もくじ
ー W177型 4代目Aクラス
ー MFA2プラットフォーム:新型のパッケージは?
ー インテリア:トランクは? ゴルフと比較
ー 会話口調もOK 「ヘイ、メルセデス」
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W177型 4代目Aクラス
新型Aクラスのハッチバック車は、向こう3年間で8車種まで展開されるスモール・メルセデスの第1弾だ。技術面、コネクティビティ面でヨーロッパにおける当セグメントの先頭に立つべく完全新設計。アウディA3スポーツバック、BMW 1シリーズ、フォルクスワーゲン・ゴルフに匹敵する快適性と洗練性を身につけたという(写真赤は、コンセプトAサルーン)。
ある幹部社員は、「室内空間は広く、快適に。新次元のコネクティビティと操作性を得て、より完成されたものになりました」と明かす。
「技術面や安全面でクラスの先頭に立つべく全方面において大きく進歩しています。現行のC、E、Sクラスと多くの部分が同等のレベルですし、むしろ進んでいるところもあります」
MFA2プラットフォーム:新型のパッケージは?
新型Aクラスの基本構造は、現行のMFAプラットフォームを大幅改良したもの。MFA-2と名付けられた新プラットフォームは、アルミと高張力鋼板の比率を高めることで、捻り剛性の向上と軽量化に貢献した。
既報の通り、社内コードW177となる新型Aクラスは、外観をがらりと変えてきた。デザイン責任者ゴーデン・ワゲナーは、その大胆なルックスを「プレデター・フェイス」と呼んでいる。新世代CLSのように、パナメリカーナ・グリルに似た幅広のフロントグリルが低く配置され、後方のフェンダーへ向かって伸びたヘッドライトと相まって尖鋭的な印象を放つ。
スタイリング・パッケージは、(AMGモデルではない)標準車ではスタイル、プログレッシブ、AMG-ラインの3種類を用意。ボディは先代の5ドア・レイアウトを踏襲しつつ、
・全長:120mm伸びて4419mm
・全幅:16mm伸びて1796mm
・ホイールベース:30mm伸びて2729mm
と大型化され、トレッドも拡大されたという。
ホイールハウスも広げられ、標準車にも初めから19インチのホイールがオプション設定されることになった。
インテリア:トランクは? ゴルフと比較
ボディが大きくなったとはいえ、空力はエンジンベイやボディ下面の平面パネルの採用により向上。高速走行時の風切り音を大幅に抑制できたことが、セグメントをリードする洗練性のベースになっているとメーカーは謳う。
さらにハイビーム・コントロールとシティ・ハイウェイモード切替機能を備えたメルセデス・マルチビームLEDヘッドライト、ならびにコーナリングライトも採用された。
ボディ拡大によって室内も広がり、
ヘッドスペース:前席7mmプラス/後席8mmプラス
ショルダースペース:前席9mmプラス/後席22mmプラス
エルボースペース:前席35mmプラス/後席36mmプラス
とそれぞれ拡大されている。
現行型では不満の声もあったトランク容量は、371ℓ(約30ℓプラス)と発表され、フェイスリフト後のゴルフよりも9ℓ少ない水準まで迫ってきた。
室内空間の拡大はもとより、A・B・C各ピラーを細くしたことで視界も改善。またドア開口部が拡大され、特に後席の乗降性が良くなったという。
外観と同様にインテリアもダッシュボードの素材品質が高まり、5連円形エアベントやセンターコンソールのスイッチパネルを備えるなど、完全に刷新された。
会話口調もOK 「ヘイ、メルセデス」
メルセデスが最も強調するのが、走行関連の機能やインフォテインメント・システムを統合する機能。そのインターフェースとなるダッシュボード上部の大画面パネルは、Aクラスでは10.3インチ2台となっている。
デジタル画面のメニュー操作は、過去10年にわたりダイヤル操作だった。しかし新型Aクラスでは、第6世代Comandシステム、NTG(ニュー・テレマティクス・ジェネレーション)6.0により、中央のモニターでインフォテインメントとナビゲーションをタッチ操作できるようになる。
新システムには地図学習機能といくつかのAR(拡張現実)機能が与えられ、現行Sクラスよりも先進的になっている。
オプションの種類は、新型のプレミアム志向を反映して膨大だ。例えば、480✕240ドット・フルカラーのヘッドアップディスプレイ、会話口調でもクルマと対話できるボイスコントロールシステム、マッサージ機能付きフロントシート、ステアリングホイール・ヒーター、空調ダクト照明と64色の車内アンビエントライトなどである。
運転支援機能としてはメルセデスで初めてステレオ・カメラを装備するとともに、最近公開されたドライブ・アウェイ・アシストやエグジット・アシストという死角探知支援機能などを採用。メルセデスの上位モデルよりも多くの機能を採り入れている。
また、既存のパーク・アシストも360度カメラを備えた高度なものに進化。さらにドイツの多くの次世代コンパクトカー勢と同様に、Car-to-X(車車間・路車間)通信をサポートし、他車と交通情報を通信・共有することも可能となっている。
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