内蔵バイザーとインカム装着のしやすさが抜群
イタリアの老舗から機能満載のツーリングフルフェイスが登場。インカムが抜群に装着しやすく、ワイドな内蔵バイザーなども快適だ。
●文:沼尾宏明 ●写真:真弓悟史 ●取材協力:デイトナ TEL0120-60-4955 https://www.daytona.co.jp
ケーブルが露出せず、帽体の安定感も優秀
新機構に意欲的なノーランが、またもアイデア満載の新作、X-903をリリースした。レーシングモデルX-803譲りのエアロフォルムを継承するが、用途はツーリング向けで、軽量なカーボン&ケブラーの複合帽体に内蔵サンバイザーを融合。最大の特徴はインカムの取り付けやすさだ。配線が外部に露出しないため、見た目がスマートな上に風切り音も抑制。余ったケーブルの収納ポケットなど細部の工夫も見事だ。
実際に被ると、タイトでスポーティなX-803と違い、頬を中心にやさしくもしっかり頭全体を包み込む印象。首裏のベルトによってセンターパッドの位置をずらし、被りの深さを変更できるのも便利だ。
吸気ダクト全開だと40km/h程度から額上部に走行風を感じる。周囲の音は比較的聞こえるが、100km/hでも不快な風切り音や巻き込み風はなく、帽体も安定していた。
驚いたのは内蔵バイザーのクリアな視界だ。紫外線をほぼ全てカットするUV400仕様で、冬晴れの日差しでも周囲がよく見えて快適。ワンタッチ式バックルも備え、まさにツーリングに好適な一品だ。さらに、装着が簡単なマグネット式シールドシステムも目からウロコだった。ほぼ曇らない「ピンロックシート」が付属しているのもありがたい。
―― 【COLOUR VARIATION】セナター(左)、モダンクラス(右) ※タイトルカットは「カバルカーデ」
◆[NOLAN]X-lite X-903
●価格:5万9400円(モダンクラス)/6万9300円(セナタ―)/7万1500円(カバルカーデ) ●色:カバルカーデ=青、つや消し黒、セナタ―=白、モダンクラス=つや消し黒、白 ●サイズ:S/M/L/XL ●規格:SG
【結論】スポーティなのに安楽。貴重なモデルだ
ツーリング向けながら、レーシーな外観で空力性能にも優れ、快適機能も揃う。あまり例のないヘルメットと言えるだろう。特にインカムを使うライダーに強く勧めたい。より軽さを追求したい人は、今春発売予定のカーボン版をチェックだ。
[NOLAN]X-lite X-903 のディテール
―― 【スポイラーが優れた空力特性を発揮】風洞実験で決定したX-803のエアロ帽体を継承。ダクトは額が3段階、口元は2段階に開閉できる。いずれも大型で操作しやすい。
―― 【スッキイリ配線!インカムのコードを内部に通せる親切設計 】チンガード左側のゴムを外すと、配線用の穴(横16×縦6mm)が出現。見た目も空力の面でも有利だ。この部分はフラットでインカムの固定もしやすい。
―― 【内部にもインカム用の工夫が随所に】マイクやφ40mmスピーカー用ホールのほか、余ったケーブルの収納ポケットを帽体の左内側に完備。ケーブルを通す溝まで切られ、ブラブラすることもない。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「車線減少の手前で抜かされそうになり、負けじと加速したら鳴らされました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「どっちもどっち」「いちいち喧嘩売るなよ」の声も…実際法律では誰が悪いのか
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
【早くも1万台超え】安価でも豪華装備、業界もザワつく大穴SUV「フロンクス」の “強みと弱点”
高すぎる「クルマの税金」が大変化? 「二重課税」や「ガソリン税」解消なるか! もはや“旧すぎる”「複雑な自動車税制」現状の課題は? 電動化の今こそ「変わるチャンス」か
新車204万円! 7人乗れる「“最安”ミニバン」に反響殺到!? 「すごい安い」「これしかない!」 国産「ダントツで安い」けど“これで十分”! トヨタの「お買い得車」とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?