サバンナ・スポーツワゴンは延長戦に
ヤフオクを舞台に開催されるBHのコレクションカー・オークションの第6回目が開催された。
今回の主役格は、ランチア・ラリーの生産1号車という貴重な1台と、まず目にすることのできないマツダ・サバンナ・スポーツワゴンだ。
ランチア・ラリーはオリジナルにこだわったレストアが施され、完璧なコンディションにある。一方サバンナ・スポーツワゴンはもともと生産台数が少なく、現存する車両は極めて少ない。
このほかにポルシェ964ターボ3.2が年式違いで2台と、ポルシェ991 GT3 RS MR、アルファ・ロメオ8Cコンペティツィオーネ、ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4スーパー・トロフェオが用意された。
また第4回目のオークションで落札されなかった車両とメモラビリアが、価格を見直して出品。メモラビリアの一部は1円スタートとされ注目を集める。
オークションは10月25日からスタートし、31日20時過ぎに終了するスケジュールで行われた。人気を集めたのがマツダ・サバンナ・スポーツワゴンで、55分も延長される入札合戦の末563万5300円で決着がついた。
ランチア・ラリーのスタート金額は8160万円と高かったが、生産1号車という希少性と完璧なコンディションが認められ1件の入札がありスタート金額で落札された。
相場に比べてお得 メモラビリア
年式違いで用意されたポルシェ964ターボ3.2は、1994年モデルが人気を集め50分にも及ぶ延長の末3410万1100円で終了。
1993年モデルは2501万1100円で落札された。
このほかのクルマと、再出品された車両たちは惜しくも流れてしまった。また、2輪レーサーのホンダRC213Vの公道版として約200台が製作されたRC213V-Sは、2710万円で終えている。
そして今回特筆しておきたいのは、コレクションNo.4オークションで落札されなかったメモラビリアが人気を集めたこと。
なかでもフェラーリのF1パーツは、世界的な相場に比べ格安だったことからほとんどが落札されている。
F-104Gスターファイター・フェラーリ仕様のソリッドモデルやオブジェ、書籍などは1円スタートということから好調な結果となった。
オートモビリアの結果をみると、ヤフー・オークションで行われているため、幅広い層が興味を示したこともあり、現実的な価格設定が重要であることが理解できた。
今後はコレクター向けのパーツや、メモラビリアの充実に期待したい。
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