戦するD'station Racingは3月1日、ホームページ上で2019年の参戦体制を発表した。今季はスーパーGT GT300クラスに『D'station Racing AMR』としてアストンマーティン・バンテージGT3を投入するが、ST-Xクラスでもアストンマーティンを使用。また、ST-1クラスには昨年から継続してポルシェ911 GT3 Cupで参戦する。
2017年からエンターテインメント企業であるネクサス株式会社のCSR活動として、スーパーGTをはじめスーパー耐久等さまざまなシリーズに参戦を開始したD'station Racing。2018年はシーズン途中で参戦を一時休止していたが、2019年はGT300同様アストンマーティン・バンテージGT3を投入。佐々木主浩総監督のもと、強力な体制でST-Xクラスに復帰することになった。メンテナンスは、2018年までスーパー耐久ではGT-Rを走らせていたKTRが務め、スーパーGTと同じ体制となる。
スーパーGT:D'station Racing AMRのバンテージGT3がシェイクダウン! ドライバーも好感触
発表されたカラーリングは、スーパーGT同様にD'stationのグリーンをベースにしているところは共通だが、スーパーGTと異なりD'station Racingのイメージカラーであるライトグリーンのラインが組み合わされる。スーパーGTではAMRがチーム名に入ることからAMRイエローが施されるが、スーパー耐久ではアストンマーティンのロゴもついておらず、こちらは純粋にカスタマーレーシングとしての活動と言えそうだ。
ドライバーは、チームオーナーでもあり、ル・マン24時間参戦を決めた星野敏をAドライバーに、Cドライバーに近藤翼を起用する体制。Bドライバーについては、GT300クラスのD'station Racing AMRのドライバーからスケジュールを調整して参戦するという。
現段階では、第1戦鈴鹿と第2戦スポーツランドSUGOについては、藤井誠暢がKONDO Racingでのニュルブルクリンク24時間参戦に向けVLN参戦を優先すると思われることから、アストンマーティンワークスドライバーで、バンテージGT3の開発ドライバーであるダレン・ターナーが参戦することになった。WEC世界耐久選手権でも活躍するターナーの参戦は話題となりそうだ。
なお、第3戦富士24時間については、シリーズポイント権をもつAドライバーの星野がル・マン24時間のテストデーに参加することから、残念ながらST-Xについては欠場となる。
一方、2018年から参戦を開始したST-1クラスは、昨年から継続してポルシェ911 GT3 Cupを使用。こちらもチームのイメージカラーに合わせたカラーリングが施され、『D'station Porsche』として参戦する。
ドライバーはリードドライバーである織戸学に加え、Aドライバーに星野辰也、Cドライバーに浜健二を起用。昨年から体制を継続している。なお富士24時間では、Dドライバーにポルシェの豊富な経験をもつ小林賢二と、Eドライバーにカレラカップ2018年王者の近藤を起用する。
D'stationはシリーズのタイトルスポンサーも務めているが、2台の参戦によりさらにシリーズを盛り上げてくれることになりそうだ。
D'station Racing ピレリスーパー耐久シリーズ2019参戦体制
チームプリンシパル:星野敏
チーム総監督:佐々木主浩
チーム監督:武田敏明
メンテナンス:KTR
ST-Xクラス
カーナンバー:777
車両:アストンマーチン・バンテージGT3
車両名:D'station Vantage GT3
ドライバー:
A 星野敏
B D'station Racing AMRのSUPER GTドライバーよりスケジュールを調整中
(第1戦・第2戦はダレン・ターナー)
C 近藤翼
ST-1クラス
カーナンバー:47
車両:ポルシェ911 GT3 Cup
車両名:D'station Porsche
ドライバー:
A 星野辰也
B 織戸学
C 浜健二
(富士24時間ではD:小林賢二/E:近藤翼)
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